01…挙動不審な女の子
もし、貴方の周りに変な人が居るなら気をつけた方がいいだろう。
その人に迂闊に近づいてしまったら、貴方に災いが起こるから。っても、どうせ言うこと聞かないでしょ?
それがどうした?みたいな…そんな反応いらないから。
んじゃあ、話を変えようか。もし貴方が【トリップ】してしまったらどうする?
え?唐突過ぎるだって?そんなことどうでもいいじゃん。でも大抵の人なら夢小説みたいにヒロインになって美麗な男性に口説かれたいだの、口説きたいだの、そんな甘ったるい事でも考えてそうだよね。私も前まではそうだったしね。
でもさ、実際なってみたらどうする?口説いちゃう?あはは…出来るわけないじゃん。寧ろ帰りたいとか、自分が惨めになっていくよ。だってさ漫画とかって通行人達でさえも美人なのに、そこに私が入るなんてなんかおこがましいとは思わないかな。それに実際に登場人物に話しをしたってゲームのように上手くいかないことだってあるでしょ。もしそれで自分が窮地に追い詰められたらどうする?逃げる?無理無理。ないって。だって此処は【現実】なんだからさ。【ゲーム】ではないんだよ。
多分こんな話をしてたら、読まなくなっちゃう人もいるかもしれない。でもね、仕方がないの。
今 私がそうなんだから。
混乱中で災難うけて、只今保健室。今日も日本は平和です。…なわけないけど。
混乱して挙動不審になってて自己嫌悪になってました。サーセン。
いやぁ…ね?普通は混乱しない?いきなり場面が変わって、起きたら保健室でしたーって可笑しいでしょ。私は落ちてしまったのか?やったぁ!社会人やっふぅうう!!と調子乗ってお酒をがぶ飲みしてたのが悪いのかな。あははは…神様なんて残酷なんですか。苦しいです。
で、此処は何処なのだろう。良くある保健室なんてどの漫画にもあるから分からないし、過去の自分が保健室に行ったことは殆どない筈だ。
では此処は何処ですか?二次元ならヤッホーイ!!と大喜びで跳ねますが。あ、でも死亡フラグしか立たない所はやめて下さい。まだ生きていたいんで。
「おや、目が覚めたのか。お嬢ちゃん」
渋く優しそうな声音で話しかける男性の声に、思わずびくりと身体を強ばらせると男は笑った。
「そんなに警戒しなくたって俺は手なんか出さねぇーよ」
長身で少し髭が生えてて、オールバックで髪を一つに結んだ男性はにこやかに話しかけるが、緊張してしまう。え。何か凄いフェロモン漂うおっさんがいるんですけど。エロいんですけど。主に声が。
しかも筋肉質なのかTシャツがぁあ!!!良かった、いいものを見れました。しかも白衣なんてご馳走様です。
で、ここどこよ。
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