↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2730/2736

何度目かのガサ入れを見守る勇者

日の出荘のペントハウスで事の成り行きを見守る大人組。


ガサ入れの様子は姫さま達の端末には流していない。


万が一の事態を想定しての事だが、彼女達からはどんな様子なのか知りたいとメッセージが飛んでくる。


今のところ問題なく捜査が進んでいるとだけ返しておいた。


魔獣の討伐映像は普通に流すけれど、あれは生命体では無く魔力の煮凝りみたいなものですし。


「モニタが足りないですね…追加で出しますか」


さすがに30か所以上のガサ入れを1枚の大型モニタで見守るのは難しい。


追加で2枚を出し、1枚に10か所の様子を映し出すようにした。


ちなみに商会に必ずある地下室は元々この国を設計した時に組み込まれていたという話で。


王都にある建造物は全て設計当初に全てが完成系として組み込まれ、増改築は行ってはいけなという決まりがある。


小高い丘をくりぬくようにして作られた巨大な王城都市、みっちゃんさんがデザインしたのだという話がある。


数百年前に魔導結界を張るための尖塔群を建造する際、王城も合わせて作られたと。


巨大な城壁に設置された大門から王城本体までは一直線となっているが、中間にある門を全て閉じれは10層に渡る巨大な障壁が完成する。


元々が再び魔獣による侵攻が発生した際の防衛拠点として作られたというのだから驚きである。


王城内には巨大な広場があり、有事の際は難民を受け入れる拠点として活用されることに。


その拠点の片隅に先日討伐したろっくわーむがそのままとなっていますが。


あれは星美に積み込んで、各国を回る際に見てもらうことになっている。


100mを越す大物をそのまま研究するのか、国ごとに分割して調べるのかその予備調査も含まれているのだが。


話が逸れたが、モニタの向こうでは最初に突入したバラの騎士が地下の物置に監禁されていた違法借金奴隷と思われるもふもふさま達を救出している様子が見て取れる。


檻のカギはアヒルちゃんの威嚇に恐れおののいた店主が自ら差し出しており、破壊せずとも救助が可能となっている。


アヒルちゃん、見た目のインパクトがすごいですからね。


某ブレイブロボのように胸部がアヒルの顔となっており、初見で驚かれるのも無理は無いだろうという感じで。


救い出されたもふもふさま達は用意されていた小型の荷馬車へと担ぎ上げられ、そのまま王城へと運ばれていく。


店主や店の従業員はその場に残され、これから現地で簡単な尋問を行うという話だ。


「ここは人がいないですね…」


店主不在の店もあったがお構いなしに扉が破壊され、バラの騎士がなだれ込んでいく。


もちろん事前にアヒルちゃんによるみすかすえっくすを使った店舗内の調査を行い、地下に生体反応を確認した上での強制捜査となっていますが。


不在の店主に関してはバラの騎士が何名か残って帰りを待つのだそうで。


少ないところでは一人、多いところでは十人の違法借金奴隷を保護している。


王城で指揮に当たっているマッスルキングさんが頭を抱えていますが…。


おそらくは漁船の押し戻しに端を発する地方の村の減収が違法借金奴隷が増えた原因と思われるが、大教会はもしかしてそこまで予見してタングラートの漁場を占拠していたのか?


大教会中枢には予知能力を持った人間がいると言われているがそこまで見通せるものなのか?


てっきり僕の事だけを見ているのかと思ったのだがそうでもないらしい。


大教会幹部が逃げるまでのタイムラグは大体数時間といったところだったが、それ以外の事象はもっと先まで見えるのかもしれない。


おそらく僕が魔導結界の外にある大教会本部へのガサ入れを計画した時点でそれが露見すると思われるが…まだ場所は特定していないので計画のしようもないのですが。


今回のガサ入れで保護したもふもふさま達は全員が一度王城へと送られ、そこで簡単な聴取を行ったのちに身柄を帰す予定となっているが、はたして全員が村へ帰りたいと願っているかどうか。


誘拐されたミドリは保留としているが、別口で保護した5人は村に帰るのを拒否している。


自分を売り払った場所には未練は無いという話で…踏み込んだ事はまだ聞いていないが当面はツクヨミ神社の運営補助をお願いすることにしている。


日の出荘を大きめに作っておいて良かったのか悪かったのか。


増やそうと思えばいくらでも部屋を作れるのですが。


試しに50階建てで様子見をしていますけれど。


亜空間の制御プログラムを一部改修して次元エレベーターなしでも階段を使って階層をまたげるようにしてある。


さすがに50階まで昇るのは厳しいと思いますが。


---


各拠点への派兵がほぼ終わり、今度はもぬけの殻となった本丸の調査に入る事となった。


一応完全武装のまま突入したバラの騎士は全部で10部屋ほどある本丸の内部をつぶさに調査。


急いで出て行ったのか、部屋の中は散らかり放題。むさくるしい一団が詰めていた広間にはテーブルの上にゲームカードや小銭がそのまま残されていた。


賭博を中断して引っ越し作業に入ったのだろうか?


ちなみにこちらの世界のカードゲームはBL(ブレイブリスティング)と呼ばれる。


本来の遊び方は昔活躍した英雄が書かれたカードを場に出して即興で話を書くというものだが、ここの男たちはカードのランクを独自に定め、そのカードの組み合わせで勝敗をつけていたらしい。


いわゆるローカルルールというやつだろうか?


『第十二部隊より本部へ!大型の魔導金庫を発見!』


リモートで開錠するのでちょっと待っていただくことに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本作品を気に入っていただけましたら是非クリックをお願いします
(そのまま投票となります。一日一回有効)
↓
小説家になろう 勝手にランキング

ツギクルバナー
評価、リアクションを頂けると作者が喜びます!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。