番外編 七色ラジオ
「お昼に時間になりました。私、放送部二年川霧ゆずはがお送りするラジオ、『七色ラジオ』!お昼の時間ゆっくりとお楽しみください」
七色学園には様々な部活があり、その中で昼休みに放送される校内放送がある。
聴いている生徒もいれば、そのままBGM代わりに聞き流している生徒も、もちろんいる。
俺、友田遊人はどちらかと言えば今まで聞き流していた側だが、今回は聴かずにはいられなかった。
「そして今回のゲストはこの方!」
「こんにちは、三年生徒会会長赤羽恭弥です」
七色学園生徒会長で俺の友人が出ている。からではない。
「そしてもう一人!」
「どうも友田遊人です」
何故か俺も参加していた。
◇◇◇
「一年生の友田ゆうじんくんで~す」
「ゆうとですよ!?何か友田の友人になってますけど!」
「今日はこの三人でお送りいたします!」
「流された!?」
「掴みはOKだな友田!」
「いや!そんなのじゃないですからぁ!!」
「さて、この番組では生徒から寄せられる悩みや相談などを聞きながら右から左に受け流します」
「相談に乗らないの!?」
「若輩者の俺に悩みが解決できるかわからないな」
「いやいや先輩、みなさんで他人の不幸をおかずに飯が美味いというラジオですから」
「最低だ!このパーソナリティー」
「最初のお手紙PN戦場の生徒さんからいただきました、みなさんレインボー!」
「「レインボー」」
「・・・は?」
「『僕は今戦場にいるのですが、この戦場から帰ったら告白しようと思っています」
「それフラグですから!!」
「ですがこのままでは自分のクラスに帰れそうにありません・・・」
「どこ行ってんの!?」
「もしよかったら僕の代わりに告白してください・・・」
「自分でして下さい!!?」
「P.S.パンが売り切れて買えません』」
「購買じゃねえか!!」
「では次」
「本当に流した!?」
「PN私のおかずは生徒会長さんよりいただきました」
「何書いてんの!!」
「みなさんレインボー!」
「「レインボー」」
「・・・」
「『私は気になる人がいるのですが、彼はお昼になると惣菜のパンしか食べません、私は心配になって彼にお弁当を作って来たいのですが、迷惑じゃありませんか?何かアドバイスがあったらお願いします。助けて会長、ゆずねえ、友人A』との事です」
「友人Aが浸透してる!?早くない?」
「確かに、いきなり作っていくのは迷惑じゃありませんか?」
「そうだな、確かにいきなり持ってこられても困ると思う、彼に聞いてみたらいいんじゃないか?」
「でも、持ってきても美味しくないとか言われたらショックじゃないですか」
「確かに美味しくないかも知れないが、持って来て欲しいと言った男が不味くても食べないって事はないだろ」
「そうですね、不味いって言われるより断られる方がショックかもしれません」
「それに本当に大事なのは彼に食べさせたい気持ちじゃないのかな」
「料理は愛情ですね。流石先輩ですね!友田君はどう思います?」
「俺も味より愛情が大事だと思いますよ」
「へぇ~・・・」
「イケメンにしか許されないっ!!」
「最後になりましたPN惣菜パンさんからいただきました」
「みなさんレインボー」
「「「レインボー!」」」
「『私のクラスの友人達がくっつきそうでくっつかないのを見ていつもイライラしてます。女の子の方がいつも戦場(購買)に行く男の子にお弁当を作ろうかどうか迷っているみたいですが」
「全て繋がってた!?」
「彼女たちを応援したいのですが私が背中を押した方がいいのでしょうか?」
「友達思いの人ですね」
「屋上から」
「違った!?」
「どうしたらいいでしょう?』」
「見守るのも大事じゃないのか?」
「そうですね、リア充増やしてもね~」
「この人も闇が深い!」
「相手の子が相談に来てからでいいんじゃないのか」
「わかりました、では放置で行きましょう」
「自由だなこの人!!」
「残念ながら、もうお時間になってしまいました。パーソナリティーはお昼の恋人、川霧ゆずはと生徒会のお兄さん」
「赤羽恭弥」
「そしてうるさい友人Aでお送りしました。」
「俺の名前を言ってみろぉぉぉぉ!!!」
「ではみなさん午後もがんばって下さい」
完全なる悪ふざけですね。
次はまじめに書きます。
すいませんでしたぁぁぁ!!




