第13話 馬鹿にするな
結局、昨日は資料をパソコンに落とし込むだけに終わったな。
まぁ雰囲気は良かったし、ヘマさえしなければなんとか…………
生徒会室に行く前に、あの空き教室の鍵が閉まってるかの確認か……
これで、しばらくはここも使わんようになるんかな……そう思うと、少し寂しいような進展したなというか……
「あっ、庶務の礼阪優やん(笑)」
「え?」
……誰や?この人。
「ちょっと来いよ(笑)」
「え、ちょ――」
「生徒会に入ったらしいな(笑)」
「は……はい」
「お前なんかが入れるなんて、生徒会も落ちたもんやな(笑)あーあ、今の生徒会長に投票したんが間違いやったわ(笑)去年、苦労して改革しとったやつも口だけやったんやな(笑)とにかく、お前なんかが生徒会に入らん方がええぞ(笑)」
「え……」
…………なんやあいつ。馬鹿にするだけして、あいつに何が分かるんや。俺は確かに入らない方がいいのかもしれない。けど、それを踏まえた上であの先輩らはそんな俺を拾ってくれた。
会ったばっかりやけど、あの人達は絶対にいい人に決まってる。それなのに、あいつは…………
絶対に、許さない。絶対に……絶対に……
「…………許さない」
「……え?」
「許さない許さない許さない許さない――」
「ちょ、タンマタンマ」
「ほっといて!!私は絶対にあいつのことを許さない。あなたも腹が立ったでしょ!!」
「そ、そうですけど……そこまでデッドヒートしなくても。俺は大丈夫なんで……」
「うるさい!!」
こんな顔見たことない。しかも、ここまで取り乱すなんて…………




