16…天使からの贈り物=□□□
「ねぇ、次はどこ行くー?」
目を輝かせて店を見渡す主人公ちゃんは今日も天使で私の鼻血がオーバーヒートしそうで怖いです。
話し込んでたら主人公ちゃんがひょっこり出てきて帰るならどっかに寄り道しとこう、という案に乗ったから今に至るわけで。さっきまで顔が赤かった錬城は舌打ちがだんだん増えてきたような気がする。なに?もしかして男の子の日なんですか?あるとは思わなかったが…女の子にアレが来たみたいに急に不機嫌になったりとか…時にはお腹押さえたりとか。あれ?なんだ頭だった。
にしてもどうしたんだ?主人公ちゃんはいつもの通り空元気だから気にしないけど。錬城は壁に頭を叩きつけたり、呆れたり、舌打ちしたり。いつもとは違う…違いすぎる。
「渚ちゃんはどうする?」
「ぅえ!?あっえーと…小物屋さんに行きません?あのお店とか…」
「そうだね。そうしよう!」
そういうと私の手を引っ張ってお店に入ろうとする主人公ちゃん。
ここまでで、主人公ちゃんが錬城の変人っぷりに気付かず進めるあたり…不憫すぎる。他人事だけど←
店内に入ると少し落ち着きのある雰囲気で。
木の上には金属で作ったアクセサリーやグッズなどが並べられていて、正直言って高校生が好みそうな可愛らしいキャラクターとはかけ離れている気がする。やっちゃった感が酷いな。
「ごめんっ…違うお店にしよ…「いいね!この雰囲気!好きだなぁ」え?」
主人公ちゃんは可愛いくてちょっと変わったものが物が好むわけで、フォローしてくれる姿に思わず涙が出そうになった。いや、もう出てるけど。
そんな私に可愛いハンカチをくれる子は本当に天使だよね。抱きついてもいいですか?
「?いいよーハグ…する?」
いつからギャルゲーと化したんだ!!!!
なんでこういう時に口からポロっと出ちゃうんでしょうね!ワザとじゃないんだよ!多分涙腺緩んで思考回路が口に出ちゃったんだろうね。え?もしかして前半も聞かれた…
「おい、顔青いけど大丈夫かァ?」
呆れながらも心配してくれる錬城。優しいけど不憫とか可哀そう、ってそんな疑うような目で見られると怖いです。口から出てそうで。
「にしてもこれいいなぁ…ねぇ、似合う?」
主人公ちゃんが差し出してきたのは太いオレンジ色のリボンで、白い模様が描かれているせいか少しだけ大人っぽい感じを醸し出している。
それはもう似合うわけで、何度も頷けば笑われてしまった。
「でもいいなぁ…私も買おうかな」
最近、忙しくてあまり買い物とかしてなかったし…というか知らなかったし。これもいい機会だよね。
にしてもこのネックレスいいなぁ。白馬の横顔で瞳にはカラフルなラインストーンが埋め込まれていてシンプルだけど可愛い。流石に学校では無理だから外出するときだけなんだけど。というか…学校以外で外出することとかあるのか?
というよりお金あるっけ?
「じゃあ。お揃いにしようよ♪」
「っぁうん!?ってもう買っちゃったの!?」
いつの間にかお会計を終えて小包を渡す主人公ちゃんに、終始戸惑いながら受け止めると嬉しそうに笑う姿が可愛らしくて萌えました。
しかもそれがお揃いとか嬉しいなぁ…イケメン彼氏とのペアルックもいいけどね!
でも若い子に払わせるのはなんか大人としてどうなんだよって…そのお金が無いんですが。
「あ、開けるのは帰ってからね!」
「なんかごめんね…でもありがとう!」
「いいっていいって」
あー優しいなぁ…もうなにこの天使。女神なんじゃないのかなぁ。
って錬城がお買いもの?
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