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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第17章 魂の転移編―前編―
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第1話 不動の心

 ベルが普通の女の子として生きると決めてから数日後。俺は改めてルナとベルの部屋に来ていた。

 前回は色々あって失敗に終わった魔力譲渡。もとい魂の転移のリベンジをするということで、その結果を見届けにきたのだ。


レイ「へ~、これがベルの新しい体か」


マオ「わ~、すごい。本物の人間みたい」


 ルナの作った人形を見てレイとマオが感嘆の声をあげる。今日は俺だけではなく、彼女たちも一緒だった。


ルナ「あくまでがわだけで完全な人間じゃないけどね。一応、ユキノちゃんに人間の体を作ってもらう案もあったんだけど……」


ベル「それは私が却下しました。私はルナの作ってくれたこの体がいいんです」


ルナ「ベルちゃん……。よ~し、最終調整をするよ」


 ルナが気合を入れる。そして服を脱ぎ始めた。……なんで?


アリス「ルナちゃん!? 急にどうしたの!?」


 マオに体をゆずって静観していたアリスが思わず表に出てきた。


ルナ「えっとね。ベルちゃんの体は私の体と同じになるように作っていて……。それでね。正面は自分で触ったり見ながらして再現できたんだけど。後ろはそうはいかなくて。それでみんなに確認してもおうと思って」


 ルナが自身の胸を揉みながら言った。彼女には羞恥心というものが欠けているのかもしれない。


マオ「カイトは見ちゃダメー!」


 再びアリスの体を借りたマオが俺の目を背後から両手でふさいだ。その際に、むにゅっとマオの大きな胸が俺の背中に当たった。


カイト「…………」


 俺は動じない。なぜなら、これは初めてじゃないからだ。マオと一緒に馬に乗る際。いつもその大きな胸が俺の背中に触れていた。何度もそれを繰り返すうちに俺は大きな胸が当たるくらいでは動じない不動の心を手に入れたのだ。


レイ「カイト。鼻の下が伸びてるよ」


 ……どうやら、俺の不動の心はまだ不十分だったらしい。

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