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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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元に戻ったけれど何か違和感を感じる勇者

「おはようございます勇者さま!お体のほうは大丈夫でしょうか?」


知らない天井…夕べはおおえだちゃんのおうち2号のペントハウスに泊まったのでした。


いつものようにのしかかってくる姫さま。あれ?寝る前と体の様子が…。


「勇者さま、体が元に戻られたのですね!」


一晩経ったら女体化が解けていた。夕べのあれは一体何だったのか。


何故かこちらの体の方が不自然に感じるのは魂がひっぱられていたせいか?


とりあえず社長には元に戻ったと伝えておこう。あと薫先生にも。


今日の夕方くらいに薫先生のダイブマシンに作ったインスタンスへ顔を出す予定ですので。


女体化したままだったら今日のご両親との顔合わせは延期する予定でしたが、これなら大丈夫だろう。


まだ寝ている子もいるので彼女達を起こさないようそっとベッドから起き上がる。


アルマはどこに行ったのかと思ったら大型ベッドから転がり落ちたらしく、少し離れた場所にあるソファの上に。


どうしてあんなに寝相が悪いのか本当に不思議なのですが。


ユークレスさんも相当に寝相が悪く、今は僕の足を枕にして寝ていたので引きはがすのにちょっと苦労した。


起き上がって身支度をしていると朝食の用意が出来ていると連絡が入り9階の多目的ホールへと向かうことにした。


内線電話、有効活用されているようで何より。電話してきたのは干物精霊でしたが。


お屋敷なら各自目が覚めた順で朝食を取るのですが今朝は皆揃っての移動となる。


夕べの女体化が相当に衝撃的だったのか、元も戻った僕をみなさん触りまくって確認をするという。


約1名、執拗に股間を触れようとしてきたのでブロックさせていただくことに。


---


「エイトさま。あのお姿にはいつでもなれるのでしょうか?」


「発動条件がちょっと分からないので何とも…」


オパール王妃がちょっと残念そうな顔をしていらっしゃる。


朝食の席順でオパール王妃が隣となり、元に戻った僕にいつでも女体化できるのかと尋ねられたのですが。


発動条件は非常に謎ですよね。


いま試すわけにもいかないですし。


何よりもみっちゃんさんの姿になる事のメリットが今一つ分かっていないという。


もしかしたらあの姿でなければ使えない遺物もあるのかもしれないですが、今のところそういったケースに遭遇したことは無いですし。


ちなみに僕が姿を変えてカラオケを披露した動画は切り抜きが作られ、この後全体公開されるという話でした。


王族チャンネルの方々全員に共有されるんですよね。


フリードリッヒさんの反応を見るのが怖いんですが。


あの人隠れ山脈好きというのが分かっているので…。シロさんやどりあーどさんのご立派にいつも目を向けているのでラダさんがお怒りになられて大変ですし。


僕自身がターゲットになるのも変な話ですが。


まぁ、間違いなく問い合わせが来ると思われるので身構えておく必要が。


主にラダさんからの質問が。


そもそもあの姿が僕だと何故認識できるのかが謎なんですが。


姫さま達がいうには見た目は女性だけれど間違いなく僕らしい。


魂のありようとでもいうのか、その波長が僕たらしめる根拠だというのですが。


気軽にオンオフできるものなら良いのですが、今回は10時間くらい姿が固定されていましたし。


---


朝食を頂いたところでタングラートから辞去することに。


海産物のお土産を多数いただき、城の裏手に置いてある従者の星へと運び込む。


この次来るときは多分各国の代表と共にお邪魔することになると思われ、実施時期は3か月以内という事しか決まっていないですが…。


出来ればタマヨさんやロスミアさん、ハルミルさんもお呼びしたいと思っておりますが。


タマヨさんは問題ないが、ファンタジー世界側の住人の接続深度(シアー)は未確認なんですよね。


お二人とも普段お忙しいのでVR機材もいまだお渡し出来ておらず。


今日あちらに顔を出して接続深度(シアー)だけでもはかってこようかな。


「ごちそうさまでした。また近いうちにお邪魔します」


本来なら大黒屋さんのお店に顔を出して夕べの祝い真鯛のお礼をしていきたい所だが、連日の豊漁続きでお店は行列が出来るほどの繁盛ぶりという干物精霊の偵察結果を聞いたのでご挨拶は無しにした。


いずれ何かお礼の品をもってお伺いするつもりですが。


やや名残惜しいが大体30分もあれば来られる場所なので忘れ物だけ確認してライスリッチフィールドへ戻ることにした。


---


「勇者さま、本日のご予定をお伺いしておりませんでした!」


ライスリッチフィールドへの帰路、姫さまから本日の予定について尋ねられたので僕は薫先生のご両親と面談が出来るかの確認に向かうと告げる。


後はファンタジー世界側とサブロニアへの偵察に出ると伝えたらその様子を見たいというのでライスリッチフィールドに到着次第日の出荘の最上階に移動することになった。


念の為にファンタジー世界にいるアヒルちゃんたちに様子を確認してもらったところ、今日はハルミルさんとロスミアさんの手が空いていそうだと返事が返ってきたのでちょっと話をしたいと伝言をお願いしておく。


あのお二人にも通信手段をお渡ししておけばよかったのですが、例の村長が何を言い出すか分からないので。


村の長老達は本当に何を仕出かすか分かった物では無いですし。


ハルミルさんやロスミアさんへの当たりの強さと言いますか。言葉は悪いが奴隷くらいにしか思っていないのではという態度を取るので。


そんな事を考えている間にライスリッチフィールドへ到着。


いつもの格納庫へ従者の星を降ろし、一度お屋敷へ帰ることにした。


タングラートのお土産を保管箱へ納めないとならないですし。


---


「姫さま、それでは行ってきます」


昼食までの1ニール、2時間ほどをファンタジー世界側で過ごすことに。


サブロニアの宇宙船、月夜の様子は昼食を挟み、午後すこしだけ見にいくことにした。


船体チェックが終わり、後は格納庫を地上へ暴露するだけという話で僕が立ち会ってリフトアップを見守るだけとなっている。


実際に星海へ出ての確認はもうすこし後になりそうですし。


サブロニアの議会で承認を得る必要がありそうな話なのでその辺はタマヨさんに一任を。


今日のひざまくら担当1号は大黒屋さんとなった。

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