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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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アリスからの猛アタックの秘密と勇者

「とても精巧な絵姿…以前王都の商人さんが持ち込まれた光の女神様の巫女さまの絵姿もすばらしかったですがそれよりも…」


あれか…僕が王城でお披露目された際、後をついてきたシース、レーネ、もえが光の女神の巫女として紹介され、そのようすが参列した商人によって絵姿にされ、あちこちに広まったという。


3人の愛らしい姿はたちまち売り切れ、売れた先で模倣されてさらに複製、今では様々なパターンの絵姿が流通しているというが…。


末端の方では絵姿は既に原型をとどめておらず、3人のはずが5人になったり、はたまたひとりになったり。成人女性の姿になったものもあるとか。


ミドリの村は王都からさほど離れておらず、たぶんわりとまともな物を見たと思うのですが。


「ちなみに絵姿の3人はあそこに…」


ちょうどクレープをかじっているシースとレーネ、もえが顔をクリームだらけにしてこちらを見ている。


「彼女達が巫女さまだったのですか!」


まぁびっくりですよね。というか僕も預言書の勇者だと気付いてもらえるのにいつもの恰好をしないとダメでしたし。


というか3人の顔をあとで拭かないと。魔導具を触らせるととてつもなく器用なのですが、普段の生活はようじよそのもの何ですよね。


「勇者さま、しーるを貼る帳面は何が良いでしょう?」


「あまり派手じゃないほうが良いかな?村に持ち帰ってもらってもそれほど目立たない感じの」


フォトシールはみなさんで交換会を開けるほど大量に撮影しており、おそらく全員がそれぞれの写真を持ち歩いていると思われる。


「追加でいんさつも終わっています!」


フォトシールの撮影データはすまほーちゃんに転送され、プリント専用機にかざすことで何枚も複製可能となっている。


ミドリたちはうちの子全員のシールを受取ることになると思われるが大丈夫だろうか?


「交換会はななや旅館でやりますか…」


他のゲームなども紹介したいところだが、今日はフォトシールだけで多分いっぱいいっぱいだろうし。


ちなみに七夜さんとも2ショットを撮影済みでシールの交換も済ませた。


「エイトさん!」


アリスちゃんが少し奥まったところにあるフォトシール機のほうで僕を呼んでいる。


さっきの話、まだ続いていたんだ…。


---


とりあえず薄いピンク色だったと記しておこう。


「先輩、熱があるんじゃないですか?」とひなちゃんに心配されたりも。


十六夜さんのおぱんてぃらさまは見ても何も思うところは無いが、アリスちゃんはちょっと。


そりゃ顔も赤くなりますよ。


ななや旅館に移動し、大広間ではシール交換会が始まっていた。


すまほーちゃんに家族リストがあり、顔と全身写真も見られるようになっているらしいが、あえてアナログでやるのが良いのだと双子が提案したらしく。


僕も1冊もたされており、姫さまを筆頭にみなさんの顔写真がびっしりと。


ちなみにこれに写真を貼るのは姫さまのお仕事であり、こだわりのレイアウトでもってデコレーションされている。


僕が貼ると多分卒業アルバムみたいな感じになると思われ、多分味気ない一覧表にしか見えないだろう。


姫さまは大胆な余白を自在に操り、特に仲の良いグループごとに整理して貼り付けている様子。


個人ごとに姫さま主観のコメントも入っていて彼女からみた家族像のようなものが語られている。


もふもふさまの説明に僕がどこを愛でているのかとか書くのはちょっと恥ずかしいのでやめてほしいのですが。


エリオならばおみみさま。大黒屋さんやルナール先生であればおしっぽさまと。


単なる性癖図鑑では?とまたしても僕の中の誰かが囁いている。本当に誰なんだ?


シールの交換が終わったところで各自お風呂へと向かうことになった。


「益田君、わたしのところは何て書かれてるの?」と薫さんが僕のシール帳を覗きに来た。


「ええっと…これ読まないとダメですかね?」


「そういわれると気になるじゃない。もしかして口に出せないような…」


「いえ、悪い意味では無くてちょっとこっぱずかしいというか」


仕方ないのでシール帳を薫さんに見せることにした。


姫さまから見た薫先生、こんな感じなんだと。


「シルフィールさんから見た私って…」


肝心の姫さまはミドリのほうにかかりきりでこちらに気付く様子は無い。


あわあわしている薫さん。


内容は伏せておこう。


---


さすがに毎晩宴会は厳しいので今日は普通にお風呂へ入ってお開きの予定。


「益田よ、アリスの水着姿をその目に焼き付けるのだ!」


今日はふつうだった。前回は金ビキニだった気がしますが。


「ありす」と書かれたゼッケンが目立つ旧スク水で現れたアリスちゃん。


姫さまと背格好は似ているがごりっぱはそれなりにある。


「社長、どうしてアリスちゃんをけしかけるんです?」


「正直益田が何を欲しているのかわからん。益田をクロツキに繋ぎとめるためなら何でもするぞ」


僕ってそんなに重要な人物なんですか?ならもっと待遇をよくしてもらいたいと…とはいえ金銭をもらっても使い道も無いですし、行方不明者の口座にいきなり大金が振り込まれたら事件性を疑われるだろうし。


つまるところ餌に困ってアリスちゃんを動員していると。


「だからってアリスちゃんを矢面に立たせるのは…」


「これはアリスも望んだこと。アリスが男に興味を示したのは益田が初めてじゃ!」


僕にそんな要素があるとは到底思えないんですけれど。何が良いんだろう?


「それは…秘密です!」


声に出ていたらしく、アリスちゃんから詳細を聞くことはかなわず。


「今日はすくみずの日ですね!」


姫さま達は何を勘違いしたのか、一度更衣室へ戻っていつものひらひらしたセパレートから旧スク水に着替えて戻ってくる。


ななや旅館の露天風呂が学校のプールみたいになってしまったぞ!

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