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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第19章 少年の恋心編―前編―
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第8話 レナとの出会い①

 俺が孤児院に来たのは……いつだっただろうか。

 正直よく覚えていない。

 そんなに昔ではなかったような気がするし、遠い昔のような気もする。

 ただ、それでも……レナが俺を出迎えてくれたことだけは覚えていた。



   *



レナ「初めまして。私はレナ。よろしくね」


 シスター服を着た女の子――レナが言った。


ロイド「…………」


 俺は何も答えなかった。無愛想に黙っている。


レナ「こっちですよ」


 レナが俺の手を引いて孤児院の中を案内する。

 そこには俺よりも幼い子供たちがいた。


レナ「私はここの院長で、みんなのお母さんなんです。もし、困ったことがあったり、甘えたくなったら遠慮なく言ってください。お母さんがなんでもしてあげます」


 レナが年相応の可愛らしい笑顔を見せた。


『バサバサ』


 レナのシスター服の右腕の袖が大きく揺れる。

 レナには……右腕が存在しなかった。

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