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第7話 『ホントです』


今回はなんか恥ずかしくなってます。

自分が読んでも恥ずかしいです………


今回の話は急にやりすぎたかな?







「さて、香夜斗君。どういうことだい?説明してくれよ」



あのあと、とりあえずハルを中に入れて今説明しようとしているんだけどぉ……


口調が変わってるし、明らかに新しいオモチャを見つけたっていう目をしてる………ピンチだにゃぁぁぁぁあ!!!!



「あのぉ……」


「ん、なに?」


「香夜斗くんは何も関係ないんです!!私がこの家に居候させてもらってて、香夜斗くんは悪くないんです!!」


「ちょっと、何言ってるんだよ!!朔は悪くないだろ?」


「あ〜〜、はいはい。それぐらいにしてとりあえず、自己紹介をしようね。俺は片瀬遼。よろしくね♪」



この間も言ってたような気がする………



「わ、私は井崎朔(いざきさく)です!!あの………今は香夜斗くんの家でお世話になってます」


「で、なんで井崎さんはお前の家にいるんだ?」


「え、えっとねぇ〜〜………」



困った、困ったよぉ〜〜〜。誰か助けてぇ〜〜〜!!!!なんて言えば丸く収まるだよぉ……


すると、朔が口を開いた。



「拾われたんです……」


「拾われた?どゆこと?」


「私……実は親に捨てられたんです……」


「朔!!もういいよ………」



俺をかばうために辛い過去を話そうとする朔。今にも、泣きそうだよ……


悲しそうな朔の顔は見たくないんだ………泣かないで………



「あ、ゴメン!!!!辛い話なら話さなくていいよ。人に言いたくないものはひとつやふたつあるもんだからな」


「あ、ありがとうございます……」


「ありがとう!!!!」



ハルは人の気持ちを察するのが得意なんだ………。だから、みんなに優しいんだ……



「とりあえず、はい。PSP」


「俺のじゃん!!なんでぇ!?」


「お前がかなり慌ててたから忘れていったんだよ。というわけで、今日は飯をくれ。誠治はバイト、大地は柊とラブラブでお前だけなんだよぉ………」


「なんでだよぉ〜〜俺も忙しいんだよぉ〜〜」



忙しいっていうのはもちろん嘘だぜぃ!!ホントは朔と一緒にいたいだけなんたよねぇ………



「香夜斗くん!!そんなこと言わないの!!さ、片瀬さんどうぞ」


「じゃ、遠慮なく」



ちくしょぉ〜〜〜ハルのやつぅ、勝ち誇った顔しやがってぇ……朔も朔だよ………



「じゃあ、作りますね」




***





「ウメェよ、井崎さん!!」


「ありがとうございます」



朔の笑顔がハルに向けられる。面白くない………

しかも、ハルはなぜか女を落とすときに使う笑顔をしている。もしかして………



「おぉ、香夜斗。妬くな、妬くな」


「妬いてなんかいないよ!!」


「素直じゃないな……まったく」


「妬く?誰が誰にですか?」



朔は少し天然なところがあるんだよなぁ………そこもまたいいんだけどね☆



「それは、香夜斗が……」


「言わなくていいよ!!」


「?」



まだ朔には俺の気持ちを伝えてない。前に大地が来たときは彼女と勘違いされたけどね。なぜなら、今の関係を壊したくないんだ………



「じゃあ、飯を食ったことだし俺帰るわ」


「わかったよぉ〜〜またねぃ〜〜」


「気をつけてくださいね」



また朔の笑顔がハルに向けられた。もしかして、朔はハルのことが………


そんなことを思うと今にも泣きそうになった。



【バタン】



「片瀬さんって、いい人ですね」



笑顔でいう朔。もうやめて………



「そうだね……」



上手くごまかせたかな?……



「香夜斗くん?なんで泣いてるの?どうしたの?」


「もういいよ……朔はどうせハルのことが好きなんでしょ?ハルは一人暮らしだからハルんち行けばいいじゃん」



俺はもう悲しくて涙を隠すためにうずくまった。どうせ、朔はハルが好きなんだ………


ハルはカッコいいし、優しいし、いいヤツだから俺に勝ち目なんてない。一目惚れなんかしょっちゅうされてる。もう諦めよう。


すると、何かに俺の体が包まれた。それはとても暖かった。



「どこにも行きませんよ………私が好きなのは香夜斗くん、あなたですからね………」


「え?」



俺は自分の耳を疑った。何で?………



「確かに、片瀬さんは魅力的です。だけど、私は地獄のような毎日から救ってくれた人………そんな優しい香夜斗くんが好きなんですよ………」


「ホント?」


「ホントです」



嬉しくて嬉しくて仕方なかった。朔が俺のことが好きだったなんて………思ってもみなかった。



「朔………俺も好きだよ………」


「私も好きです……」



そして、俺と朔は自然な感じでキスをした。俺のファーストキス。



「俺……ファーストキスだよ………」


「ホントですか!?私もです!!初めてが大好きな人でよかった………」


「愛してる………」



その後、何回もキスをした。そして、俺は朔とひとつになった………








その次の日の朝。ハルから電話がかかってきた。



『昨日は上手くいったか?』


「な、何のことかにゃ?」


『上手くいったのか、よかったな』


「だから、違うよぉ〜〜」


『最初からわかってたんだよなぁ、お前らが両思いってこと。井崎さんのお前を見る目が明らかに好きっていってるようなもんだったよ。だけど、お前が気づいてなかったから俺の素敵な笑顔で好印象を与えてお前にヤキモチさせていじけさせるんだ。そうすると、井崎さんはきっと告白するしかないだろ?これで両思いだっつうことがわかってめでたし、めでたしってわけだ』


「………」



しばらく、俺は何も言えなかった。なんで、こんなに人の気持ちがわかるんだろ?


あと、ハルが俺たちのためにしてくれたのが嬉しかった。ハルはホントにいいヤツだよ………

結局、俺はハルに救われてばかりなんだ………



『驚いたか?』


「うん………だけど、ありがとう!!!!」


『まぁ、いいってことよ。じゃあな』


「じゃあね」



俺もいつかはハルみたいになりたいな…………

















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