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リヨンの高校生たちの群像劇  作者: Red Baron
イザベルお姉さんのマナー講座(中編)
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出発

木曜日の朝――。

枕元に置いてあったスマートフォンのアラーム音が鳴り響くと同時に、アンドレはパッと目を開けてすっきりと起き上がった。

昨夜のうちに自分でしっかりと調べておいた通りの時間に目覚め、手際よく制服に着替えると、ベッドを綺麗に畳んで整える。

「よし、完璧だ」

気合を入れ直したアンドレは、そのまま廊下を進んでリビングへと向かった。


リビングに入ると、キッチンからは香ばしい美味しそうな匂いが漂ってくる。イザベルがテキパキと朝食の準備をしており、テーブルにはすでに夫のクロードが落ち着いた様子で座っていた。

「おはよう、アンドレ。よく眠れた?」とイザベルが振り返って微笑み、クロードも「おはよう、アンドレ君。今日も一日頑張ろうな」と爽やかに声をかける。


少し遅れて、子供部屋から「おはよー!」と元気な声とともにエマもトコトコと出てきた。

一家が食卓にそろい、温かい朝食を囲みながら、和やかな朝のひとときが流れる。食事の途中で、アンドレは実家から学校に通う今週のスケジュールや、今日の予定について家族に伝えた。


それを聞いたイザベルは頷きながら、自身の今日の予定を口にした。

「そういえば今日の予定なんだけど、エマの幼稚園の送迎は、行きは私が連れて行くけれど、帰りはクロードが迎えに行ってね」

「了解した、夕方は任せてくれ」とクロードは頼もしく頷(うなづ)く。

さらにイザベルは予定を続けた。

「それと私は、夕方にアンドレを(学校から)迎えに行ったあとに、今週末の土曜日にセシルちゃんのお家を訪問する時のお土産のお菓子を買いに行く予定にしているの」

セシルとの大切な週末へ向け、イザベルも着々と準備を進めてくれている。


それぞれの今日の予定や動きをしっかりと確認し合った後、一家はそれぞれの目的地へ向けて家を出発するのであった。

中編スタートです!!

中編は木曜日の出来事で、後編は金曜日の話になります。

アンドレの成長を楽しみにしていてください!!

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