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02…ここの世界



此処は何処だろう、と思いつつ目の前にいるおっさんに魅了された私はただ見つめてるだけだった。

大人顔負けの彫り深い目元や、優しそうな瞳と顎にある髭が色気を漂わせる。きっとこの人に甘い声で囁かれたら妄想妊娠でもしてしまいそうだ。歩く18禁ですね、なるほど。



「――で。気分はどうだい、お嬢ちゃん。」



「っえ!?はひっ?」



唐突に話題を振られてしまい、思わず吃驚すると笑われてしまった。



「まぁ、仕方ないさ。いきなり倒れたんだからな」



おっさんはにこやかに言うとコーヒーが出来たのか食器を用意していく。

シンプルな食器にできたてのコーヒーを注ぐと私に手渡してくれた。そこから漂う独特な匂いはインスタントのコーヒーではなく、本物のコーヒーだった。

私は熱を冷ますように息を吹き、一口飲みと苦くて深みのある味に思わず頬が綻んでしまった。



「美味しいか?」



「はい、美味です」



うっとりしながら飲んでいる私に軽く笑うとおっさんは自己紹介をしてくれた。

名前は…鷹沼 兼次と言うらしく、保健室の先生らしい。なんて美味しいネタなんだろう、保健室の先生だから保健の授業得意なんですよ…みたいなネタでしょうか?



「お嬢ちゃんは?」



「ぇあ、その…渚です。鈴攫 渚…」



若干言葉を詰まらせながらも教えると、彼は「鈴攫ちゃんか…」と小言を言いながらコーヒーを口にしていた。コーヒー似合うなぁ…私はぶっかけたいんだけど。←



っていかん。さっぱり忘れていた。この世界のこと…一体何処だ?まさかのオリジナルな世界で死亡フラグ乱立?わぁお。過去でこんなハンサムなおっさんに会ったことはないから、タイムスルップではないだろう。

ならなんだ?まさかの嬉し悲しの二次元ですか、ありがとうございまーすっ!!

ならこのおっさんは見たことあるよな。どっかで…確か2周目以降で攻略出来るやつだったよーな。いや、まさか。そんな世界だったら私は生きれる予感がしないんですけど…。



「…あの」



「ん。なんだい?」






此処は【私立 咲臨(さくりん)高等学校】ですよね?







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