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パーティー結成

俺はいつも通りに目が覚めて、布団から出ようとすると腕に重みがあった。


「…ん?なんだ?」


顔だけを右に向けるとマイがいて、気持ちよさそうに寝ていた。


「…どうしてマイが布団に?」


ここはゆっくりと状況を整理するか。


まず、昨日ホムラと別れてからすぐに布団に入った⇒マイが俺のベッドに入ってきた⇒マイの嫉妬が分かり抱きしめた⇒キスをして大人の夜に突入。


…ちょっと待て!これは一線超えてしまったよな!?ぬぅぉおおおおおおおおお!!!!!!どうしよ!?やっちゃったよ!!


「…んっ…ハクヤ様…」


マイが起きようとしているけど、それ所じゃないぞ!?


「…おはようございます…ハクヤ様…」

「あ、あぁおはよう。マイ」

「…?どうかされましたか?」


いや…マイ…その恰好はエロすぎるんだが。ネグリジェ一枚しか着てないから胸も見えそうで。


「いや!なんでもないぞ!」

「ハクヤ様…いつも何かを隠そうとするときは目を逸らしますよ」


え!?まじ!?初めて知ったんだけど!


「いや…マイがエロくて目のやり場に困るというか…」

「ふふ、そういうことですか」


マイは笑顔で俺に近づき抱きしめた。


「ちょっ!?」

「昨日は嬉しかったですよ。またしましょうね」

「…うん」


生返事をしていると、ドアがノックされた。


「ハクヤ入るわよ」


流石にホムラに俺がマイに抱きつかれている状況を見られるのはヤバい…


「ちょ!?待っ…」


俺の声は届かずにドアが開けられた。


「「「「………」」」」」


やめて!!この沈黙は俺の心が痛くなるから!!


「…それでホムラはどうしたんだ?」

「一緒にご飯を食べたいと思ったんだけど違う用事が出来たわ」

「…違う用事?」


ホムラは地団駄をするかのような勢いでこっちに向かってきて、俺の正面に来ると立ち止まった。


「あのー…そんなに睨まなくても…っていうかマイもそろそろ抱きつくのやめてくれ」

「いやです」


速攻で否定されたし…だからといって抱きしめる力を強くしないでほしいぞ。


「なら私も抱きしめるわよ!」


そう言うとホムラは俺の後ろに回り込み背中から抱きしめてきた。


「ホムラ!?」

「これはいいわね。気に入ったわよ」


気に入らなくていいですから、二人とも早く離れてほしい。朝の男の生理現象が…


「ホムラさん、私のハクヤ様から離れてください」

「嫌よ、私もハクヤを愛するって決めたんだから」


そういうのは勢いに任せて言うことじゃないと思うんだが…


「「………」」


おおう…二人の間ですごい火花が散る勢いで睨みあっているぞ。ちょっと怖いんだが。


「マイとは決着をつける必要がありそうね!」

「それは同感です。それなら今からやりますか?」

「望むところよ!!」


マイは銃を取り出し、ホムラは手から赤い炎を出し一触即発の雰囲気になった。


「ちょっと待った!!喧嘩はだめだ!!」


俺は二人の間に入りとめたが…


「ハクヤはどっちがいいのよ!」

「ハクヤ様は私を選んでくれますよね?」


あれ?なんか俺が責められてる!?俺が原因なの!?


「「どっちを選ぶの(ですか)!?」」


ちょっと二人とも顔が近いんだけど。それに仲間だし仲良くしようぜ。


「…二人って答えじゃダメか?」


二人はそれを聞くと考えている表情になった。しばらく沈黙が続くと答えを決めたようだ。


「今日はそうしてあげるわよ」

「ハクヤ様の言うことなら仕方ないですね」


無事?に武器を収めてくれたので一安心していると背中から声をかけられた。


「ハクヤさん、おはようございます」


後ろを振り向くとハナさんがいた。後ろに立たれるとちょっとびっくりするからやめてほしいんだが。


「おはようございます。よく眠れましたか?」

「おかげさまで。それに…」

「それに…?」


ハナさんは俺の耳元で小声で言った。


「…昨晩はお楽しみでしたね」

「…っ!?」


ばれてるよ!!めっちゃ恥ずかしんだけど!!


「大丈夫ですよ。ホムラには言ってないですから。それに私これでもそっちの技術には自信があるので、いつでも歓迎ですよ」

「…え?ちょっ!?」

「では、朝ごはんを食べましょうか」


ハナさんは俺にだけ見えるようにウインクをしてマイとホムラを手を取り食堂に向かった。


ハナさんのせいで俺の息子が元気になってしまった…それにしても雰囲気だけでエロかった。

それより、早く食堂に向かうか。








俺たち4人は食堂で焼き魚定食を食べていると、ホムラが話しかけてきた。


「今日はどうするのよ?」

「今日はとりあえずアリシャさんの所に行って話を聞くのが最初だな。余った時間に俺の防具を見てみようと思っているんだがどうだ?」

「私はそれでいいですよ」

「いいんじゃなの?」

「ハクヤ様の考えに賛成です」


どうやら納得してくれたようなので、俺たちはご飯を食べ終えるとギルドに向かった。




ギルドに行くとやけに騒がしかった。


「なんなんだ?この騒ぎは?」

「昨日のことだと思うけど?」


そういえばルナー男爵をこっそりと助けた人をギルドに渡す時にそこに置いてきたな…


「まぁそれよりアリシャさんに会いに行くか」


俺たちはアリシャさんの仕事部屋に行き扉をノックした。


「入るぞ」


返事を待たずに部屋に入るとアリシャさんは昨日見た時の倍以上の書類を片づけている最中だった。


「なんか大変そうだな」

「そうだな。どっかの誰かさんのせいで私寝れてないんだよ」


本当に誰のせいなんだろうな。


「ハクヤに反省という2文字はないのよね」

「ハクヤ様ですから」


なんか後ろの二人がコソコソと話しているが気にしないでおこうか。身のためだし。


「それで、昨日助けた人たちはどうなんだ?」


そう聞くとアリシャさんは書類に書いている手を止め話し始めた。


「メイドの嬢ちゃんのおかげで意外と心傷は深くならずにすんだが、働き口を見つけるのが大変だな」


へぇーマイがなんかしたのか。


「マイは何をしたんだ?」

「昨日ハナさんにしたことですよ」


なるほどな。処女に戻したってことか。それならなんとかなるかもな。


「それで働き口がないのか?」

「最近ルナー男爵が好き勝手やってくれたおかげで、みんなあんまり人を雇わないらしい。それにルナー男爵の屋敷に居たってだけで印象は良くないからな」


それは大変だな。つうかルナー男爵本当に無能だな。お手本のような無能ものだな。


「そこでハクヤ、なんかいい意見はないか?」

「俺にか?」


急に振られてもな…


「その人たちの特技とかは?」

「一応全員メイドだから家事は一通り出来るぞ」


それならいけるかもな。我ながら名案が浮かんだぞ!!


「ギルド経営の宿を作ったらどうだ?メイドなら仕事も一通り出来るし、ギルド経営なら潰れることもないしな。それに初心者が泊まりやすい価格にすれば大丈夫だろ」

「しかし、助けた人数が多すぎる…」

「それなら、一定以上のランクじゃないと泊まれない高級な宿と初心者向けの宿に分ければいいんじゃないか?」

「なるほど!!それはいいかもな!!」


これで解決かもな。それより知りたいことがあるんだが。


「それで、ルナー男爵はどうなったんだ?」


聞いた瞬間に露骨にテンションを下げなくてもいいじゃないかよ。もうちょっとギルドマスターなら適切な対応をしてほしいぞ。


「あいつは職員がいろいろと悪事を聞き出している。それに屋敷を調査したらいろいろな盗品も見つかったしな」


なるほど。さらにクズってわけだな。


「それはいいんだが、騎士団がうるさいんだよ。今まで何もしてないくせいに自分たちの仕事を取りやがったとかって言ってな」


そんな死んだ目で俺をみるなよ。騎士団は俺には関係ないことだし。


「それに『ファイヤ――テイル』も全滅らしいな。おかげで『ファイヤーテイル』に依頼をしていた所から苦情が殺到だしな」

「それは俺たちの邪魔をしたからだ。俺たちは何も悪くないぞ?売られた喧嘩を買っただけだし」

「少しは反省しろよ…」


反省も後悔もしてないぞ!!まぁ聞きたいこと聞けたし満足だな。


「じゃあそろそろ行くぞ。あとは任せたぞ」

「いや任せるなよ!ちょっと待ちな」


ん?なんだ?引き留めてどうしたんだ?


「とりあえず、ハクヤとメイドの嬢ちゃんはAランクに昇格だ。あんな派手なことをしたし、おかげで実力もあるって証明されたからな」


マジかよ!まだ冒険者になって1週間も経ってないんだけど!?


「あと、パーティー申請しときな。そっちのほうが私たちも楽だし」


楽?どういう意味だ?


「問題児は1か所に固めておいた方が少しはこっちが助かるから。それじゃ私は仕事があるから早く行きな」


俺たちは半ば追い出されるような形で部屋を出て受付に向かった。


「それにしてもこれでAランクか…早いな」

「早いってもんじゃないと思うんだけど…」

「いろいろ片付きそうだし一安心だな」


俺たちは受付のお姉さんの所に行きパーティー申請をして、防具屋に向かった。












バイトとレポートが忙しすぎて更新が…

これからはバイトが休みの日に更新かも…


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