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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第19章 少年の恋心編―前編―
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第19話 浴室にて①

レナ「隙だらけです」


ロイド「いてっ」


 母さんとの剣の特訓。

 それが終わったあとは……


ミレイ「さあ、行くわよ。ロイドくん!」


ロイド「こ、来い! ……ぐはっ」


 ミレイさんとの特訓で一方的にボコられる……

 そんなハードな毎日が続いた。



   *



ロイド「今日も疲れたな……」


 ボロボロの体を引きずりながら浴室を目指す。

 まあ、ボロボロと言ってもミレイさんの治療のおかげで体には傷一つ無いんだが……


ロイド「……なんか体が重いんだよな」


 治せるの傷だけで体に溜まった疲れまでは取れない――それが回復魔法である。

 しかし、そんなことを俺が知るはずもなく、倦怠感の理由も分からず日々を過ごしていた。


ロイド「よいしょっと」


 服を脱いで浴室に入る。

 既に夜遅く、風呂を沸かす体力もないのでシャワーだけを済ませよう。

 そう思っていたのだが……


ロイド「あれ? 風呂が沸いてる?」


 誰が沸かしたんだ?

 もしかして、ミレイさん?

 だったら、いったん出てミレイさんのあとに入るか。

 俺が引き返そうと浴室の扉に手を伸ばすと……


『ギィー』


 俺が開けるより先に扉が開いた。


ロイド「み、ミレイさん! ごめんなさい! すぐ出ます!」


 俺がすぐに両手で目を隠す。

 そのかいあって、なんとかミレイさんの裸は見ずに済んだ。

 あとはミレイさんが許してくれるかどうかだが……


?「アハハッ」


 笑い声が聞こえた。


マイロ「お兄ちゃん。僕だよ」


ロイド「なんだ。マイロか」


 俺が顔から手を離す。

 目の前にはタオルを腰に巻いたマイロがいた。

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