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俺が生きる理由は、身の回りのものを全部きれいにして消毒することだけだ!  作者: ニシキ
第1章 この世界をきれいにする俺の仕事が始まる

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もう一度


次の日、俺は冒険者ギルドの建物の前に立っていた。

準備はできている。手ぶくろもしている。

自分に支援魔法を三つかけて、心の準備をした。

昨日は弓を持っていたが、今日は剣をにぎっている。


迷わず、中へと足を踏み入れた。

うん、何も変わっていない。カウンターへと向かう……そこにいたのは、昨日の受付嬢だった。

俺の姿を見るなり、なぜか彼女は見なかったふりをしてそっぽを向いた。


「どーも……」


「お、おはようございます……何かご用でしょうか?」


その顔には、ハッキリと不快感が浮かんでいる。


「冒険者として登録したいんですが」


「ええ……まずは、こちらの書類に書いてください」


「はい」


またしても、こうして書類を書く羽目になった。昨日は魔弓士だと名乗ったが、今日の俺は剣士だ!

すべて書き終えると、それを受付嬢に手渡した。


昨日までは気づかなかったけど、この受付嬢、かなり綺麗な人だ。

黒く艶やかなロングヘアがまっすぐに垂れていて……まあ、相変わらず俺の前では居心地悪そうにしているけれど。


「すべて問題ないわ。そ、登録料は240リラよ」


誇らしげにカウンターの上に金を置いた。

彼女はホッとしたように溜息をつく。なぜか、無性にイライラする。


「じゃあ、自己紹介するね。受付担当のナエだよ。これからよろしくね」


「あ、はい……! こちらこそ!」


「今、冒険者カード取ってくるね」


「ああ」


心臓が飛び出るかと思った!なるほど、これが可愛い女の子の力か……。

危険すぎる……!


気を紛らわそうと、周囲を見回す。

大体、受付嬢が依頼を割り当てるものだ。剣の扱いは初心者なんだから、ナエ、手加減してくれよ。

数分後、彼女が戻ってきた。


「はい、お待たせ。カードだよ」


名前が入ったカードだ……。

前にも持ってたけど、この国のやつはすごくかっこいいな……。

昨日の発言は取り消そう。


「コホン……ソエン、依頼を受けないか?」


「ああ! 土、泥、大量の血、狭い場所、洞窟、沼、動物、墓地、教会、長旅、不衛生な人間との会話、それか、大勢の人混みが入ってなければ何でもいい!」


ナエの顔がまっ白になってる。


「ええと……この依頼を受けてくれないか?」


「どれどれ」


依頼か……牛を殺してる魔物を退治する。

弓があれば超簡単なのに。


「これ、断れるのか?」


「うん、じゃあこれはどう? 貴族がパーティーの警備を頼んでるの。三日後よ」


「受けるよ。でも、今すぐできるやつは?」


「うーん……これ! 掃除する人を募集してるみたい……」


「それにする! どこに行けばいい!?」








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