↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2633/2741

宴会芸の下準備をする勇者

「もっともふもふっとちこうよれ」


ユークレスさんは派遣メイドさんの一人をキャプチャーし、舞台へと上がった。


大変ご立派なきつねのみみとしっぽをお持ちの方でしかも銀色だったりする。


この辺の色の違いがどうして出るのかが謎なのですが。


大昔に行われた魔力実験の成れの果てとして、この星に棲む人族に出現するケモノの特徴。


本来であれば由々しき事態なのだが、既に過去の話となっており当人たちに悲壮感はない。


そもそもが数百年前の出来事で既に覚えている人がいないという話も。


みみやしっぽは当たり前の物として受け入れられ、特に差別なども起こっていないのが幸いか。


ケモノの特徴だがその割合はさまざまで種族によってはレアなケースも。


いつぞやのりすしっぽさん等はいまだお一人しか見かけたことが無い。


比較的多いのは猫耳、犬耳、続いてうさ耳ときつね耳だろうか。


たぬきの特徴を持つ狸(り)族と呼ばれる単一集落もあったりしますが、どうして彼らにはたぬきの特徴しか出ないのかが謎だったり。


ちなみにシロさんは多分虎ですね。耳の形はねこに近いですが。飲むと豹変しますし。


虎と言っても野球は関係ない。特に信者だったりするわけでもないですし。


一国の王妃様に手を引かれ、舞台に上がったきつね耳の少女はすっかり委縮しており、同僚から励ましの言葉が飛んでいるが耳には届いていない様子。


「エイト!選曲は任せた!」


何を歌っていただきますかね。女性デュオから当たり障りのない曲を選んでキューに入れると即座に前奏が始まった。


---


「お母様に先を越されましたわ…」とオパール王妃がちょっと対抗意識を燃やしていらっしゃる。


ちなみにユークレスさんには90年代に流行ったデュオグループの歌を披露してもらった。


歌詞はこちらの言葉に翻訳され、曲に合わせて色も変わる。


この辺は双子製作所の手が入っているので間違いはない。


ちなみにだが境界の地限定で双方向翻訳が常に起動しており、ライスリッチフィールド組と地球組の意思疎通は簡単にできる。


あと、すまほーちゃんでの通話もリアルタイムで翻訳が入るので特に問題は無い。


明日のリモート飲み会もその辺をきちんと理解しており双方向の翻訳が入る仕組みとなっている。


双子は弾幕字幕を流すと言っているが…。


誰が喋ったのか分かるようにして時系列でテロップが流れ、掛け合いも出来るようにするらしい。


たった今二人がコーディングをしており、すぐにでも実装可能だというのだから驚きだ。


さすが付喪神。


時々忘れそうになるが、二人はモノに宿った特別な精霊。


しかも宿った先が僕が買ったロータリーエンジン車という何ともなめぐり合わせ。


もしかしたら僕が異世界に行くことは随分と昔から確定しており、さまざまなお膳立てをされていたのかもしれない。


そうでなければマイアさん達を見つけることも無かっただろうし、シロさんの留学も起こるべくして起きた事だと。


「エイトさま、お願いいたします」


ユークレスさんの歌った後、少し間が空いたのでオパール王妃が入りたいと。


さて、何を歌いましょうか。10曲くらいまでには絞ったんですが。


---


渋めの曲は無しにしてアップテンポなアニソンを歌うことに。


ちょっと昔の魔法少女が出てくる曲にした。


最近のアニソンは歌うのが難しいですし。


姫さま達は最新のヒット曲でも数回耳にしただけで歌えるんですよね。それも日本語で歌うのだからびっくりである。


鈴はわからんでもないが、姫さま達は日本語ネイティブという訳でもないのに。


姫さまは日本語での読み書きの方は大体出来るようになり、いまは小学校高学年で習う漢字を大体マスター。


いつ勉強する暇があるんだろうって驚くのですが。


日本語上手になって当然だよなという感じで。


そんなわけで恐れ多くもオパール王妃さまとのデュエットが終わって席に戻ると姫さまが待ち構えていた。


「勇者さま!明日の出し物を決めようと思うのでお力を貸してください!」


宴会芸そんなに楽しみなんですか?


いつのまにか干物精霊達も集まってきている。20人くらいいるだろうか。いつもより多い気が。


「益田よ、明日は頼んだぞ」と言い残して佐々木社長たちがログアウトしていった。


さて、何をやってもらいましょう…アニソンメドレーが良いですかね。


---


「おはようございます勇者さま!今日はいつごろ移動しましょう?」


いつものように僕に馬乗りとなって話しかけてくる姫さま。


宴会は19時からですので午後移動でも全く問題ないんですよね。


30分もあればタングラートに着きますし。


姫さま達は宴会芸のリハーサルをやりたいというので少し早めにお昼ご飯を食べて従者の星を使って移動する事に。


あと赤竜王を全く動かしていないのでちょっと心配なんですよね。


どうせなら従者の星を引っ張り出したついでに動かしておこうという計画である。


ちなみに赤竜王に宿っている謎の意識体はすまほーちゃんに顔を出すことも可能で、ほぼ毎日なにかしら話はしているのでメンタル的な問題は無いと思うのですが。


そんなわけで午前中は従者の星の中を片付けることにした。


この前遠征に行ってそれっきりでしたし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本作品を気に入っていただけましたら是非クリックをお願いします
(そのまま投票となります。一日一回有効)
↓
小説家になろう 勝手にランキング

ツギクルバナー
評価、リアクションを頂けると作者が喜びます!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。