作者、幽霊作家をかたる10
『悪霊』の降霊会のメンバー
祖父江進一
新聞部の文化部に所属、事件の第一発見者で今回の降霊会の幹事。ドイルファンの自称ミステリーハンター。
物語の主人公
姉崎曽根子
降霊会のメンバー 資産家で夫は亡くなっている。
熊浦
降霊会を提案した。
妖怪学者。前者の有名人のあだ名に由来して呼ばれていたが、元祖の妖怪学者と違って民間学者で妖怪を昔風に考える人物
社会的な地位はない。独身 隠キャ
著作の収入で暮らしている 召使の老人と暮らしている。
織り目正しいモーニングを着込んでいる。骸骨のステッキを手にしていてメガネを着用。毛深い。ヒゲも生えている。光はあまり好きではない
会合ではいつになく饒舌
黒川博士
主人公の祖父江進一の大学の先生。女性のようなたおやかな容姿で髭はない。
熊浦と幼馴染 資産家で社交的 陽キャ
黒川夫人
2度目の年の離れた30代の妻。降霊会には否定的で夫に解散を提案している。
龍ちゃん
熊浦が3ヶ月前に黒川氏のところに連れてきた霊媒。18歳
鞠子と同じ服装で背格好は似ているが容姿は真逆盲目
織江さんという霊を呼んで何かを質問する降霊スタイル
黒川 鞠子
黒川博士の前妻の娘18歳
社交的で継母との関係も良好
槌野
身長が著しく低い。おでこが広くて神経質。
園田文学士
進一の一年先輩で黒川博士の実験心理学の助手
「メンバーはこのあたりね。」
作者はそう言って深くため息をつく。
「疲れましたか?」
私の質問に頷きながら作者はコーヒーを飲みたいと言った。
「うん。この話、絶対に、もう、どこを探しても答えがないって思っても、何度でも、犯人を探してしまうから、頭が疲れるのよ。
本当に、全く。」
と、作者はコーヒーが入るのを待つ。
「本当に。でも、そこが面白いと、ゲームブックが作れそうだ、と、言ってませんでしたか?」
私はゆっくりを熱湯をコーヒーに注ぎながら少し意地悪に聞いてみた。
「そうよ。この話は、確かに意味がありそうでない、思わせぶりな文字が羅列しているの。ついでに、ここから話を追加もできるし、適当に減らす事も可能なの。ついでに、乱歩ってビックネームがついていて、著作権がフリーでに二次作を誰でも作れるから、二次小説から発展したWEB小説と相性がいいと思うのよ。
こうも多様性の時代、世界を相手に物語を作るとなると、もう、一次元の紙の本は太刀打ちできなくなると思うの。
そして、AIの発展で人は『本を読ませてもらう』より、『物語を自分で編集する』欲求の方が強くなるって思うのよ。
賞金が大きくなると上位ランカーだけが儲かるようなシステムになるし、私クラスには旨みがないもん。
でも、二次の世界を作り出して、複数の結末をつくり、読者が分岐を選択しながら物語を作ってゆくってのなら、少しは実入がありそうなんだもん。
サイト毎にイラストとか、誤字機能とか、AIを使って編集して自分だけの本を作る。サイトに著作権の管理をまかせて、イラストとかで儲けてもらうの。で、参加作家にもタダで使える何かを増やしてもらう。みたいな事を確かに考えたけれど、面倒臭いとは思うわ。」
作者はコーヒーを受け取って嬉しそうに飲む。
「まあ、今は熊浦編を考えましょう。」
チョコレートを1つ。作者に渡した。




