第5話 『しょうがないな……』
最近、本を読むのにハマってまして1日で4冊を読むという記録を達成しちゃいました………
う〜〜ん……読みすぎですかね?
「私よ、私!!柊夏帆!!」
「ひいらぎかほ?………もしかして、柊か!?」
「久しぶりだね」
「ああ、そうだな!!何年振りだっけ?」
「私が転校したのが中二だから三年よ!!」
「どういうことだ?」
さっぱりわからない俺と誠治と香夜斗。どうやら、夏帆と遼は知り合いだったらしい。
「あ、ごめんね。あのね、私と片瀬君は同じ中学だったのんだけど私が中二で転校しちゃったて……それきりだったの」
「そうか」
「いつ戻ってきたの?」
「高1の後半あたりよ。挨拶にいったんだけど引っ越してたからわからなかったのよ」
「俺、今一人暮らしなんだよ」
「へぇ〜〜」
二人だけで盛り上がって俺たちは蚊帳の外。なんだか、面白くない。
「つーか、ハルたち中学どこなのかにゃ?」
「え〜と、霧宮」
「「「えぇぇぇえ!!!!」」」
自分らしくなく大声をあげてしまったが遼が霧宮とは……
霧宮といったらかなり頭がいいので有名だ。
「俺、実は頭いいんだぜぇい」
「俺は女のことしか頭にないと思ってたぜ……」
「同じく」
「すごいんだねぇ〜〜」
「失礼なやつだな、てめぇらはなぁ」
「というか、なんで片瀬君は霧宮の高校じゃないの?」
俺も疑問に思ってたことだ。霧宮にいたらそのまま大学にも行けるし将来が約束されていただろう。
「イヤだったんだよ」
「イヤだった?」
「親や周りの連中が敷いた何も面白くもないレールに乗って未来に進むのが。しかも、学校はクソだったしな」
何も考えてないのかと思ったら意外と考えているんだな。
「そうね……」
「?」
夏帆は何やら悲しい顔していた。なんでだ?
「まぁ、そんなことはどうでもいいだろ。楽しもうぜぃ!!」
「そうだぜ!!」
「そうそう!!」
「そ、そうよね!!」
元気なやつらだ………まったく。
「さて、飲もうぜぃ!!」
「「「イエ〜イ!!」」」
未成年なのに酒を飲みまくり誠治と香夜斗はダウン。夏帆は少しふらふらしているがまだ大丈夫そうだ。しかし、遼は顔いろひとつ変えないで飲んでいる。ちなみに、俺も酒は強いほうだ。
「そういえば、お前たちはどうしてつきあうことになったんだ?」
「別に言わなくていいだろう」
「いいじゃん、大地。あのね、私がレイプされそうになってたのを助けてくれたのよ!!!!」
「お、おい…………」
「へぇ〜〜大地がそんなことしたのか」
「カッコよくて一目惚れよ、一目惚れ」
「ちょ、ちょっと待て………」
「大地、キスしよ」
「おい、何を言ってるんだ?」
「だから、キスしよって言ってるの。だって……最近…して………ぐす……くれない………ぐす……から……」
「な、泣くなよ……」
いきなり人前でキスをせがまれてできるやつがいるだろうか?しかも、いきなり泣かれてしまったら何も言えないだろう。
「大地、女を泣かすなんて最低ぇだぞ。俺のことは気にせずやれ。ディープでもいいぜ」
「では……って、わけにもいかないだろう」
「じゃあ、俺がやってもいいか?」
「……喧嘩売ってるのか?」
「てめぇが、ちんたらしってからだろぉが。自分に素直になれよ」
「………」
「ったく………しょうがねぇな。俺はこのバカ二人を連れて帰るからガンバレよ。じゃあな〜〜」
そういうと、遼は誠治と香夜斗を軽々と持ち上げて去っていった。ここには、当然だが俺と夏帆の二人になった。
こうなれば、ヤケだ。なんでもかかってこい。
「………わかった、わかった。キスでもなんでもしてあげよう」
「………ホントに?」
「ああ、俺は嘘はつかない」
「じゃあ、ホテル行こうよ」
「しょうがないな……」
その日、俺と夏帆はより深い関係になった。まぁ、いわゆるラブラブというやつだ。夏帆に対して距離をおくこともなくなったしな。
遼に感謝しないとな………なぜかあいつは人の気持ちがわかるからな。
遼はいいヤツだ。俺が今まで出会った人間で一番だろう。
「ありがとう」




