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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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セントラルキッチンの責任者との対談と勇者

本日は投稿が遅くなり申し訳ございません!

「こんばんは。今夜もお邪魔しています」


「ひな達は先に来ておるようだぞ」


お風呂を頂き、ベッドに入っていつものように境界の地へと飛ばされてきた僕たち。


そういえば今夜はセントラルキッチンの責任者をお呼びしているので十六夜さんのおぱんてぃらさまと話している時間はなさそうだ。


今日のプリントおぱんてぃらさまは色とりどりのパフェをあしらったもので何か意味があるのだろうかとちょっと考えてしまう。


料理の専門家をお呼びした関係ならば違うものが出てきても良さそうなのですが。


十六夜さんのスカート下から這い出すと姫さまが待ち構えていた。


「勇者さま!セントラルキッチンの方がお見えに!」


ということで急ぎその方とお会いすることに。


---


「預言書の勇者サブローです。毎日おいしい食事を提供していたきありがとうございます」


「キッチン取りまとめ役のウエルスと申します。ここは一体どのような場所なのでしょう…」


ウエルスさんは身長170センチくらいの茶髪の女性。仕事着と思われる白い服にエプロンをつけたままなのだが、もしかしてまだお仕事中なのだろうか。


「境界の地と呼ばれる心だけが来られる場所です。起きても覚えている鮮明な夢だと思っていただければ」


何度も言うが境界の地は非常にカオスな状態となっている。


駐車場にはまだ試作もされていない日本製の戦車が数十両並び、かと思えばショッピングモールのようなコーナーに衣類がてんこ盛りとなった場所もある。


少し奥には自販機とゲーム機がひしめくエリアもあって一体ここは何だろうと自分でも首をかしげてしまう。


「ウエルスさん、お時間を取っていただきありがとうございます。こちらから出向くのもキッチンという場所柄控えていたのですけれど」


王宮内の胃袋を預かるセントラルキッチンに部外者が訪れるのはタブーであろう。


衛生面もそうだが仕事に支障が出れば食事時に間に合わなくなってしまうだろうし。


「いつ来ていただいてもよかったのですが…」


聞けばキッチン内を清浄に保つ古代遺跡からの出土品が24時間稼働しており、常に浄化魔導が展開しているので外部から人が入っても問題なかったらしい。


キッチン側としては古くからある魔導具で当たり前のこととして捉えていてまさか僕が気を使って訪問しなかったとは思いもよらなかったと。


「そうだったんですか!今度見学させていただこうと思いますが。もちろんお仕事の邪魔にならない範囲で」


僕の考え過ぎだったようだ。まさかそんな便利な古代遺物があったなんて。


しかも割と一般的なものらしく、大き目のレストランには殆ど導入されていると。


おそらくは大海原を渡る民の遺産だとは思うのですが…。


とりあえず挨拶を済ませたところでななや旅館に行って詳しい話を聞くことにした。


---


七夜さんに案内され、いつもの宴会場へと通された僕達。


部屋の隅にウエルスさんと対面で座り、改めて挨拶を。


彼女が聞きたかったのは僕を通して伝えられるレシピに関する事。


セントラルキッチンには双子が地球のネット環境から収集した数々のレシピを提供しており、再現されたメニューはどれも人気があるという。


お昼に出るミートソースパスタも以前は肉そぼろ入りのパスタにしか見えなかったが、今はきちんとソースが作られており、味も地球で食べたことのある懐かしいものとなっている。


ミートソース以外にもナポリタンが出ることもあり、こちらは何故か名古屋風のあんかけとなっている。


多分双子がこだわったのだろうなと思うのですが。


そういえばミソカツも出るんですよね。何気に名古屋推しなのかもしれない双子。


名古屋と言えば生クリームの乗ったパスタも有名らしいがさすがにそのあたりは双子が自重をしているらしく、セントラルキッチンには伝わっていないらしい。


どちらかというとねこのしっぽあたりでブレイクしそうな感じではありますが。


ずいぶん昔に友人と二人、そのお店を尋ねたことがあったがあいにくと閉山日で実食はしたことがなく。


地球に帰ったら一度は登山したいなと思っているのですがいつになる事やら。


聞こうと思っていた僕だけ特別メニューは派遣メイドさんが普通の食事量だとどうも満足しないらしいとキッチンに伝えていたらしく。


潜在魔力量が増えたせいかお腹がめちゃくちゃ空くんですよね。


後は僕の魔力を欲する人が多くてカロリーを消費しまくっているのも影響しているのかもしれない。


いつぞやのステーキの塊が入ったビーフシチューが食べ応えがあって満足したという話をすると、ウエルスさん直々に腕を振るったのだとか。


まずは表面を炙ったぶるーぶるの肉を柔らかくなるまで煮込み、中にうまみを閉じ込めたままブラウンソースで仕上げたというものらしい。


ちなみに僕と同じものを国王さまも召し上がっているという話で。


確かにマッスルキングさんならあの程度あっという間に完食されるだろうなとは思いますが。


ちなみにレシピに関してはライスリッチフィールドだけでなく各国へと展開している。


そのレシピは双子がこちらの世界で再現できるように絶妙なアレンジを施しているのですが、一体どうやってこちらの食材との対比リストを作ったのか謎過ぎるのですが。


「勇者さま!ウエルスさんに地球の料理を召し上がっていただくのはどうでしょう?」


いつのまにか隣で話を聞いていた姫さまから提案が。


コースメニューをお出ししますか?

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