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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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薫先生の遅刻理由を聞く勇者

お酒を飲まれた方以外の方々はこぞって露天風呂へと移動を。


特に問題は無いと思われるが飲酒後の入浴は控えてもらうよう伝えてある。


溺れる心配は無い…と思いたいのだがふらついて足を滑らせ怪我をしてもどうなるかといった検証もしておらず、念の為の措置である。


のんべいの方々はそのまま宴会へと突入し、既にあたためちゃんの存在など無かったかのようにグラスに清酒を注いで飲んでいらっしゃる。


ちなみに先程様子のおかしかった派遣メイドさんは参加していない。飲んだ量も少ないのでそのままお風呂へ行ったようでして。


僕は僕で薫先生のお出迎えに行かないとならず、お風呂の時間をずらすことにした。


薫先生、何か急ぎの用事があったのか今日のログインが遅れるというメッセージが届いているのに気づかず。


居酒屋の大将をやっていて忙しかったですし。


丁度ログインしたというメッセージを受け取ったのでどりあーどさんと黒竜を連れてDSOVRへと移動を。


シロさん、かなり出来上がってますので今日は放置することに。


寝込むほどの量は飲んでいないようですが、足元が危なっかしくて。


依存症になるほどは飲んでいないと思うのですが、一歩間違えば大惨事ですので節度を持ってお酒を楽しんでいただければと。


ななや旅館にもDOSVRへのポータルが生えれば楽なのですが、同じ境界の地でも微妙にプロトコルが違うらしく、十六夜さんのところとは生やせる施設に差があったりする。


昔懐かしいサーバー境界線という言葉を思い出したり。


昔のVRMMOは管轄サーバーをキャラが跨ぐ時に微妙なラグが生じたりモンスターが突然湧いたり、プレイヤーハウスはサーバーを跨いで立てられなかったりといろいろ制約があったよなぁ。と。


後は部分的にサーバーがダウンしているとそこに入った途端にフリーズして戻ってこなかったり。


まだキャラ残っているのかな…。入ろうと思えば異世界からもログイン可能ですがちょっと遊んでいる時間が取れないですね。


ゲームの世界に行かずともダンジョンの攻略が出来ますし。


十六夜さんの管轄する境界の地へと戻ってきたところで早速DSOVRへ移動を。


---


「サブロー君。ごめんなさいね…明日の打合せの資料が仕上がらなくて」


なかなかブラックな事をおっしゃる薫先生。


僕も関りの有る事なのでなにか手伝えればと思うのですが。


校長先生を含めた女性教師おはだっゃっゃ事件はついに大規模な保護者会を開くレベルの事件となってしまい、その擦り合わせ用の資料を作っているのだとか。


ちなみに保護者会の日程はDSOVRベータ版当選通知後と決めさせてもらった。


ベータ版当選後、仮想世界での温泉入浴がリアルの体に影響を及ぼす件の発表と継続的な研究を開始するというアナウンスを出すことにしている。


保護者会でも同様の説明を行い、希望者を募ってヘルメットデバイスのレンタルを始めようという計画も。


売り切りではなくレンタルにするのはまだ個人差があるかどうかまでの試験が出来ておらず、万が一効能が無かった人に高額なVRデバイスを売りつけたとあっては信用問題にも発展しかねないので。


有意性があるが100%ではないと最初に宣言することになっているが、ターゲット層はクレーマーになりやすそうな方々ばかりですので。


今のところの調査では日本とこちらの世界でのテストで100%の効果が出ているが、いずれも十分な接続深度シアーがある場合なので、適応できない人の状況が分からないのだ。


それこそうちの両親や課長あたりを被験者にしてテストを行いたいところだが、身内にもこの件は伏せられているのでサンプルとしては使いにくい。


特にうちの両親は接続深度が異様に低く、通常コンテンツに入れるかどうかのレベルだったりするので是非ともサンプルになっていただきたく。


あとは課長だがおはだを気にするような人では無いのでちょっとサンプルには向かないかな。


「ケイさん。とりあえず移動しましょうか」


今日は大学生組はログインしてこない様子。さすがに勉強の方をやっていただかないとDSOVRで留年した何てシャレにならないですし。


一応彼女達の意向を聞いてからになるが、大学卒業後はクロツキテクノロジーへの入社がほぼ内定しており、学校側の許可さえ降りればクロツキでの実習で単位が取れるようにもしたいと。


多分異例の話になると思われ、許可が下りるかは学校次第となるが特別扱いするのは彼女達だけでなく一般の学生にも門戸を開くという話、つまるところモルモット集めを大学内でもやりたいという話なのですが。


今はとにかくデバイスの適合率を見極めたい時期なので人はいればいるほど助かるということで。


ちなみに課長の数値はヘルメットデバイスの改良によって一般コンテンツがかろうじて楽しめる三千程度に上がってそのままという話らしい。


そして、課長がDSOVRへのログイン中、僕がワールドに入ると必ずキックされるという謎の事件も起こると。


もしかして存在Nが課長と僕が鉢合わせしないよう働きかけをしているのかもしれませんが。


DSOVRでは全くの別人となっており、いつも深緑の慈悲を纏っているので顔バレの危険はゼロだと思うのですが、課長は妙にカンが鋭いといいますか…。


多分初見で見抜いてくるかと。


もしも僕がDSOVRに顔を出している何で知られた日にはどんな説教が待っているか。


お酒の席で散々聞かされた出社拒否をして世界中を歩き回っていた自由人の話を思い出してしまう。


とりあえずはまだ行方不明のままでいないと…。

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