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魔法学校の悪役令嬢  作者: ああああいい
第16章 千年前の英雄編
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第24話 そして英雄は……

カイト「ベルの正体は――千年前の英雄ベルクである」


 ベルとルナと別れた俺は家に帰り、今日の出来事を日記に記していた。


カイト「待てよ。この日記、ローザさんも見るから……。ベルの正体を明かすのはまずいよな」


 かといって、嘘を書くのもあれだが……


カイト「まあ、最終的にベルクとしての過去は捨てたんだし、結論だけ書けばいいか」


 ビリビリ。


 俺が誤って書いてしまったページを破り捨てる。そして、新しいページにペンを置く。


カイト「ベルは――『普通の女の子』である、と……。よし、これでオッケー」


 俺が自身の書いた文章に満足する。


ベルク人形「…………」


 ベルから譲り受けたベルク人形が机の上から『じ~』と、俺を見つめていた。まるで、俺の書いた文章に不満があるかのように。


カイト「分かった。分かった。書けばいいんだろ」


 俺が再びペンを手に取り、日記に加筆する。


カイト「俺はそんなベルを守るヒーローになると誓った――、これでいいか?」


ベルク人形「…………」


 ベルク人形は何も言わない。けれど、その表情はどこか満足そうに見えた。


カイト「はあ~、恥ずかしいな」


 この言葉をローザさんに見られると思うと恥ずかしさで、顔が真っ赤になりそうだった。

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