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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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ライスリッチフィールドの地下牢に無限監房を生やす勇者

ひとまず要救助者の収容が終わり、各商会で事情を聞いていた容疑者の搬送が行われるというので王城へ向かうことにした。


ライスリッチフィールドでは無限監房をお出ししていなかったので今ある地下牢の壁に新たに生やすことにした。


オパール王妃さまも立ち会うというので彼女の護衛である隠密メイドさん達も同行する事となり、アヒルちゃんマイクロバスを展開。


要救助者はひとまず迎賓館の大ホールに集められているというので彼女達の宿泊場所はこの後対応することに。


亜空間を産み出すのは扉一枚あればよく、対応するサイズの壁さえあれば問題ない。


日の出荘からマイクロバスで3分ほど飛んだ先が地下牢のある場所となる。


---


「では無限監房を設置します。ひとまず200部屋くらいで様子を見ようと思いますが」


王城の地下にはサブリアクターが存在し、亜空間の生成エネルギーはそこから得られるので新たなリアクターは不要となっている。


「リブート、無限監房!」


リブートした扉は縦横3メートルほどある分厚い鉄板に巨大なハンドルが付けられた金庫室にあるようなものとなっており、魔力紋を登録することで施錠可能となっている。


早速警備主任者と看守の魔力紋を追加し、5人ほどに権限を与えることにした。


今回の特殊監房は1部屋が4畳ほどの完全個室となっており、照明は24時間つけっぱなしとなる。


これは元々ある地下牢のシステムに準拠しており、独房内での時間経過を分かりにくくさせ精神的に疲弊させるのが目的だとか。


食事の時間もまちまちで収監した人間の心を徹底的に折るのが役目となっている。


個室は完全防音となっているが、内部の様子は監視カメラで確認できるようになっており、万が一暴れるような人間が出たら即座に対応が可能となっている。


この監視システムも既に双子が地下牢に展開済みとなっており、守衛室にあるマルチモニタで確認可能。


そういえば大教会の幹部が収監されたままで何も話さないと聞いてましたが、特に進展もないらしく。


こちらの世界には警察のような機構は存在せず、国の兵士が犯罪の取り締まりに当たっている。


立件できなければ釈放などという生ぬるい法は存在せず、光の女神の名のもとに真実を語るまでは牢を出ることは許されない。


冤罪で捕まった場合はどうなのだという疑問もあるが、真贋測定器という古代遺物によって話した内容の審査が行われ、問題が無ければ解放されるという。


まぁ、ここに捕まっているのは殆どが現行犯で弁解の余地は無いと言っても過言では無く。


無限監房はタングラートでも実績のあるモデルなので特にテストをする必要もなくそのまま実戦投入となった。


今回捕縛した人間をひとまず押し込めておき、明日の朝から順番に尋問を始めるという。


双子が開発した魔力暴走を抑える特殊な手枷をはめられたむさくるしい男たちが紐につながれ、一列になって監房の中へと消えていく。


たぶん自分たちが亜空間内部に囚われることになるとは誰しも気付いてはいないだろう。


ちなみに僕たちは容疑者が収容される様子を守衛室から見守っている。


容疑者に余計な詮索をさせないよう、僕の関与はなるべく隠すことにしたので。


預言書の勇者が関わっていると知ったら大教会のメンツがいたら硬く口を閉ざすだろうし。


収監作業を途中まで確認し、問題が無さそうなので今度は要救助者の対応に当たることにした。


---


「リブート!第四日の出荘!」


あまり長く使うつもりは無い第四日の出荘は迎賓館ホールの壁の一部に出入口を設けた。


内部には100人ほどを収容できる大ホールが1つ。


10人ほどが寝泊り可能な大部屋を10部屋、そしてツインルームを50部屋ほど準備することに。


階段などを設けると混乱のもとになるので全て平面設置とした。


これは第二、第三日の出荘と似たような設計思想となっている。


大元の日の出荘がタワマンを意識した作りになっていて次元エレベーターでの移動がメイン。


あれは慣れないと利用が難しいだろうと思われ今回もオミットした。


日の出荘の住人も次元エレベーターは僕が同伴しない限り使用しませんし。


ここは多分10日ほど使うだけと思われるので必要最低限の機能しか持たせていない。


セントラルキッチンについても今回は省略して大人数が入れる食堂だけにしてある。


個別に事情聴取を行い、村への帰還を希望すれば国が責任をもって送り届けることに決まった。


国というより僕が対応することになると思うのですが。


馬車で1日くらいの場所なら問題無いと思うがそれ以上の距離があればアヒルちゃんワンボックスで送り届けるつもりだ。


帰還を拒絶するようなら働き口をあっせんして初代日の出荘に住んでもらうことになるだろう。


僕が紹介できる働き口はツクヨミ神社くらいしかないですが。


後はダメもとで冒険者の勧誘を。僕が初心冒険者の引率をすればギルド功績稼ぎも出来ますし。


そこまで血気盛んな方がいればよいのですが。


いずれにしてもまずは軽食を取って貰って体を休めてもらわなくては。


軽食はコンビニ自販機を活用することにした。これはオミットする必要はないと思われますので。


もし物足りないようならバイオプラント製のお弁当を用意することに。


そういえば僕たちも夕食がまだでしたね…地球時間ではもう22時を回っていますけれど。

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