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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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境界の地での居酒屋ごっこ再びと勇者

早速自販機コーナーに向かい、あたためちゃんを数台取り出す。


実は自販機の中に電子レンジ機能を備えたものがすでにあったりするのだが単独使用は出来ないのでノーカンとさせてもらう。


「サブロー、熱燗をたのむにゃ」


そっちでしたか?


お酒は以前居酒屋ごっこをした時に出した冷蔵ケースの中に大量に入っている。


「さて、どれにしよう」


熱燗でも飲めるお酒など僕には分からない。


その上、どこの地酒なのか見当もつかないので地球の方々に聞いても謎という。


「益田よ、これはどうだ」


社長のカンはよく当たる。某弾幕STGのタイトルみたいな地酒が選ばれた。


大往生と最大往生があるのだが違いがお酒として何が違うのかは分からない。


いつ用意されたのかは謎だが1合のガラスコップが出てきたのでそちらに8分目ほど注ぎ込み、あたためちゃんの熱燗モードを使って試してみることに。


「何かうまい魚が欲しいところだが」


自販機コーナーにあるのは刺身の冷凍くらいしかないが、とりあえずお出しすることにした。


いつぞやの居酒屋ごっこが始まってしまったが、飲まない方々は適当に自販機コーナーへと散って買い食いを始めた。


さっき夕ご飯食べたばかりなのにどこに入るんでしょう。


境界の地の甘味は別腹と言ったところか?


自販機コーナーには他に再加熱して食べるようなものは売っておらず、あたためちゃんの実演はもっぱら熱燗だけとなってしまった。


「ああ、コンビニ自販機のレパートリーを増やせば」


今まで温める手段が無く販売していなかった要加熱食品、お弁当や麺類を臨時で追加しておく。


今から山盛りペペロンチーノとか食べる人がいるのかちょっと謎ですけれど。


量が多ければシェアしてもらうのも良いかもしれない。


ななや旅館には前もって遅くなると伝えてある。


---


「冷たい刺身で冷えた舌をりせっと出来るのは良い」と社長が。


そういえばクロツキテクノロジーの宴会まであと何日も無いんですよね。


当日は薫先生も呼ばれているとか。飲ませて大丈夫なのかな?


僕達はタングラート城にあるおおえだちゃんのおうちを利用させてもらうことになっている。


ハマトーメン村ですと管理貴族と鉢合わせる可能性が高いですし。何気に人気スポットとなっているらしく、週に1度は管理貴族が逗留されるとかで。


干物精霊達がいなければあそこの運営自体成り立たないので何かしらご褒美をと思っているのですが、嵐の吹き荒れる夜も快適に過ごせる場所が出来たとよろこんでいるようで。


後は食事を探すことも必要なくなり、かなり堕落した生活を送っているようで。


以前は海藻や海藻の実を食べていたというのだが、今ではほぼコナモン中心というカロリー大丈夫かという。


以前は1/6ドールサイズだった干物精霊達は1/3ドールサイズにまで成長。


体格と同時に存在力も増して少々の荒事であれば一人で対応できるまでに成長している。


なんなら迷宮でそこそこの魔獣を倒せるほどの力があり、冒険者登録が出来ればそのまま稼げると思われるが、はたして冒険者登録は可能なのだろうか。


一度ギルド長に相談するのも良いかもしれない。


そのギルド長は大森林にある洞窟迷宮を見張っている最中でしばらく王都には戻らないという話なので…ちょっと様子を見に行ったほうが良いかもしれない。


未だに続いている宝箱フィーバーは未だ衰える気配は無く、冒険者ギルドの倉庫には大量の宝箱が未鑑定のまま積みあがっている。


宝箱の鑑定には罠探知をしてから改めて鑑定を行うという非常に効率が悪い方法を取っている。


というのも鑑定の魔導を掛けるだけで発動する罠があるらしく、まずは無害なものかを必ず確かめる必要があるとか。


人命にかかわる事なのでここは自動化する領域では無いと考えあえて手を出していない。


「益田、また何か考えておるな」


「いえ、特には…薫先生が遅いなと」


社長が妙に座った目で僕に問いかけてくる。完全によっぱらいの目だ。


今日はまだ薫先生を迎えに行っていない。いつもならこの時間になればDSOVRへログインしているはずなのだがまだ入っていないらしく。


「ますだっち、おさしみ追加注文してもよいでござるか?」


カモネギコンビもかなり出来上がっている様子。


ちなみにひなちゃんにはノンアルをお出ししてある。ここで管を巻かれたら大変ですので。


「刺身はいります」


「よろこんで!」


ソネッタさんがノリノリで居酒屋のおかみをやっている。


いつぞやの夫婦設定が復活した感じですが。


今日は黒竜も参加し、すぐそばにある刺身の自販機に行って冷凍の刺身を買ってくるというおつかいをしてもらっている。


冷凍の刺身はあたためちゃんを使って一瞬で解凍、そのまま紙皿に盛り付けてお出しを。


境界の地には何故か陶器のお皿が見当たらないんですよね。


ガラスコップはあるのに何故お皿が無いのか。僕がそう思い込んでいるだけでバックヤードのどこかに眠っているだけなのかもしれませんが。


そんなわけでここ境界の地でもあたためちゃんが十二分に機能する事が判明したところで飲み屋は一回お開きとすることに。


飲みなおすのであればななや旅館に持ち込みでお願いいたします。



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