テロリストの秘密
壮大な話になってきたな。
朝日がのぼり、赤い目の吸血鬼のリースが眠りに着く。吸血鬼が住むだけあって、朝日は入らないが、リースはきっかりと棺に入っていった。しかし、ゴシック調の子の部屋に、ルナと2人だけになってしまった。ルナは不敵に笑って話し始めた。
「このお城は夜にならないとでられないだよ。防犯設備が半端なくすごいんだ。だから、私も、夜型になっちゃったんだけど、今日はオールナイトじゃなく、オールモーニングしちゃおっかな~。カイトJrがその気なら、オールイブニングOKだよ。」
「ルナさん、人狼は夜型じゃないんですか。オールイブニングって、も~突っ込みどころ満載だけど、突っ込みついでに・・・。って不味い。フィルに連絡しとかないと・・・ファムの件もあるしな・・・」
「ファムってだれ?彼女?」
「いや~。ところで、2人で朝日をみながら、美味しいモーニングコーヒーでも飲まないか?なんでも、その場所で飲むと、幸運が舞い込むんだって。行こうよ。」
「カイトJr話をそらしたわね。まっいいや。このお城から出る方法はあるけど、その前にちょっとだけ独り占めしちゃうんだから。モーニングいただきます。」
「食べられる~。」
お昼過ぎ、ルナとカイトJrはお城を出た。昼飯を食べに出かけると、背後からルーフが忍び寄て来た。ルナが気づくと笑顔で「おめでとう。ルーフやったね。イケてるリーダーなんだって!」
脅かそうと思っていたルーフは「カイトJrのおかげだよ。幸運を運んでくれたんだよ。お父さんも喜んでくれてるし。でも。ルナからカイトJrの匂いがするのは・・・そういうこと?」
「ちがくはないけど・・・私はリースがいるし。カイトはいろいろと相談のってくれてるんだ!そうだよねカイトJr!」
「まっいいか。それより、今、店にフィルが来て、お父さんと話してるとこなんだけどさ。連絡が遅いから、カイトJrを探してくれって頼まれたの。」
「おなか減ってるし、店に急ごうかルナ。」
店につくと、昼間っから酔っ払いが大きな声で笑っていた。
「フィルもう昼間っから飲んでるのか。」
「親父さんに勧められちゃって、ついつい。」
「フィルって、お酒あまり飲めないんじゃないの?」
「そうなんだよ。お酒は少々しか飲めないんだ。」
親父さんも陽気なって、
「カイトJr昨日はありがとうな。フィルには升升しか飲ましてないぞ。」
「あの・・・少々が一升の升に聞こえるんですが。」
「だから、2升しか飲ませてないんだよ。フィルが東方の国の祝い酒をもってきてくれたからな。」
「ルーフさんとルナさん。お父様は典型的な酒飲みの言い訳をしていますが・・・ご自宅の方にもうそろそろお連れしたほうがいいんじゃないですか。あちらのご婦人からすごい殺気が漂ってくるんですけど。」
「いいんですよ。早くフィルを連れていいていただければ、こちらで対処していただきますから。」
バキバキと指を鳴らす音をさせている。
「そうだ、フィル、報告書を出さないといけないんだけど、新しい書式になったんで資料もほしいからフィルの事務所に行こう行こう。早くしないと、また、上の者に怒られる~。」
フィルを背負いながら店を出た瞬間に怒声でグラスが割れる音が聞こえてきた。
「今日も平和だな~フィル。」言いながらフィルの事務所に向かった。
事務所につくと水をフィルに飲ませるようにスタッフに頼んだ。
「ありがとうカイトJr。この前、エルフをさらったテロリストから面白い話が聞けたよ。」
「酔っ払いの戯言だったらゆるさないぞ。それより、ファムの様子はどう。」
「あせるなって。まあ、聞いてくれ。」
「恐竜って知ってるか?」
「馬鹿にしてるのかフィル。」
「違うんだ、よく聞いてくれ。昔、この地球に大きくてたくさんの凶暴な恐竜がいたけど、隕石の衝突か
何らかの理由で絶滅したんだ。もし、先日エルフたちをさらったテロリストの古代の神が、かかわっているとしたら面白くないか。」
「興味深いな。でもフィルそれが今回の件に関係するのかよ。」
「実は、凶暴な恐竜たちしかいない地球に来て、狩りを楽しんでいる宇宙人がいて、それを知らずに恐竜たちと一緒に殺された。そして、絶滅させたとおもったら、殺された宇宙人以外に、仲間がいたらどうなると思うカイトJr。」
「戦争になる。確実に!」
「だよね。たとえば、住みやすそうな星があるのに、知能は低く凶暴な恐竜が星全体にいたら、手っ取り場やく絶滅させたいよね。そんな星を必要なのは、強くて貴族みたいな趣味をもった宇宙人しかいないよね。そんな貴族みたいの宇宙人がお亡くなりになって帰ってこなかったら時には、探しに来ますよね。でも、隕石みたいなもので恐竜もいなくなっていたら、もう焼野原状態なのであきらめるんだけど。普通はね。」
「あきらめたんじゃないの?フィル。どういうこと?」
「次に地球に調査したときには、恐竜がいなくて、人類を奴隷にしながら、魂を回収している、神を名乗る奴らがいて、そいつらの評判が悪かったとしたらどうする。」
「どうするも何も、やりやがったな奴らぐらい思ったんじゃないの。フィル」
「まー違いなく、地球にいた古代の神は滅ぼされたか、隠れるよね。そして、ついでに宇宙中の仲間も根絶やしにしようと躍起になるよね。」
「何それ、怖い話。恐竜と遊んじゃうような奴らに追いかけっこされたら、死亡フラグ立ちまくりだよ。」
「ファムいつからいたの?」
「フィルがカイトJrの連絡がないっていったから心配で。聞いたらフィルが探しに行ったっていうから事務所に来ちゃった。」
「でも、それホントなの?フィル。」
「嘘じゃ無さそうなんだよね。隠れている間、地球は監視されていたんだけど、異世界や宇宙から来るのは別の種族だったんだけど。ある意味、地球は強くて怖い貴族ハンターによって保護されてたから、侵略する奴はいなかったんだけど。情報化社会になり、隠れていた宇宙人の情報が明らかになってきたから、早く復活して逃げる準備をしだしたんだとさ。一人でも見つかれば芋づる式になるからテロリストに扮してね。」
「何となく事情はわかったわ。」
「そうだ、魂の回収ってなに?」
「簡単に説明すると、逃げ回る死神みたいなものかな。宇宙にはいれないから、別次元に隠れてたりしてね。よくわからないんだ。機密事項なもので、別の部署の者が聞いてるよ。」
「フィル、奴らをどうするの?」
「もちろん保護するさ。」
「じゃ、恐ろしく強い貴族ハンター宇宙人たちの反感食らうぞ!!!」
「大丈夫かもしれないよ。」
「なんで!!!」
「今は話せないがね!」
「フィル教えろよ!!」
「怒鳴るなよ。まったく。しょうがないな、カイトJrは。たとえばなしで勘弁してくれ。地球にいた恐竜より強い獲物がいて、狩場を紹介する代わりに、お付き合いのお願いをしたらどうなるかな。そして、それが彼らにとってかなりのメリットになるとしたら・・・こんなところで勘弁してくれ。」
「何となくわかった。でも地球側のメリットは?」
「もちろん、今まで通り地球を守ってもらえるし、彼らと交流できれば技術も手に入るかも。まーそんなところかな。」
「エルフに悪さしなくなるのはいいことだよ。また、詳しく話せるようになったら教えてくれフィル。」
「そうだ、カイトJr、どうして連絡がつかなかったのよ。」
「ファム服を引っ張らないでくれ。」
「カイトJr、キスマークじゃないこれ。いたるところに、ひっかき傷もあるわよ。」
「ファムありがとう。体の心配してくれて。今回の交渉はながびくようなハードな件だったんだ。いくら血があっても大変だったんだ。」
「血って何。大きな怪我してるの。」
「ありがとう。俺は大丈夫、君は大丈夫だった。ニーナが良くしてくれたかい。」
「ええ・・かなり良くしてくれたんだ・・・そうだ、カイトJr。フィルはなんか二日酔いみたいだし、ディナーに行かない。」
「俺も忙しくて、食事も朝からとってないんだ。」
「今日は私がご馳走してあげる。」
昼も夜も大活躍なカイトJrは今日も解決したようだ。
もてる男ってうらやましいな。
ぼちぼち更新してきます。




