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ゴリラ

さて、今日は依頼を受けようと思っている。

言わなくても分かってるぞ。Aランクなのに依頼を受けた回数は0回ってことぐらいは。

アリシャさんが勝手にランクを上げたことだし俺は関係ない。そう関係ないんだ。

ここは大事なことだから二回言ったぞ!


「ハクヤ様、今日はどうされますか?」

「今日は依頼を受けようと思っている。冒険者になって受けたことないし経験も積まないとダメだからな」

「ハクヤとマイって依頼をしたことなくAランクってどれだけのことをしたのよ」

「いや、普通にアリシャさんを倒しルナー男爵をボコボコにしただけだぞ?」

「充分におかしいわよ!」


そう言われてもそうだから仕方がない。それに実際ルナー男爵をボコボコにしたのはホムラだぞ。俺はそんなに殴っていないからな。


「そろそろ行きましょうか。時間がもったいないですから」

「そうだな。とりあえずギルド行くぞ」

「わかったわよ」


俺たち3人は朝ごはんを食べてギルドに行くと相変わらず騒がしかった。


「今日は何の騒ぎだよ」

「ホムラさんを血祭りに上げる話し合いでは?」

「ちょっと!?どういうことかしら!?」

「ふふ、冗談ですよ」


マイ…全く冗談に聞こえなかったぞ。恥ずかしいが俺も少し焦ってしまった。


「マイ!絶対殺す!!」

「ふふ、手からそんな物騒な炎を出さないでほしいですね。私が丸焦げになってしまいますよ」

「微塵もそんなこと思ってないわよね!?それにマイの方が物騒よ!私を囲むようにして魔銃を作って!!」


まぁ…いつもの光景だな。決して平和な光景ではないが。

まぁーお互いに手加減はして……くれないな。

しょうがない。めんどくさいけど止めるか。


「マイもホムラもその辺にしとけ。ほら、依頼をさっさと見に行くぞ」

「…今日はハクヤに免じて見逃すわよ!」

「ハクヤ様がおっしゃるなら私もそうしますわ」


ふぅー…これでなんとか収まったか。これで今日も平和だな。

それにしてもこの騒ぎは何だ?

おっ!?受付にネネさんがいるし聞いてみるのも悪くないな。


「ネネさんちょっといいか?」

「あっ!ハクヤさん!どうしたのですか?」

「この騒ぎは何だろうなって思って聞きにきたんだが」

「あぁ…そのことですか…」


なぜそんなテンションが目に見えて下がるんだよ。

なんか聞くのが嫌になってきたぞ。まぁ気になるから聞くけど。


「ハクヤさんの周りって綺麗な女性が多いですよね」

「…否定はしないが」


マイは美人って感じだし、ホムラも可愛いしな。ついでにハナさんもエロい大人の女性だし。


「それで何が言いたいんだよ?」

「それは……もう遅かったですね…」

「それってどういうk「おい!ツラかせよ!」


肩をそんなに強く握るなよ。痛いだろ。

つうかこんなことするの誰だよ。


「…誰だお前?」


後ろ振り向いたらスキンヘッドの知らないゴリラ顔のおっさんがめっちゃ睨んできてたんだが。

こんな奴に絡まれるって俺なんかしたか…?全く記憶にないんだが。


「俺の名前はゴリランだ!」

「ぶっ!!」


思わず噴き出したわ!見た目通りの顔の名前って!!笑いが止まらんぞ!!

ホムラもマイも笑いをこらえているけど、身体が震えている時点でばれてるぞ。


「おい!何笑ってんだ!!」

「いや、顔がゴリラで名前がゴリランって…ぷっ!!」

「てめぇ!!」


いやこれは笑うだろ。耐えれる人はなかなかいないと思うし。

マイもホムラもとうとう我慢しきれなくなったな。さりげなくネネさんも笑っているし。


「ハクヤ様ダメですよ。人の名前で笑うなんて…ぷっ!!」

「面白すぎるわよ!!こんなのこらえきれないわよ!!」


周りも何人か笑ってるし。

なんで今まで誰も指摘しないんだよ。こんな面白いことを。


「上等だ!!俺が誰かと知って笑っているんだろうな!!!」

「いや知らんぞ。こんな面白い名前だったら憶えているし」


マジで笑いすぎて腹が痛いぞ。誰か止めてくれよ、この笑いを。


「俺は『空の鷹』のレギオンリーダーだぞ!!」

「それがどうしたんだ?」

「なっ!?」


そんな驚かれてもな。『空の鷹』というレギオンがどんなものか全然知らんしな。


「ネネさん、空の鷹ってどんなんだ?」

「えっ?あ、はい!人数は35人でレギオンランクはDですから、それなりのレギオンではないかと」

「それでその空の鷹のレギオンさんが俺に何の用なんだ?」


なんで聞いただけで怒った顔をするんだよ。

俺はまだ何もしてないぞ?…まだだけどな。


「決まっているだろ!お前いい女連れてるだろ。だからお前の後ろにいる女二人を寄越しな!!」


こいつは何を言っているんだ?頭おかしいの?

そんな大声でしゃべらなくても聞こえてるし、ツバが飛んできて汚いぞ。

めんどくさいしここははっきり言うか。


「嫌だ。マイとホムラは俺の恋人だし渡さんぞ」

「お前俺に喧嘩売るってことは空の鷹全員に喧嘩売るってことだぞ!!それでもいいのか!!今渡せばお前だけは見逃してやる!!」


うるさい。ツバが飛んで汚い。

そんなにゴリラ顔を俺に近づけるな。息も臭いし。

それにギルドにいる全員がこっち見てるし…あんまり目立ちたくないんだが。


「別にDランクのレギオンぐらいなら大丈夫だし。AAランクより弱いのは確実だしな」

「んだと!?上等だ!!!覚悟しとけよ…ガキが!!!」


勢いよくゴリランはギルドを出て行ったけどこれは喧嘩を売ったってことなのか?


「これは気を付けた方がいいわよ。近いうちにハクヤを必ず襲いにくるから」

「そうですね。ハクヤ様もいつもより警戒を強めていたほうがいいと思います」


まぁ二人が言うならそうするか。

それでもゴリランぐらいなら負けないと思うが。あいつ雰囲気的に弱そうだったしな。

それよりさっさと依頼でも受けるか。ギルドに来た目的はそれだし。


「ネネさんなんかおすすめの依頼ある?」

「あ!はい!ハクヤさんたちのパーティーならこれならどうでしょうか?」


依頼書を渡され読んでみる。

内容は『シラルの森でアイアンベアー3匹の討伐』って書いてあるな。

アイアンベアーって初めて聞いたんだが。鉄の熊なのか?


「アイアンベアーってどんなやつなんだ?」

「はい。皮膚が鉄で出来ていて一番危険な爪は鋼で出来ていますので、物理攻撃は通じにくく、魔法も鉄の皮膚によってあんまり効果がありません」


まさかの思った通りの熊だった。逆に見てみたくなったぞ、鉄の熊を。


「ですからアイアンベアーはBランクの討伐指定になっています。ハクヤさんたちの腕前ならば大丈夫だと思いますが、依頼を受けますか?」

「どうする?マイとホムラはどう思う?」

「問題ないですよ」

「大丈夫よ」


二人の了承を貰ったし受けるか。

初めての依頼だし楽しみだ。これは遠足に行く小学生の気分に近いかもしれないな。


「んじゃ受けるしよろしく。それで弱点とかはあるのか?」

「一応、関節部分が柔らかくなっていますのでそこなら攻撃が通りやすいですよ」

「なるほどな。それじゃ行ってくる」


シラルの森でさくっと討伐して冒険者というものを楽しむか。


「マイもホムラも準備はいいか?」

「私はいつでも行けます」

「私も大丈夫よ」


なら出発しますか!

シラルの森へ!!















今日はちょっとだけ書き方を変えましたがどうでしょうか?分かりやすいでしょうか?おもしろいでしょうか?

感想や意見をくれると参考にしますのでぜひお願いします!!!

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