異世界生活 21〜22日目
急な休みに続き急な投稿ですいません。本当は休もうかと思ったのですが待ってくれている人もいるので投稿しました。
少し忙しくなりそうなので次の投稿がいつになるかはっきりしません。毎日投稿とか言っているくせにすいません。
落ち着いたらまた毎日投稿始めますのでそれまでは待っていてください。
あれ?なんだか空が明るくなってきたな。あれ?今夕方じゃなくて夜明け?
あのジジイどんだけ俺を寝かせたんだよ!
ん?なんかお腹のあたりが湿っているような…。この匂いまさかションベン?
え、この年で俺お漏らし?嘘でしょ?え、ちょ、ま…。
ん?お腹のあたりにションベン?股間じゃなくて?
「ワン!」
……こいつの仕業か。犬にションベンかけられるのなんて久しぶりだよ。いや犬じゃなくて狼か。まあどっちでもいいけどな。とりあえず脱いで洗うけど犬にションベンかけられる理由ってなんだっけ。
昔本で見たような気がするんだけど思い出せないや。まあなめられているって解釈が正しいのかもな。犬にもなめられる俺の雑魚さか…
狼も躾とか出来んのかな?似たようなもんだしできるよな。
とりあえず触ってみるか。ふれあいっていうのは大切だからな。手を出したら威嚇し始めたけどきっと大丈夫だ。
「ほーら大丈夫こわくないよ。」
近くまで手を出したら噛まれたね。だ、大丈夫だ本気で噛んでるわけじゃないだろうし。
噛んだまま首ふり始めたね。さすがにそこまでやられたら血が出るよね。めっちゃ痛いよね。さすがにしばらく落ち込むよね。俺ちょっと調子に乗っちゃったね。
……俺昔から犬にだけは好かれたんだけどなぁ。今までこんな風に噛まれたことなかったんだけどな。傷口にポーションかけたけど血が止まらねぇ…。
「ワン!ワン!」
こ、今度はなんだ?俺に向かって吠えているし。この子何なのさ、可愛いから許すけど。あ、昨日あれから飯食ってないし飯欲しいのかもな。
オーク肉このままで食べるかな?もう元気そうだしいけるよね。俺の手に歯型がくっきり残っているくらいだもんね。けど一応一口大に切っておくか。
「ほーらご飯だよ。」
「ガルルルルルル…」
あ、唸りながら近づいてきた。これまずいか?いやけど可愛いな。とりあえずここに置いて少し下がっとくか。
「ガルルルル…くっちゃくっちゃ…ガルルルルル……」
いやもうお前どこぞのヤンキーか?というか唸りながら食うとか器用だなお前。唸りながら食うって警戒心あるのかないのかもわからないし。威嚇しているから警戒はしているのか?けど威嚇している相手の出した食べ物そのまま食っているからな…。わ、わからん。
とりあえず今日は激しく動くと痛いから、療養ということでこの子狼とコミュニケーションを取ろうか。その前に名前もつけないとな。何かいい名前は…白くて小さくて狼…これはベタに行くべきだな。
よし!こいつの名前はシロだ!毛がモコモコしているけどわたあめはできそうにないな。名前をつけると愛着がわくな。これはもう手放せないな。
「よし!シロ。これから仲良くやろうな。」
笑顔でそういった俺に対して、きょとんとしているシロ。こんな顔も可愛いな。威嚇することすら忘れているよ。
なんとか身振り手振りで名前をシロとつけたことを教えようとする。だがいまいちよくわからないようだ。そこで一言「お前の名前はシロ」と伝えたらいきなり噛み付いてきやがった。お気にめさなかったのかな?
無人島生活22日目。
起きたら体の調子が昨日よりもよくなっていた。昨日1日スキル練習や工作、シロの相手をしながら安静?にしていたのでかなり良くなったようだ。これなら魔物との戦闘は無理でも木を切るくらいならできそうだ。
そういうわけで今日は竹林の整備をしよう。竹林は魔物の出現率が低いからな。まあ多分理由はあまりにも荒れているから竹林の中では動きづらいのと、竹には実がならないことを知っているからではないだろうか。
まあ本当の理由なんてわからない。知りたかったら魔物に聞け。
さて俺の朝食は必要ないがシロには必要だ。だが、マジックポーチでは日持ちしないことがわかっていたので昨日の夜のうちに干し肉にしておいた。このままではシロでは食べられないだろうし水で戻そうか。
…そう思っていたのだが、今美味しそうに干し肉をしゃぶっている。
……俺高さ1mくらいの肉干す専用の台作ったんだけどな。あの高さなら登れるのか。昨日作った干し肉半分以上食われているし。まあシロ専用だったから別にいいけどさ。
こっち見てなんとも言えぬドヤ顔をかましていやがる。この顔で食っているとつい許してしまうな。うん、今回も許そう。
シロは竹林に連れて行くと迷子になるか、どっかに行ってしまいそうだしここに置いておくか。ハシゴは登れなさそうだしこのまま勝手に行けばいいだろ。
……ハシゴ登ったよ。しかもハシゴかけた途端一気に。ハシゴに上るとかどんな器用な脚をしているんだよ。しかも慌てて追いかけた俺に早くこの門開けろとでも言わんばかりに門引っ搔いているな。
開けたらきっとどこかに行ってしまう……なんてことなく開けてやったら外で伸びをした後早く来いと吠える。どうやら昨日1日でそれなりの信頼関係は築けたようだ。
こっちに行こうと竹林と反対側の森の前で吠えるが俺は竹林側の森の前で仁王立ちをする。これだけは譲れない。竹林の整備をしたいしあっち側の森は以前シロとオークがいた方だ。あんな危険な戦いはもうごめんだからな。
結局シロが仕方ないとばかりにこっち側に来た。シロに対しての初勝利である。昨日は飯もトイレもシロに負けたからな。数時間粘った甲斐があるってもんだ。
ようやく竹林の前まで来た。途中途中でシロが引き返そうと立ち止まっていたが構わず進んだら渋々ついてきた。ここでついてくる辺りがもう俺に心を許した証だろう。
…まあ撫でようとするたびに手を噛まれるけどね。おかげで骨折よりも噛まれた傷の方がひどいような気がする。
竹林まではいろいろあったがなんとかこれで整備ができそうだ。そういえばこの竹林の整備って筍が目的だけどいつ筍生えるんだろ?季節がわからないからな。というか季節自体あるのか不明だしな。そうなるといつ生えるんだろ。
まあ当分この無人島にはお世話になりそうだし、やっといて損はないな。竹林の外側は大分綺麗になったな。まあまだまだあるけど……
さてと今日はこの辺から切り始めるか。体に無理がないようにゆっくりとできる範囲内でやっていこう。
「ガゥ!」
「んぎゃああああああ!!」
痛てぇ!鎧の皮の部分思いっきり噛まれた!し、尻がもげるぅぅ!!
いきなり噛み付いてきてどうしたんだ!?俺今なんかしたっけ?
すぐに離してはくれたけど一体なんだって言うんだよ…。まあいいや再開させようか。
「グルルルルル…」
「…………」
もしかして竹を切るなと言っているのか?試しに竹に鋸を近づけると…
「グルルルル…」
離すと?
「………………」
近づけると?
「グルルルル…」
離す…いや、もういいか。
どうやらこの竹を切ることが反対らしい。どんな理由かわからないがこれは説得しない限り竹林の整備が出来ない。つまり筍が食べられないということだ。何としてでも説得しないとな。
「いいかシロ。よく聞けよ?」
…話をする前に手を噛むのはやめてほしい。よっぽどシロって名前が気に入っていないようだな。まあ俺は気に入ったから何をされようがシロと呼び続けるけど。
「いいかシロ。竹というのは成長が早い。筍から一年も経てば立派な竹になれるんだ。成長が早く寿命もそれなりに長い。…ちょっとさすがに痛いから離してくれない?」
「成長が早く寿命も長い。つまりなシロ。竹っていうのはどんどん増えていくんだ。増えるっていうのは決して悪くない。だけどそれが限られた土地の中で起こるとどうなると思う?答えるために一旦噛むのやめようか。」
「…答えは過密状態になるだ。動物の場合は過密状態になっても移動すれば問題にはならない。だけど植物は移動することができないんだ。移動ができなくて過密状態が続くとどうなるか。それは土地と栄養の奪い合いだ。そして奪い合いに負けるとどうなるか、それは死だ。シロ、周りを見てごらん。いくつも竹が枯れているだろう?…ちょっと見ようね。だんだん噛まれる痛みも感じなくなってきたから。」
「この竹林の状態が長引くとここの竹林はいずれダメになるだろう。噛まれている俺の手のように。……本当にダメになるから離してくださいお願いします。」
いい感じの出血量だな。本当にダメになりそうだった。なんとか離してくれたから今のうちにポーションかけとこ。ついでに飲んどこ。
「でだ。この竹林をよくするためには竹の伐採が必要なんだ。ちょっと見比べてみな。何もしていない竹林と俺が整備した竹林。どっちがいいか分かるだろう?」
狼にわかるわけないか。いや、もしかしたらわかるかな?シロ頭いいみたいだし。
「もしわかったのなら作業を始めさせてほしい。もし駄目なら切る前にまた唸ってくれ。噛まれるのは嫌だしこの竹林の整備は諦める。」
さてと作業始めてみるか。本当に理解したかわかんないけどこれで駄目なら諦めるしかないか。まあ今まで整備した分で筍は採れるだろ。あ、駄目だった場合は筍狩りも駄目になるかも。
こ、この一刀は緊張するな。鋸で竹切るのにこんなに緊張したことないな。
では、いざ入刀!
ギコギコギコギコ…
「理解してくれたか…ありがとうなシロ。」
いい感じの場面なのに噛むのやめてください。ちょっと調子に乗りました。シロにシロって言ったこと謝りますから…
ごめんマジで噛まないで!調子に乗りすぎた!ごめんなさい!
その後順調に竹林の整備が進んだ。この調子で今後も頑張っていこうか!
ちなみに今日、どんぐりは落ちてこなかった。
今回はシロとの絡みと竹林の整備でした。シロっていう名前気に入っていないようです。安直なのが気に入らないようですがアッキーは気に入ったようです。ごめんなシロ。
作者本人も実家では柴犬飼っています。うちのは安直のようななんというか…
某週間雑誌のよろず屋の主人公の愛称からもらいました。名前をつけたのは母です。作者じゃありません。
最後の意味深なことはまたいずれ…




