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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第19章 少年の恋心編―前編―
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第12話 悲しきモンスター

ミレイ「ギルドっていうのは人々からの困りごと……お願いを取りまとめてくれる場所でね。私たち冒険者はそのお願い叶えるのがお仕事なんだ」


ロイド「人々のお願いを叶える……まるで、ヒーローみたいだね」


 俺が冒険者に対する感想を述べた。


ミレイ「う~ん。あくまでギルドにきたお願いだけで……。それにお金も依頼料としてしっかりもらうからヒーローと呼ばれるとちょっと違うかも?」


ロイド「お金をもらったらヒーローじゃないってこと?」


ミレイ「それは、まあ……。あっ、でも、それは私の考えだから気にしなくていいよ。ロイドくんが私をヒーローだと思いたければ好きなだけ思って!」


ロイド「やっぱ、冒険者はヒーローじゃないかも」


ミレイ「酷い! 私を見て決めたでしょ!」


 『アハハ』と、俺とミレイさんが笑う。

 この孤児院に来てから昔のように笑えるようなった。


ロイド「ごめん、冗談だよ。ミレイさんも、母さんも……、この孤児院のみんなが俺のヒーローだよ」


 それが俺の本心だった。


ミレイ「ロイドくん……。ほんと、あなたっていい子ね!」


 『わしゃわしゃ』とミレイさんが俺の頭を撫でる。


ロイド「いたたっ。もう少し手加減してよ」


ミレイ「あら、ごめんなさい」


 ミレイさんが俺から手を離した。


ミレイ「昔から手加減が苦手なのよね……。全身から溢れるパワーを抑えきれなくて……」


ロイド「そ、そうなんだ……」


 俺が後ずさる。

 ミレイさんは悲しき筋肉モンスターだった。

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