第10話 グラウンドは荒野
「だが断る!!」
俺の名前は友田遊人、私立七色高等学園に通う新人BOYの一年生!
世間じゃ、俺をNOと言える日本人ともっぱらの噂(俺の中調べ)
先ほど体育が終わり、あ~疲れたと、制服に着替え、次の授業の為廊下を歩いてる時に女子生徒から部活の勧誘を受けた。
「そんなこと言わないで入ってくれよ!君の動きを見て、『あ、才能ある』と思ったんだ」
そしてこの女子は、俺にまだ名乗ってないがこの世界を題材にしたゲーム、
『にじいろメモリアル』のヒロインの一人『才賀 青葉』
ゲームだと青い髪でショートカットだが、やはりこの世界だと黒髪だ。
にじメモでは、サッカー部のマネージャーであり、主人公がサッカー部に入るか、運動ステータスを上げると今の俺の様に勧誘して出会うことになる。
俺ではなく、主人公をな
俺は運動力は確かに普通の学生比べれば高いかもしれない。
しかし、才能うんぬん言われると違う、これは俺のチート能力に係ってきているので下手にサッカー部に入っても足を引っ張るだけだろう。
俺はやはり断る事にし、青葉に話しかける。
「あー・・・」
「私?私は才賀青葉」
「それで才賀さん」
「うん!」
「才能うんぬんの話はありがたいが・・・」
「君は逸材だよ!」
いや、聞けよ人の話
「ありがたいが、俺はしいk・・・」
「十年に一人、いや~百年といってもいい!!」「目がいいね!」「倒れた相手」「手の差し伸べ方」「力」「運動能力がいい!」「活発さ!」「タオルの出し方」「―――」「―――」「―――」
ウソみたいだろ?
これ全て彼女が喋ってんだぜ。
俺は双子の弟が車にはねられたようなテンションだ。
ここに幼馴染の結がいれば高架下で泣いてるな。
残念ながらここにいるのはマシンガンみたいな女、青葉。
彼女のマシンガントークは正にテロ。
ネロもビックリの暴君振りである。
「だから入ってくれ『女子サッカー部』に!!」
「飼育委員に入って・・・ん?」
ん?
その時世界が完全に止まった。
まるで世界の本田さんの所のスクーターみたいな名前の人が使う技みたいに世界の動きが止まった。
頭になるほどを付けると途端にクイズ番組になる。
彼女は俺に男の子から男の娘になれと?
この問題は難問だ、正解できそうにない。
「君の周りに使う気遣い、思いやり、アレを見てマネージャーにピッタリだと思ったよ!」
俺の気のせいだった。
「ってマネージャーかよ!」
思わず素になるわっ!
そして元素になってそこら辺に漂いおうちに帰りたい。
何故か彼女はサッカー部のマネージャーとして、部員を探していたのではなく。
女子サッカー部として、マネージャーを探しているとは、気になるので話を聞きたいが、いかんせん時間がない。
俺は彼女に昼休み話をしようとこの場は別れた。
「きっとだよ~」と青葉はこの場を去っていく。
彼女のバイタルティーに当てられ話が色々とんでしまたような気がする。(八つ当たり)
クラス委員決めや、その後の飼育委員の話は後日にしよう。
入学から一月たった五月の頃、一年生たちが友人を増やし学園に慣れ、俺の立ち位置も大体決まり、ここから青春を謳歌しようとした時の出来事
さて、後で彼女からどんな話が聞けるかと、今は次の授業に向かった。
◇◇◇
「ふぁにふぁにもっふる」
・・・すまない、解読できなかった。
昼になり、青葉との話すという約束の為、俺はパンを買い中庭にて青葉を待っていた。
青葉は俺が到着して座ると同時に来た。
「お待たせーー!」
早いな、昼めし食って来るかと思ったが、昼飯を食べる事すら忘れるほどに大事な話なのだろう。
「早いね、昼飯の後かと思ったよ。」
「え?もう食べたけど?」
・・・どんだけ早いんだよ!昼になって十分と経って無いけれど!?
「すまんな、俺はまだなんだ。失礼だが、食べながら話を聞かせてもらう」
「うん!構わないよ」
俺は失礼ながら話を聞きながら昼食をいただくことにした。
じーーーー
「もぐもぐ・・・」
じーーーー
「・・・・・・」
見られてる~、めちゃ見られてるぅぅぅ!!?
・・・そんなに見るなよ、興奮するじゃないかぁ!!
どっかの奇術師みたい事を考えても目線は俺のパンに注がれている。
「・・・食べるか?」
「え!?悪いよ!いただきまーす!」
謝りながら、俺のパンに手を伸ばし食べた。
「それで部活の勧誘という話だが?」
「ふぁにふぁにもっふる」
「・・・食べてからでいいよ」
この子は何だ?はっきり言おう、ゲームでは才賀青葉はこんな子ではない、サッカー少年の主人公を応援する。元気だが女の子らしく、人気があり、彼女のファンディスクも出るキャラだった。
決して、こんな話を聞かずのお腹ペッコリナーではない。
「ごちそうさま!」
元気だが俺のパンは全て青葉の腹の中だ、まあいいか。
「さて、話を聞こうか?」
「話?」
満面スマイル、かわいい、殴りたい、この笑顔!
「ああ!君をマネージャーにって話だね!!」
「そうだ!!」
なんか俺もテンションを上げないと付いて行けない、てか、彼女との話が迷子になる。
「実は今までマネージャーやってた子が事故でケガしちゃって!」
「大変だな!」
「うん!私達の部は人数ギリギリだからケガとかしたらその場で練習止まっちゃうんだ!」
「怪我をしないようにな!」
「うん!気を付けるよ!でね、でもやっぱり気を付けてもケガしちゃうから、練習を止めないようにマネージャーが必要なんだよ!」
「そうか!」
「彼女が戻ってくるまででいいんだ、お願い!!」
「よし任せろ!!!」
「ありがとう!!」
こうして俺は変なテンションのまま勢いで引き受けてしまった。
その後の授業はテンションバーン!!状態の俺はクラスメイトから「「「うるさい友田!!!!」」」とありがたい言葉をいただい事は詳しく書かなくてもいいだろう。
放課後になり俺は青葉に校庭と違う場所に連れられて行かれた。
「そりゃ、怪我するは・・・」
そこは学園の校庭ではなく七色第三グラウンドと言う学園とは離れた場所であり、そこは荒れ果てたグラウンドだった。
俺のテンションがゼロになるのは仕方ない。




