ゴーレム研究施設に第三日の出荘を建てる勇者
お昼ご飯はセントラルキッチンで作られたミートソースパスタ。
こちらではきーしめんというらしいが多分翻訳機能がバグっている。
太めの麺に濃い味のミートソースがよく絡み、食べ応えのある…。
どうして僕だけいつも4人前くらいなんでしょう。
これもセントラルキッチンからの指示らしいのですが
結局セントラルキッチンの代表者とはまだ面談してないんですよね。
こちらからお伺いするのもあちらから来ていただくのも難しく、境界の地で会話が出来るようフルダイブキットはお渡ししてあるのでいつでもという感じなのですが、割と遅い時間まで働いていらっしゃるようでして。
時間が合えば今夜にでもお話が出来ればと思いつつ、また何か飛び込みでありそうな気配が。
軽い雑談をしながらの食事、今は新しく解析コーナーに増えた星雲の話題が中心。
メイド服にミートソースはソースの跳ねが気になるところですが、おせんたく魔導があるのでその辺は問題ない。
僕のアロハやジーンズにもおせんたく魔導が施されており、人に頼めば起動できる。
この辺は派遣メイドさんのお仕事になるのですが、今日の当番は誰なんだろう。
少し前にトランクス一枚で対応したのをアルマから怒られてしまったので。
なんというか無害扱いされ慣れてしまっているので新人の派遣メイドさんにも同じように接したのがまずかったらしい。
提案として新人の方にはしばらく「研修中」のプレートをつけていただくよう管理組合に打診したのですが。
割と入れ替わりの激しい職場なので全員を覚えるのは割と厳しい。
僕に掛けられた年頃の女性の顔を全く覚えられないという呪いがさらにそれを悪化させているのですが。
この呪いの元も調べたいのですが、そもそも呪いを掛けられる覚えもなく。
たまにシロさんが意味深な発言をなさるのですが何か関係があるのかと疑っているのですがいつも「にゃはは!」と笑ってはぐらかされてしまうので何とも。
案の定というかみっちゃんさんのエプロンドレスにソースが飛び散った模様。
メイド服は完全撥水なので濡れたふきんで拭きとれば問題ないが、後でおせんたく魔導が掛けられることになるだろう。
かくいう僕も気をつけないと。隣でナビゲーションピクシーさんがお口を開けてパスタを待っていらっしゃるので。
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しばらくの食休みの後、星美の移動スケジュールについてオパール王妃、ユークレス王妃を交えて詰めることとなった。
最初に向かうのはサンダッティア。
今回、洪水被害の出なかった国の一つであり、ユークレスさんからのお願いもあって一番とさせていただいた。
次はアトレーン、グランディオーラ、タングラートと回り、精霊国、妖精国、魔人国からは調査班と代表がお見えになる事が決まっている。
妖精国、魔人国への表敬訪問は実現しておらず、これを機会にと思ったが星美が通れるだけのサイズのゲートを出せないという話なので訪問は改めて行う事に。
精霊国、妖精国、魔人国、人族の住まう国の間には見えない障壁が張られており、専用のゲートを使わないと行き来出来ない仕組みとなっている。
みっちゃんさんが侵略行為が起こらないようにとわざわざゲートのサイズを小さくしたという話で。
大教会によって大型ゲートが使用されて妖精国へと攻め入られたことがあったがあれは完全に魔導陣が破壊され、再現することも無理だと双子が。
彼女達が一からビルドすれば実現可能と思われるが、災いの火種になりそうなものを作るのはどうかと思い、発注はしていない、
サンダッティアには数日後に向かう事となり、人員の選抜とサンダッティア側での受け入れ体制を整えてもらうことになった。
星美のサイズであれば王宮の車寄せ前に充分収まるので、いつものように直接乗り付ける方式を採ろうと思っていますが。
どの国も王宮前にある車寄せは似たようなサイズで作られているので従者の星が下せる場所であれば大抵大丈夫であろう。
グランディオーラは王城前ではなくいつものように従者の星専用の発着ポートを利用することになりそうですが。
各国には2日ほど滞在する予定で、大体一週間ほどでライスリッチフィールドへ戻ってくる予定となっている。
本来であれば調査隊の宿泊施設なども準備しないとならないが、星美の内部にある居住ブロックをそのまま転用するか、第三日の出荘を建てるか。
ずっと宇宙船の中にいるのも大変と思い、ゴーレム研究施設の隣に第三日の出荘を生やすことにした。
この辺の判断は僕にゆだねられているので。
あと、宇宙船の外の方が補給物資を運びやすいという話もある。
各国から30人ぐらいの調査班が出されることになっており、200人ほどのお客様をお迎えすることになる。
国ごとに内部のセクションを区切って全体会議のできるフロアを1つ作ればよいだろうか。
基本的には大森林に置いてある第二日の出荘と変わらない設計となりそうですが。
今のところ違法奴隷の受け入れ先調査に関して急ぎの対応は無さそうなので、先に第三日の出荘を建てるために王城郊外にあるゴーレム研究施設へと向かうことにした。
お付きの方はいつも通りシロさんとどりあーどさん、後はござる侍が参加である。
ここまで警護を増やさなくてもと思うのですが、不測の事態はいつ訪れるか分からないと姫さまがおっしゃるのでお言葉に従うことに。




