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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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宇宙船の調査計画を練り直す勇者

月夜を動かすのはサブロニア議会の承認待ちとなっており、明日は連絡待ちとなっている。


佐々木社長を現時点でサブロニアに送るのはどうかと思うのですが…。


地球側から見ると世界を二つ跨ぐことになるのか、それとも一旦経路を閉じ、新たに飛ぶことになるのか?


地球からライスリッチフィールドへ来る場合、境界の地を必ず経由することになる。


そこからさらに2Hopでサブロニアへと飛ぶのか、一旦接続を解除してサブロニア側に接続されるのか。


こればかりは実際に試してみないと分からない。


僕自身は中間地点にいる関係でサブロニアには1Hopで飛べるのですが。


まぁ、明日は星美の視察で終わるだろうし…。


気付けば5本あった日本酒はほぼ空になっている。


コップでぐいぐい飲んでますからね。


当然のようにオパール王妃もまざっていらっしゃるのが何とも。


マッスルキングさんは別席でちまちまと飲んでいらっしゃる。


ちなみに手酌で。なんというか一升瓶が小さく見えるんですよね。


女性陣に交じって話をするのは苦手なようで。僕も苦手なんですが捕まっちゃいましたし。


「オパール王妃、宇宙船で各国を回る話ですが例の草原地帯の調査のめどがついたら実行しようかと」


船内はとてつもなく広く、今後もあの草原のようなセクションが出てくる可能性がある。


現在調査団として派遣されている宮廷魔導士とバラの騎士団だけでは圧倒的に人員が不足しているのだ。


ある程度めどがついた時点で宇宙船による5か国訪問を実施し、調査員を随時ピックアップする予定。


まずは200人ほどを投入し、足りないようなら随時増やす感じで。


人員の配置は星美に任せており、調査結果も彼女がまとめてくれるので僕は最終チェックをするだけとなっている。


今のところ目立ったセクションは草原の他には医療ポッドの並ぶメディカルステーション、あとはランドリーエリアといったところか。


このランドリーエリアは一か所のみなのか、それともばらけて設置されているかにもよるが宇宙船の最大搭乗人員を割り出すのに役立つだろうという感じで。


キッチンはまだ見つかっていないんですよね。食糧の供給量が分かればもっと分かりやすいと思うのですが。


医療ポッドはまだ体験していないので何とも言えないが、軽度の病気であれば治療が可能とも聞いている。


一応王宮の診療所でみなさんの健康チェックはしているが集団検診を一度行おうかと。


まず僕が人柱になるのですが。


精霊女王から人の枠を外れて人外判定されているけれどポッドの判定はどうなんだろう。


---


「では、15時ごろに落ち合おう」


飲み終わった社長がやや千鳥足でななや旅館を出る。


ログアウトはどこでも可能だが、雰囲気的には一度外に出たほうが良いのかもしれない。


僕達も随時ログアウトを。


年少組は既にログアウト済みで今残っているのはミドルティーンからハイティーン。そしてそれ以上の…。


ちょっと寒気がしたので思考を中断する。おねえさま方にしておこう。


彼女達もななや旅館を出て玄関先でログアウトを。


ちなみに妹さまもすこし前に帰っている。明日忘れずに宇宙船へ連れて行かないと大変だよな。


学校から帰ってきて即ダイブするのはどうなんだろうと思いますけれど。


社長が言うにはダイブカプセルが妹さまの心のよりどころとして機能していると両親に説明してるという話で、過度の利用をしなければ大丈夫かなとは思いますが。


ダイブカプセルを取り上げられたら妹さま何を仕出かすかわかりませんし。


もしかすると携帯端末だけを使って自力でこちらへ飛んでくるといった荒技を繰り出す可能性も。


何しろ彼女には味方となる守護精霊が一人専属でついているという話でしたので。


僕自身、一度その気配を感じたことがあるだけでどんな精霊、もしくは妖精が付いているのかは謎なんですけれど。


可能性の話だが、その守護精霊こそが存在Nではないかと疑い始めている。


あまりにも僕の事を知りすぎているし。


向こうが一方的にこちらを認識しているのにこちらから何も見えないというのはちょっと不公平かなとは思うのですが。


「勇者さま、まだお戻りになられませんか?」


気が付けば姫さまを残して皆さんログアウトされた後。あと姿が見えるのは七夜さんだけ。


「ごめん、姫さま。ちょっと考え事を。もう大丈夫です」


「勇者さま、でしたら一緒に帰りましょう」


「分かりました。七夜さんおやすみなさい」


「サブローさま。またのご利用をお待ちしております」


明日の晩もお邪魔する予定ですが。


---


翌朝。


誰かが僕の体にのしかかってくる気配を感じで目を覚ました。


「おはようございます勇者さま!午後、宇宙船へ向かわれるのはお聞きしていますがその他のご予定があれば」


「午前中はサブロニアに行こうと思います。月夜のその後を聞かないとならないですし」


「でしたら私共はそのお手伝いを」


主に膝枕要員。後は現地から流れる配信映像をみんなで見るという。


ひとまず洗顔とトイレを済ませ、各自朝食を取ることにする。


今朝はやわらかパンとハムエッグ。ハムはまっどほっぐのドロップ品、卵はクロックバード。あとはコーンスープといったところ。


僕にはかひー。皆さんはオレンジっぽい果物を絞ったジュースがつく。


その後のメールチェックをしているのですが社長からまたしても謎の指示が。

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