第二次ミッドウェー海戦4
遂に大日本帝国海軍連合艦隊とアメリカ合衆国海軍太平洋艦隊の、主力艦隊による艦隊決戦が始まった。その人口密度ならぬ、戦艦密度は過去最大規模のものであった。大日本帝国海軍連合艦隊第1艦隊〜第8艦隊は打撃艦隊編成であり、主力艦隊となり配備されている超弩級戦艦の数は72隻にも及んだ。
それに対してアメリカ合衆国海軍太平洋艦隊は10隻の41センチ砲搭載の超弩級戦艦を46センチ砲に換装し、合計58隻の超弩級戦艦を配備していた。保有数に於いて大日本帝国海軍とアメリカ合衆国海軍では14隻の差が開いていた。その鋼鉄のリヴァイアサン同士の殴り合いは、壮絶なものになった。
その中で最初に砲撃を開始したのは、大日本帝国海軍連合艦隊第1艦隊の超弩級戦艦大和級8隻であった。超弩級戦艦大和級の主砲は58センチ3連装砲4基12門であり、人類史上最大の主砲であった。その着弾した主砲の威力にアメリカ合衆国海軍は驚愕した。超弩級戦艦ユナイテッドステーツ級に、絶大なる自信を有していたアメリカ合衆国海軍には衝撃となった。
初弾から命中はしなかったが1発が太平洋艦隊旗艦超弩級戦艦ユナイテッドステーツの、右舷に至近弾となったのである。それはアメリカ合衆国海軍の設計した想定以上のものであった。
しかも大日本帝国海軍連合艦隊はその主砲弾を、水中弾効果を発揮するものとして開発していたのだ。そしてその1発の至近弾は水中弾として、超弩級戦艦ユナイテッドステーツの右舷艦底部に命中したのだ。
たった1発の58センチ砲の主砲弾は水中弾として、超弩級戦艦ユナイテッドステーツの右舷艦底部に命中し爆発すると、甚大な被害を与えた。その命中箇所からは膨大な量の浸水が生じ、水中爆発による衝撃波は超弩級戦艦ユナイテッドステーツの船体全体に、大きな被害を与え各所でショートや浸水を発生させる事になった。
その状況の所に超弩級戦艦大和級8隻は次の斉射を行った。96発の58センチ砲弾は最初よりも精度を上げていた。そしてアメリカ合衆国海軍太平洋艦隊旗艦超弩級戦艦ユナイテッドステーツは、不運が続き次の斉射では4発の58センチ砲弾が命中したのである。
その4発は狙いすましたように艦橋部に命中し、最初の水中弾効果により艦底部が破壊されていた事から、大爆発により船体両断の轟沈となった。アメリカ合衆国海軍の想定以上の破壊力を有する、超弩級戦艦大和級の58センチ砲弾の威力が見せつけられた瞬間だった。
他のアメリカ合衆国海軍太平洋艦隊の超弩級戦艦にも至近弾は発生しており、艦隊決戦はより過熱するのであった。




