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救助

ということで、これからルナー男爵の所に喧嘩を売りに行くが一つだけ問題がある。


「ホムラの母親であるハナさんの身を危険にはさらせないよな…」

「そうですね…強行突破は相手を刺激しますし、ハナさんを傷つけるかもしれませんから」

「どうするのよ…」


これは困った…どうしたものか…


「ねぇ!良いこと思いついたんだけど!」

「良いこと?なんだ?」


なんかいい案でもあるのか?三人しか戦力がないのに。


「まず、私とマイが囮になるのよ。その隙にハクヤが屋敷に侵入で、お母さんを助けるってのはどうよ?」


ふむ…悪くはないがいろいろ詰めが甘いような気もするが…


「いけることはいけるが、ハナさんを助けた後をどうするかだな。流石にハナさんに戦闘させるわけにもいかないだろ」

「そうですね…」


また詰まったよ…まぁそれだけ難しい問題だしな。って大丈夫かもな!!


「可能かもしれない!!」

「ほんと!?」

「あぁ…最初はホムラの言う通りで、助けた後俺がこの部屋まで時空魔法の1つのテレポートの魔法を使ってここに来る。ハナさんを置いてもう一回テレポートを使ってマイの所にくれば解決できるな!」

「ならそれで行くわよ!!」

「そうですね」


俺たちは夜になるのを待ち準備に取り掛かった。






俺たちはルナー男爵の屋敷の近くにあった茂みに隠れている。


「それじゃあ俺は屋敷の屋根で待機しとくから、マイとホムラは時期を見て囮になってくれ。そうしたら俺も一気に動くから」

「ふふ、任せてください。では、ハクヤ様もお気をつけてください」

「頼りにしているわ。怪我だけは気をつけなさいよ!」

「そっちもな」


俺はマイとホムラと別れ、テレポートを使い屋敷の屋根に移動したが、屋根からみるとめっちゃこのルナー男爵の土地が広いことがわかる。


「アリシャさんに聞いていた通りだな…」


俺は昼間に準備ついでに、情報収集しようとギルドに行き、アリシャさんに会いに行きルナー男爵の事を聞いた。









アリシャさんに会えた。


「どうした?また問題事か?」


失礼な。そんな何回も問題を起こしてたまるか。


「ルナー男爵の事で聞きたいことがあるんだがいいか?」

「あいつの事か…私も嫌いだがなんのことを聞きたいんだ?」

「ルナー男爵の評判と性格とか…まぁ知っていることを全部頼む」

「はぁ…なら私の部屋に来い。長くなるからな」


俺はアリシャさんについていき、部屋に入ると書類が机の上に山積みになっていた…大変そうだな…


「まぁ汚い部屋だがそこのソファーに座ってくれ」


俺は言われた所に座っていると、コーヒーを渡された。


「これを飲みながら話そうか」


アリシャさんは俺と向かい合うように座り、話し始めた。


「あいつは自分の欲しいものは意地でも手に入れたがる男だよ。後ろには兄のサン伯爵がいて好き放題やっているようだがな。」

「サン伯爵はどんな人なんだ?」

「良く言えば利口。悪く言えばずる賢いだな。人に取り入るのも上手いらしいから王様からも気に入られているって聞いたぞ。胸糞悪いが…」


無理もないな…そんなことは誰が聞いてもそう思うだろ。


「んで、そんな奴の弟はかなりの問題を起こしても兄が隠ぺいしてくれるって訳か…」

「それだけではないぞ。金にも汚く孤児院とかのお金を横領しているって風の噂で聞いたこともあるぞ」

「本当にクズなやつだな…」

「今住んでいる屋敷の土地も地主から安い金で奪い取ったらしい」


どうしようもないな…クズって言葉以外出てこないな。


「そうか。まぁいろいろ聞けたしありがとな」

「まぁ…あいつの屋敷には結構な強さの用心棒が複数いるか気をつけろよ?」

「…なんのことだ?」

「とぼけるなら、ちゃんととぼけることをおすすめするよ」

「知るか」


俺はそう言い部屋を出て準備に向かったわけだ。






「って、思い出したらムカムカしてくるな…」


さっさと終わらせて布団で寝て忘れたいぜ!まぁ…そろそろ始まるだろうし切り替えるか!!

ハナさんのいる場所を探知魔法で見つけとくか…ちなみに探知魔法はソナーみたいなもので頭の中では立体でイメージされてるからかなり分かりやすい。


そして使ってみるとなんと意外な事実!俺が今いる場所の真下にいた。これにはちょっと驚いた…


――――ズドォオオオオオオオオン!!!


どうやら、マイが一発屋敷に神器作成で作った大砲をぶち込んだらしいな。それにしても派手にぶち込んだな…屋敷の玄関部分が無くなっているし…


さて、俺も様子を見ているだけじゃだめだな!!


「行くか!!」


俺はロープを腰にしっかりと巻き付け、一気に四階建ての屋敷を二階まで降りて、ハナさんのいる部屋の窓までたどり着いて、窓を蹴破り部屋の中に侵入した。


「誰ですか!?」


俺は声が聞こえたほうに振り向くと、狐族の女性がいた。


「ハナさんか?」

「…誰ですか?」


疑うような目で見てきているが、当たり前だよな。俺って不法侵入者だしな!


「まぁいいか。俺はハナさんを奪いに来ただけだ。逃げるぞ!」

「嫌です!!」


えぇーーーーーーー!?!?!?!?まさかの!?


「どうしてだ?」

「娘が帰ってきたときに私がいないとダメですから…」


母親の鏡だな。常に娘を考えているってすごいな…


「大丈夫だ。ホムラなら元気だ。だからついて来い、合わせてやるから」

「…ほんとですか?」

「男に二言はねぇよ」

「では、お願いします!」


俺はハナさんをお姫様抱っこをして逃げようとしていると声が聞こえてきた。


「ハナを逃がすな!!捕まえろ!!!」


やばいな。思ったより近いし、魔力遮断装置もあるから、ここは一旦離れてからテレポートだな。


「ハナさん捕まっといてくれ!飛び下りるぞ!!」

「え?きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」


俺は飛び下り着地し、魔力遮断が影響なかったのでテレポートを使い宿の部屋に戻った。





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