第08話 友田出撃っす!
「好きにやれ~ぃ!!」
別に前回から話は飛んではいない、俺は「学園長、お願いがあります」と言った後の、このセリフである。
「よろしいのですか?」と聞く前に学園長が「かまわんっっ!!」と大仰にうなずいた。
まあ、許可してくれるならいいか、責任は学園長だなと俺は気持ちを切り替えようとしたら。
「ああ、責任は儂が持とうっっ!」
・・・何これ?俺、会話してないよ。
「ほう、警戒も大事だが、大人を信じろ」
信じる前に喋らせてくれ。
「なに、瞳を見、呼吸を感じ、相手の気持ちになれば、自ずと分かるものよぉ・・・」
俺の気持ちになったなら、俺に喋らせてくれ!
何このニュータイプ!
俺、憂鬱シリーズの主人公張りに今のとこ地の文だけなんですけどぉ!!?
「ははははは、貴様も~いずれ出来るっっ、励め~ぃ、少年っっ!!!」
誰か助けてぇぇぇぇ!!!
◇◇◇
やあ、みんないかがお過ごし?8話目ですが、実質3日しか、まだ経って無い事に驚き桃の木山椒の木友田遊人です。
最近精神ダメージばかり受けてる気がします。
俺はもうダメかもしれない・・・
マイシスターに愛してると伝えてくれ・・・ガクッ
とシスコンぶりを発揮しつつ、今回は違うシスコン話。
俺の中学の時の先輩で現在イケメン、元ヤン、シスコン、生徒会長の妹を更生させる話だ。
なんか要素多くね?赤羽先輩
その妹と、と言うか干物妹の赤羽美咲を更生させてくれとの事、しかし赤羽先輩は間違っている。
俺が中学の頃、俺が赤羽先輩を更生させたんじゃない、先輩が勝手に更生したんだ。
俺がやった事なんて、勉強する場を整え、料理本を渡したに過ぎない。
ね?大したことないだろ?
先輩が勉強したいから自ら来たし
先輩が料理が上手くなりたいから努力した
先輩が友達がほしかったから話しかけた
全て先輩が動いたからの結果だ
今回の事もそう、こんなセリフがある。
「人は一人で勝手に助かるだけ」
このセリフは一見冷たいようだが真理である、いくら俺が美咲を助けようとしても、美咲があの状態から抜け出す気が無ければ俺は何も出来ない、だから俺のやる事は決まっている。
◇◇◇
放課後になり俺は生徒会室へと足を運んだ。
「こんにちは」
「ああ、来てくれたな友田」
赤羽先輩はさわやかイケメンフラッシュを放った。
ホント何なのこのイケメン、俺が友人Aじゃなく悪役令嬢に転生してたら惚れてたよ。
俺は生徒会室を見回すと八人の生徒が居り、その中に知ってる顔が半分だった。
「やあ、友田君久しぶり」
「しばらくだな友田」
中学の時の先輩、大久保と田辺がいた。
「お久しぶりです、大久保先輩、田辺先輩お二人とも生徒会に?」
「うん、最初は手伝いだったんだけど、いつのまにかね」
「ああ、あいつは何時もバカな事しでかすからな」
二人は苦笑しながら肩をすくめた。
「ああ、元登校拒否と主席にはいつも助けて貰っている」
・・・え?あだ名?あれは地の文じゃなく、あだ名だったの?じゃあ、おさげさんも?
大久保は苦笑し、田辺は頭を抱えていた。
「所で先輩は何をやっているんですか?」
「ん?何も」
先輩は指を組みそこに顎を載せていた。
どこかの指令のようだ。
「俺に出来る事なんてお菓子を作って持ってくることだけさ・・・」
先輩がスイーツ男子と化していた。
乙男である、残念、イケメン、奴乙男である。
司令と言いお菓子つくりと言い
何インパクトかは知らないが、俺にはインパクトはあったよ。
「会長の作るお菓子は最高っす!」
「私達が雑務をしますから会長はそのままでいてください!」
「「会長、会長」」
会長コールである
二年の生徒会役員四人が先輩のフォローに回った。
「お、おまえら・・・」
先輩は涙目になり、後輩たちと肩を組んだ。
仲良いっすね、君たち・・・
ちなみに最後の一人、美咲はどこで買ったのか分からない「兄スイーツ最高!」と書いてあるTシャツを着てお菓子を食べていた。
「そうだ、はい、これ」
俺は昼に学園長から許可を貰った用紙を先輩に渡した。
「これは、委員会の立ち上げ書?」
「ええ、あればそこに入れて貰おうと思ったのですが、潰れたみたいで」
最近じゃ、人気無いと部活だけじゃなく、委員会すら潰れるとはね。
人気者には人気者の辛さがあるかもしれないが、不人気者には辛さと辛さだけ
世知辛い世の中だよ、コショウ効きすぎじゃね?
悲しい!マジ泣ける。
「でも何故、飼育委員?」
「?豚を飼うには必要でしょ?」
おまけ
食戟のキョウヤ
赤羽「食らえ!この、スイーツの魔術師の幻想的な魅惑のお菓子を!!」
友田「クソッ!作者にお菓子作りの知識がないためにこれ以上書けない!!」
学園長「うううまいぞおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっぉ!!!!!!!」
すいませんでした。




