第14話 試合は終わるまで分からない
放課後の教室二人の人影が互いに向き合い顔を突き合わせていた。
二人が男女で告白現場であるのなら甘酸っぱい青春の1ページになるのかもしれないが、ここに居るのは男と男。
ああ、BLでもないぞ。二人は椅子に座りながらノートと教科書を出しているしょっぱい青春の1ページだ。
「なあ友田?」
「なんだ?」
「どうして人は勉強しなければならないんだろうか?」
どこかのダメな子供のような言葉を言ったのは、クラスメートの立花樹ガタイが良く明らかにスポーツマンの体つきをしている男だ。その立花が俺に質問?をしてきた
「アダムとイブは知恵の実を食べ、神なる父の怒りを買い罰を受けたと言われている。」
「……」
「つまり勉強し知恵を得ると言うのは神に対する冒涜ではないのだろうか?違うか!?」
「違うな、そしてこの答えも違うな」
「……そうですか」
「立花、どこで手に入れた知識だかは知らないが、知恵の実を食べた二人は恥ずかしさを覚えたんだ。
別に勉強出来ないのが恥とは言わないがやらなければならない事を逃げだそうとするのは恥だと思うぞ」
「はい」
俺こと友田遊人は今何をやっているかと言うとクラスメイトの立花の宿題の手伝いだ。
立花は遅刻などはないが宿題をやらない男だ。不良と言う訳では無く礼儀正しいくクラスのみんなからも嫌われてはいないが、何事も部活動優先になってしまう。
入学からこの6月までやって来た宿題の数0。zero。夜中のニュースにはならないが教師のニュースにはなる。
流石にほっとけなくなった、立花の部活の野球部顧問は立花の部活立ち入りをいったん止め宿題を全て終わらせるように言った。
そこで白羽の矢が立ったのが俺。
困った立花はどうするか悩んだ末、どこから聞いたのか昔から勉強を見ていたという俺に相談してきた。
んで現在、こうして勉強を見ている訳だが、やる気が一向に感じられずの今の会話。
「すまないとは思っている」
「ん?」
「俺は昔から勉強が出来なかった、友達に勉強見て貰ってたんだがこっち来てから流石にな…」
「そういえば初日の挨拶の時引っ越してきたって言ってたな」
高等学園を入学の時期に引っ越してくる人間と言うのは少ない人数だが確かにいる。
このクラスだと立花の他にも二人ほどいたので目立たなかったが確かに言っていた。
「ああ、こっちに戻ってくるのも久しぶりで頼れるやつがいなくてな…」
苦笑しながら言う立花に俺も少し苦笑し「しょうがねえな」と言いながら勉強の続きをし始めた。
……あれ?久しぶり?
「なあ立花」
立花は頭をかきながら「なんだ~」とけだるげに聞いてくる。
「お前昔この町に住んでいたのか?」
「ああ、小二までな~」
落ち着け俺!まだ確定じゃないぞ!深呼吸だ。ヒッヒッフー…ヒッヒッフー…違うこれはラマーズ法だ!
「…どうした友田ウンコか?」
いきなり俺がラマーズ法をやり始めたのに立花が訝しみながら聞いてくる。
バカ野郎!ちげえよ!貴様も生みの苦しみを知れ!!
違うやつの気持ちになった気がしたが、そこは気にするな。
俺は問題ないと何故か広東語で答え、確信を得ようと続きを聞いてみる。
「そうか、じゃあ昔の友達はこの学校に居たりするのか?」
立花は「ん~」と勉強とはまた違う悩み方をしだした。
「わかんね」
……はい?
わかんね?わかんねって言葉がわかんね?
何それ日本語?日本から来た言葉?パラレルワールドに来た見たい。ああ、来てたんだ。
混乱する俺をよそに立花は続きを口にした。
「流石に小二だと昔の写真があっても名前乗ってねえからな…」
「…そうか、悪いないきなり変なこと聞いて」
立花は「気にするな」と言って俺たちは勉強の続きを始めることにした。
◇◇◇
数日後の日曜日
その日は野球部の練習試合がある
立花はしっかりと出された宿題を片付け終わらせた。
立花と俺は最近よく一緒にいる、これが同級生の友達の感覚かと思いながら俺は楽しんでいた。
そして練習試合のある日立花は試合に出るので俺に応援に来てくれと言ってきた。俺はヒロインかと立花に文句を言いながらも来る俺、かっこいい。
ちなみに妹の千佳と幼馴染の結も付いて来ていた。
俺は彼女たちに何故か執事のような対応をさせられながら試合を見ていた。
最終回になり打順は立花、立花の打った球は左右間を抜けていった。
この打順が試合に貢献したかはここでは書かないが、俺はある人物に目が行った。
桜野桃花が試合を見ていた。
読まなくてもいい、おまけ
友田「……」
作者「……」
友田「前回何て言った?」
作者「え、あの……はやめに投稿しますと…」
友田「っで今は?」
作者「二月です…」
友田「…年、越してるよな…何やってたんだ!」
作者「あ、あの桜野さんが」
桜野「私が?」ニコニコ
作者「な、何でもないです!すいませんでしたぁぁ!」
皆さんにもすいませんでしたぁぁ!!




