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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第20章 教団編―救済―
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第1話 マイロの過去①

『魔法使いの家系に生まれた魔法が使えない娘は……』


『六歳の誕生日を迎えるまで男として育てられる』


 それが魔法使いの家に伝わる習わしだ。だけど、僕はその逆だ。

 魔法使いであることを隠すために男のふりをしている。

 これはみんなを危険に巻き込まないために必要なことだった。

 なぜなら、魔法使いだと知られれば、教団が僕を……僕の大切な人たちごと殺そうとやってくるからだ。



   *



 普通の人が足を踏み入れない深い森の中。

 隠される形でその建物はあった。


司祭「みなさん。おはようございます」


団員「おはようございます」


 司祭様が団員のみんな一人一人に挨拶をしていく。


マイ「おはようございます」


 私も他の団員と同じように挨拶をした。


司祭「おはようございます。……お母さんはどうしたのですか?」


マイ「お母さんは昨日の夜からずっと礼拝堂でお祈りをしていて……」


 グ~。


 私のお腹が鳴った。

 昨日の夜から何も食べていないのだ。


司祭「やれやれ。信心深いのはいいことですが、度が過ぎるのも考え物ですね。……マイ。食堂に行きましょうか」


マイ「はい!」


 私は司祭様と一緒に食堂へと向かった。

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