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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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宇宙船内部の草原探索に出向く勇者

迎賓館の食堂でみなさん揃って朝ご飯を頂くことに。


いつもは起きた順に流れ作業のような食事となるのですが、本日は一斉に。


お屋敷で時間をずらすのはトイレの数がちょっと足りなかったりするのが理由だったりしますが、迎賓館は洗面所、トイレ共に十分なキャパがあるので問題ない。


朝ご飯を食べながら本日の予定を決めることになりましたが、僕は宇宙船で新たに見つかった草原エリアに足となるアヒルちゃんを運び込む予定があるのでそちらを優先すると発言。


「うちゅうせんのなかに草原が広がっているのですか!どんな感じなのでしょう。わたしきになります!」と姫さまが同行を申し出たのをきっかけに全員で移動する流れに。


とにかく広い、なにか大きな建物がある。空には太陽がある。くらいしか情報が無く、静止画を数枚もらっただけで全容も分かっていない。


一応安全は確保されているということなので本日の午前中は宇宙船の探索を、午後はお昼休憩を挟んで迷宮へ散歩に行くことになった。


非戦闘グループの運動不足解消が目的なので昨日とあまり変わらないスケジュールとなる。


宇宙船の草原エリア視察には一緒に朝ご飯を食べていたオパール王妃も参加されるという話になり、アヒルちゃんスクールバスを出して宇宙船の置いてある王城郊外のゴーレム研究施設へと向かうことに。


---


ゴーレム研究所を任せているハナエ姉妹は週に2日くらいしかお屋敷に戻ってこない。


この前鹵獲したゴイサギ型のゴーレム解析が佳境に入っているとの事で移動の時間がもったいないからと研究所に泊まり込んでいるのだ。


二人にはVRダイブ用のゴーグルを渡してあり、夜は境界の地に来てもらってそこで話を聞くようにしているのですが、やはり現物を見ながらのほうが話が早いと言いますか。


宇宙船の視察が終わった後でゴイサギゴーレムの話を少し聞くことに。


ちなみに宇宙船は以前僕がマスドライバー施設から乗ってきたシャトルの隣に駐機してある。


サイズ的にはほぼ同じくらいなのですが、宇宙船にはとんでもない空間拡張が掛っているので中の広さは王城とその周辺の村を入れたくらいではと予想されている。


内部空間のおおよそのサイズ予想は星美が行っているが、彼女には宇宙船のおおまかな機能分担を示した情報しか残っておらず、今回の草原発見も予定外の事となっている。


草原エリアにはメイン格納庫からアクセスできるという話を聞いており、まずは宇宙船内部にアヒルちゃんスクールバスのまま乗りつけ、300m四方ほどあるメイン格納庫内部を移動。


星美にはすまほーちゃんを通じて通信を行い、概要を聞くことに。


宮廷魔導士の皆さんは既に草原内部にいるとの事で、そのまま乗り込むことにした。


---


「勇者さま。外に出たという訳では無いですよね?」


メイン格納庫の高さ5mほどある扉を潜った先には報告通りの草原がひろがっている。


遠くには丘のようなものが見え、所々に木々が密集している様子も伺える。


そして白壁作りの倉庫じみた巨大な建物も何棟か見えるのだがスケール間がバグってすぐ近くにあるような錯覚を。


「これを徒歩で調べるのは無理ですね…」


アヒルちゃんワンボックスをお出しして、まずは草原の全容を確認してもらい、倉庫っぽい建物は後から調べてもらうのが良さそうだ。


後はドローンを放って全体のマッピングをするのも忘れずに。


「ここでお昼ご飯を食べるのも良いかもしれないですね」


気温は25度くらいに保たれており、日差しはあるが暑くはない。そもそも浮かんでいるのは太陽ではなさそうですし。


ちなみにこの場所に昼夜があるかは謎である。話を聞いた際は青空が広がる草原としか情報が無く、天候に関しても雨が降るのかも分からない。


長期的な定点観測用のボットを設置するのも良いかもしれない。


ちなみに微風だが風も吹いており、大気組成も外と殆ど変わらない。


ここが亜空間内部だと言われなければ分からないくらいですね。


草原への出入り口付近で邪魔にならないようにしていたら、先に入っていたサバンナさん達がこちらに気付いて移動してきた。


---


「草や木、土は本物。空はどこまで広がっているか分からない」


ここと似たような空間で思い出したが迷宮内宮殿にも青空が広がっている。


あちらは天井にホログラムを投影した虚像だが、ここに広がっている空はどうも天井が無さそうな気が。


すまほーちゃんで空を写しても天井らしきモノが一切映らない。


「上空はドローンに探索させましょう」


早速親機を何台か展開し、まずはこの空間がどこまで広がっているかの確認をすることに。


合わせて草原エリアの端を確認するためにアヒルちゃんワンボックスを10台ほど用意し、宮廷魔導士の皆さんに乗っていただくことにした。


運転に関してはアヒルちゃんによる自立駆動が可能なので地点登録をしておけば道に迷わず戻ってこられる。


万が一遭難した場合でも救難信号を出せるようにしてあり、すぐに救助に駆け付けることが可能だ。


姫さま達も探索に参加したい様子なので近場を回ってもらうことに。

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