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間話8
とあるお城にて——
「陛下! 大変ですぞ!」
「どうした、騒々しい」
「宝物室の“王隠銀靴”が持ち出されました……!」
「またか……あの放蕩娘は……いや待て、あれは第二級規模の封印をしてあったはずでは?」
「それが……どうやら破られた模様で……」
「……我が娘ながらとんでもないな。いや、魔法の才より執念が……」
「——お話中のところ失礼します! 大変です! 姫様が!」
「わかっておる、また抜け出したのであろう?」
「はい、ですが、此度はこの様な書状を残されておりまして……」
「む? なんと書いてあった?」
「は、“良い人連れてきます(はあと)”と……」
「……なんだとぉぉぉお!!?」




