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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第19章 少年の恋心編―前編―
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第20話 浴室にて②

ロイド「そうか。マイロが風呂を沸かしてくれたのか」


マイロ「うん。お兄ちゃん、いつも頑張ってるから労ってあげようと思って」


ロイド「マイロ……」


 嬉しくて俺の目から涙が「ポツリ」と零れる。


マイロ「ご、ごめん。ちから……強かった?」


 俺の背中をタオルでゴシゴシ洗っていたマイロの手が止まった。


ロイド「いや、違うんだ。マイロの優しさが胸に沁みて……。本当にありがとな」


マイロ「お兄ちゃん……。ぼ、僕で良ければ毎日だって背中を流してあげるし……。他にして欲しいことがあったら何でも言って! 僕、お兄ちゃんの役に立ちたいんだ」


ロイド「ま、マイロ~~」


 俺がマイロに抱きついた。


マイロ「お、お兄ちゃん?」


ロイド「お前のような弟を持ってお兄ちゃんは幸せ者だ~」


 今まで体を支配していた倦怠感が全て吹っ飛んだ。

 これで明日からの特訓も頑張れる!


ロイド「マイロ、大好きだ~」


マイロ「も、もう、大袈裟だよ」


 マイロが困った顔をしながらも笑った。


ロイド「アハハッ」


マイロ「アハハッ」


 俺とマイロが一緒に笑う。

 そのとき……


『ヒラリ』


 マイロが腰につけていたタオルが落ち……


マイロ「わあーー!!」


 マイロがあわててタオルを拾い前を隠した。


マイロ「……見てないよね?」


ロイド「えっ、見てないけど」


マイロ「良かった……」


 マイロがほっとしながら胸をなでおろす。

 そんなに見られるのが嫌なのか?

 まあ、無理に見るつもりはないが……


マイロ「そ、それじゃ、僕はこれで……」


 マイロが浴室から出て行こうとする。


ロイド「待てよ」


 俺がマイロの手を掴んで引き留める。


マイロ「ど、どうしたの?」


 マイロが驚いた顔をする。

 そんなマイロに対して俺は……


ロイド「マイロは風呂入らないのか?」


 素朴な疑問を投げかけた。

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