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霊媒師募集  作者: たまこ
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第十五章 霊媒師 打ち上げ、そして黄泉の国の話-4

ジャッキーさんの本体に会えるのを楽しみにしていた僕は、もう色々と、総合的に、全方向、とにかく釘付けだった。

釘付けすぎてウッカリ返事をすっ飛ばした僕のかわりに、隣にいた水渦みうずさんが答えてくれた。


「おつかれさまです。地図アプリのナビ通りに来ましたので迷わず来れました。本日はよろしくお願いします」


キチっと頭を下げる水渦みうずさんに、「あはは、固いよ」と破顔するジャッキーさん。

僕もそのあとに滑り込み、


「昨日はおつかれさまでした。こちらのジャッキーさんとは初めましてです……って、なんか変な感じですね。すっかりフィギュアの姿に慣れてしまったから……僕さっき、見過ぎでしたよね、すみません! 

あ、それとこれ良かったら、お土産のケーキです」


声をかけられたのに無言で返してしまった事をお詫びしつつ、ベベのケーキを手渡すと、目尻にたっぷりのシワを寄せ笑ってくれた。


「あははは、そうだよねぇ。丸一日フィギュアの自分と一緒にいて慣れてきたと思ったら、翌日は生身の本体とご対面だもの。そりゃあ混乱するよ。しかもこんなオジサンだし。でもまぁ、今日はぜひ本体コッチにも慣れてってちょうだい。さぁ、とにかく上がって!」



玄関を入ると絨毯の敷かれた廊下があり、その突き当りのリビングダイニングに通された。


「2人共、好き嫌いはないって言ってたよね? すぐに用意できるから、テキトーに座ってて」


言いながら、壁にかかったエプロンを流れる動作でザッと取り、マントを羽織る優雅さで装備したジャッキーさんは、キッチンスペースへと進む。


カチカチっとコンロに火を着ける音がして数分後。

温め中のお鍋からすこぶる良い匂いが漂って、途端僕のおなかがギュルギュルと鳴り出した。


ヤバッ!

ちゃんと朝ご飯食べてきたのに!


「今の腹の虫は水渦みうずさん? それともエイミーさん?」


ジャッキーさんのからかうような質問に、「岡村さんです」と淡々と答える水渦みうずさん。

ちょ! 

恥かしっ!


「あははは、嬉しいなぁ。自分、腹ペコの子にゴハンを食べさせるのが大好きなんだ。今日のランチはビーフシチューとサラダとキッシュ。パンは一応自家製だよ。大量に作ったからいっぱい食べてね!」


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