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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第19章 少年の恋心編―前編―
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?―1話 狂った日常

 ?年後――消えた歴史。


ロイド「ふぁ~、良く寝た」


 俺が孤児院で目を覚ます。


ロイド「みんなもおはよう」


 大好きなみんなに挨拶をする。


子供たち「…………」


 残念ながらみんなは黙ったままだった。

 それもそのはず俺の言うみんなは物言わぬ石像なのだから。


ロイド「さあ、今日も人助け頑張るか~」


 身支度を終え、玄関に向かう。


シスターA「…………」


シスターB「…………」


 俺を出迎えてくれたのは子供たちを庇う形で石像になってしまった二人のシスターだった。

 結局、庇いきれずにみんな石像に変えられてしまった。

 騎士団に助けられた俺以外は……


ロイド「母さん。ミレイさん……。行ってきます」


 俺が二人に挨拶を済ませ、孤児院の外に出る。


魔物「…………」


 孤児院の外には石になった魔物たちの残骸が転がっている。


ロイド「お前たちも災難だったな。まあ、同情はしないけど」


 俺が残骸を蹴飛ばす。

 石像となった魔物たちを砕いたのは他でもない。この俺だ。腹いせにやった。


ロイド「呪いは術者を殺せば解ける……。必ず術者を殺してみんなを助けるからね」


 俺は決意を胸に歩き……


オルガ「…………」


 俺が足を止めた。

 そこには呪いをかけた術者を殺し、石像となった俺を救ってくれた命の恩人……騎士団団長の石像が置かれていた。


ロイド「いや、違うな。本当の術者はまだ生きている。だから、みんな呪いが解けていないんだ」


 俺が自分に言い聞かせ、今日も術者の情報収集と人助けの為に冒険者の集まるギルドを目指す。


 ……本当は分かっていた。

 石像になってしまった彼女たちを元に戻す手段はもう存在しないことを。

 それでも、その現実を認められず……俺は今日も無意味な日常を送っていた。

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