第7話 定期テスト
「定期テストか……」
「嘆く暇があったら、勉強しなさいよ」
「何から勉強したらいいか分かんないですよ……」
「……なんの教科?」
「それすら分かんないです……10教科あるんで……」
「……今までどうやって勉強してたのよ」
「一夜漬けです」
「よく、一夜漬けなんてできるわね。覚えられないでしょ、あんな勉強法」
「いや、結構覚えられますよ」
「なのに、赤点量産してるの?」
「うっ……」
「はぁ……せっかく家でも勉強し始めたと思ったら、それを無下にしようとするなんてどうかしてるわ。とりあえず、1日目の教科からしていくわよ」
「はい……」
◇ ◇ ◇ ◇
……緊張する。いつもは諦めてるからこんな気持ちにならんけど、この1週間みっちり七志さんに教えられて、結構演習問題は解けるようになった。
あれだけ、何回も解いて見直してってしたから大丈夫だろうけど、やっぱり不安。
早く始まってくれ……
キーンコーンカーンコーン
……よし、始まった。
まず1問目は…………ワークからの問題か。ここは何回も解いてるから、出来そう。
問題は、応用問題のところやな……
◇ ◇ ◇ ◇
返却日や……手ごたえはあったけど、応用問題が不安で仕方ない。
「礼坂ー」
この一気に返ってくる制度やめて欲しい……どれから見ればいいか分からんくなってくる。
…………周りは、いつも通り騒がしいな。一夜漬けとか言っときながら、本当はいい点数なんやろな……俺は、そんな奴に負けてるのか。やっぱり、何してもあかんな。俺は。
「……その様子だと、点数悪かったのね」
「(…………ごめんなさい)」
「何を謝ってるのよ」
「(……あんなに付きっ切りで教えてもらったのに、点数低くて)」
「……とりあえず、結果は家に帰ってから見るから早く帰るわよ」
「(本当に、世話焼けるんだから……)」




