表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
霊媒師募集  作者: たまこ
116/1194

第八章 霊媒師弥生-48

そう言って目を細める院長の横に、音もなく特メイ班の2人がさり気なく近づくと、バサァッとベッドシーツのような布をかぶせ、ワン、ツー、スリー!と手品師のようなカウントをとった。

そしてバサァッと今度はその布を取り払い僕らに向かって一礼するとスッと後ろにさがる、と。

おぉ!!布から出てきた院長が元のプリティマルチーズに戻った!

カワイイ!やっぱりこっちの方が好き!


社長もそんな霊的マジックに目を丸くしつつ、


「特メイ班スゲェな!オイ!って、話は戻るが、救いか。今まであのポールダンスでたくさんの生者達が助けられてきたんだな。タカシ……オマエもスゲェぜ!やっぱり最高のダンサーだ!」


興奮冷めやらぬ力強い叫びとともに、ブンッと短い起動音。

同時に社長の両腕が白く発光する、ソウルアーマーだ。

これで腕だけは霊体を物体として捉える事ができるようになった社長は一体なにをするつもりなのか?

普段は霊との戦闘時に装着するものだけど……まさか感動のあまりタカシさんを殴るつもりじゃ!?拳でわかり合うな考えの人だし可能性はゼロじゃない!

ちょ!社長!?そういうパッションは良くないと思います!と、言いかけた僕をガン無視で、タァっと巨体を跳躍させて、タカシさんの前に降り立った!


筋骨隆々のダンサーと柔肉ぽんよぽんよのダンサー2人が向かい合い、熱い視線を交わし合う。

そして、


「『ウェーイ!!』」


両者、手の平をパチーンと鳴らしてハイタッチ。

それを合図に互いの拳をコツンと合わせ、腕をクロスに絡ましたり、バイオレンスじゃない方向での打ち合いが始まった。

おお!この感じ、テレビや映画で見たことあるぞ!

「ハッハー!ヘイ!ブラザー!」とか言いながら、ゴチンゴチン拳をぶつけるご挨拶だ!

小さな女の子達がする手遊びの“アルプス一万尺”の上位互換な、そんな感じにも似ているやつ!

社長め、この為にソウルアーマー装着したのか。

タカシさんも社長もめっちゃ息が合ってて笑ってる。


『おぉ、なんだか楽しそうですねぇ!これはあれでしょう?“アルプス一万尺”でしょう?』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ