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霊媒師募集  作者: たまこ
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第八章 霊媒師弥生-41

感動した。


社長のブレイキンとかれのポールダンスは、間違いなくエンターテイメントだった。

バトルが始まって最初は戸惑ったものの、ギャラリー(僕と、院長とその仲間達)は、ダンサー2人の熱いパッションに呑まれ魅せられ夢中になった。


勝敗は僅差で社長だった。

瓦礫やガラスの欠片が散らばる廃屋で、ブレイキンの大技であるウィンドミル(床でクルクル回るヤツね)をやりきったダンス魂が評価されたのだ。


おかげで社長は擦り傷だらけ。

それでもブランクのあるダンスで、バトルに勝ったのが嬉しかったのか良い顔で笑っていた。


「タカシ!おまえのおかげで、もう一度踊ることができた、礼を言うぜ!」


ポールダンスのかれはタカシさんって名前らしい。

すっかり社長と仲良くなっている。

とりあえずストリートダンサーだった頃の話は、この現場が終わったら改めて聞いてみようと思う。


『生死の垣根を越えた2人の試合、とても素晴らしかったですよ!』


おおきな拍手をしながら声を上げたのは満面の笑みの院長だ。

興奮冷めやらぬ院長はさらに続けてこう言った。


『それで、清水さんエイミーさん。これでご理解いただけましたか?“襲う”と“脅かす”の違いが!』


えっ?えぇ!?と、スミマセン、

今のダンスバトルでわかる人はいないと思います!


『仕方ないですねぇ。それでは順を追ってご説明いたしましょう。いいですか?まず私達はシフト勤務を導入しています』


「「シフト勤務?」」


今夜は社長とよくハモる。

だけど、そりゃ聞き返したくもなるだろう?

だって幽霊軍団がシフト勤務って、なんのこっちゃってなるじゃない。


『そう、シフト組んで交代制にしてるんです。ここに集まってきた看護師達はなにも毎日、一日中ここにいる訳じゃありません。日勤と夜勤に分けています。日勤者は肝試しの若者が来ない昼間のうちに建物内を点検します。危険な場所はないか?新たに崩れた場所はないか?徹底的に現場を調査します。私達は現調班と呼んでいますがね』


「現調班……」


『その現調班は点検終了後、私に結果報告をしてその日の勤務は完了、あとは夜勤に引きとなります』



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