表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/38

青い青い狂戦士

「お許しを!神級魔法(オーバーマジック): (タイム)監獄(ロック)!!!」


老人の叫ぶ声が響く

魂をも消費して施行される神域の封印魔法


出現する魔方陣が空間や時空、その領域ごと

あるがままに静止する

その中央でドネルケバは生きる石像と化した


魔力を使い果したサルサの身体が灰の様にボロボロと崩れ始める


サルサの身体が崩れると同時に、オグナ達が通路として通った教会も、押し寄せる時の波に崩れていく。


「シシカバ様…どうかお逃げください…」


ー ピキッ!


っと空間に亀裂が走る


「っ何!?」


パリン!と空間と時空がガラスの様に割れる

封印を内側から破り、姿を現わす狂気の獣

その顔には明らかな怒りが見てとれる


「時間稼ぎにもならないのか……」

絶望が崩れゆくサルサを包み込んでいく


ー いや!そうでもないさ!


後方より聞こえる声にサルサがぴくりと反応する


「あんたが稼いだ時間は、無駄なんかじゃないぜ!」


声と同時!

サルサの背中を、莫大な闘気の熱が押す!!

まるでその熱気、いや圧力は質量もを有する様だ!


消え入るサルサは思う

(あぁ…シシカバ様は本当に良き仲間を得られた…)


風が灰を空へと還す。


風に運ばれる灰が闘気に触れる

小さくジジジっと音を立て灰が燃える


「手加減しねぇぞ…犬っころ!」


怒りに燃える、その声に

生涯初めて、恐怖を覚える究極の獣


視線の先…青く炎が揺らめいた!


グギャーーーーーーー!!!!

溢れた獣の悲鳴


気付けば体は雲の上!!!!!!

遅れやって来る死の痛み!

頭部以外はぐちゃぐちゃに吹き飛んでいる!


すぐさま回復を図るも

ドン!!!!!!!!!!!!

と衝撃!!!!


目の前には、あるはずの無い大地!!!

すでに原形さえ残さぬ程、肉塊になった体が

べちょりと大地から起き上がろうとする


力を取り込まんと伸ばす肉の触手を

迫る恐怖へと解き放つ!!!!!!!


何とか再生出来た1つの瞳が死の間際、

恐怖の正体を目の当たりにする


煌々と燃ゆる!青い光を帯びて逆立つ頭髪!!

そびえる筋肉の城!!

その拳は!その出で立ちは!神が如く!

その風貌!その迫力は!悪魔が如く!

この世に顕現を果し賜うた!破壊と闘争の概念!


この世の力!それを一点に集約した猛々しき姿!

沸騰した血液に!筋肉が喜び勇む!


これぞ!益荒男(マスラオ)を凌駕した頂き!

シドウの伝説【(タケル)】の姿!!


オグナの闘気か拳に集まる!!!!!!!!

繰り出されるは、必殺の一撃!!!


亜光速の衝撃は、獣の一片も残さずに

大地も空も消し飛ばす!!!!!!!!!!!


ドン!と一発!!

世界に轟く衝撃音!

討伐完了!

オグナの闘気が天を破る!


ゲルババの7割を吹き飛ばし!闘いは見事、決着を迎えた!


------------------------------------


この日世界は、確信する


100年前より、時折感じた闘争の予感


ある者は、神話の始まりを


ある者は、終焉の始まりを


ある者は、魔王の復活を


ある者は、武の高みを


世界中の強者達がそれぞれの思惑を胸に


世界を巻き込む、うねりとなって動き始める






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ