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第8話 レナとの出会い①
俺が孤児院に来たのは……いつだっただろうか。
正直よく覚えていない。
そんなに昔ではなかったような気がするし、遠い昔のような気もする。
ただ、それでも……レナが俺を出迎えてくれたことだけは覚えていた。
*
レナ「初めまして。私はレナ。よろしくね」
シスター服を着た女の子――レナが言った。
ロイド「…………」
俺は何も答えなかった。無愛想に黙っている。
レナ「こっちですよ」
レナが俺の手を引いて孤児院の中を案内する。
そこには俺よりも幼い子供たちがいた。
レナ「私はここの院長で、みんなのお母さんなんです。もし、困ったことがあったり、甘えたくなったら遠慮なく言ってください。お母さんがなんでもしてあげます」
レナが年相応の可愛らしい笑顔を見せた。
『バサバサ』
レナのシスター服の右腕の袖が大きく揺れる。
レナには……右腕が存在しなかった。




