意外と電力消費の多い王妃の執務室と勇者
今日のお風呂は迎賓館の巨大風呂に行くことになった。
王宮の執務室であたためちゃんのテストを行った後、そのまま迎賓館のお風呂へなだれ込むという計画が持ちあがり、みなさんマイバッグに替えの下着などを詰め込んでの移動。
おせんたくの魔導があるのでそのままでも良いのですが下着くらいは替えたいという事で。
どこで入手するのかは不明ですが様々なアニメキャラの書かれた手提げ袋を持ってアヒルちゃんスクールバスへと乗り込む。
この時間、ちょっと物騒な繁華街横を通る関係で車は必須なんですよね。
「エイトくん!おねえさんをおいていかないで!」
みっちゃんさんがひいこら言いながら乗車してきた。
バッグに着替えを突っ込むのに手間取っていたようで。
みっちゃんさんを置いていったりはしないですよ。ただでさえ危なっかしいのに。
「勇者さま!全員乗り込みました!」
姫さまが点呼を取り、全員乗車を確認。
もうすこし時間が早ければアイリス達も呼べたのですが、旧バラドクはとっくに門限となっており、今の時間は出入りが出来ない状態。
またこの次にでもお誘いすることにしてバスはEVモードで静かにお屋敷前を離れる。
空を飛ばなければ電力だけでも十二分に走れますし。
お子様達はお風呂に入って寝る時間が近づいていますが今日は無礼講という話になった。
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この時間帯は王宮への出入りは通常ルートからは出来ず、そこだけは空を飛んで僕専用の出入口を使用することに。
全員簡単なボディチェックを受けて王宮内に入り、オパール王妃の執務室へ。
「それでは出しますね」
インベントリからキューブ化したあたためちゃんを2つ取り出し、空いているサイドテーブルにキューブを置いてリブートを掛ける。
ちなみに王城の地下にもサブリアクターが生えているので電源の心配はいらない。
多分この部屋だけで60A以上は使っているのではという感じですが。
スロットマシン3台に全自動麻雀卓が2台。自販機はコンビニ型が1台と普通のソフトドリンク、アルコール販売機が1台ずつ。
先日はトルネードビアサーバーと日本酒の試飲機も投入しましたし。
ちなみに分電盤などは無く、壁に勝手にコンセントが生えてくるのだ。
魔帯石で作られた部屋なのでその辺は割と自由が利くと言いますか。
あたためちゃんのプラグをコンセントに刺し、アースも設置して完了となる。
ちなみにどう考えても全員分のおいもさんは無いだろうと思っていたのですが、執務室へのあたためちゃん設置が決まった直後に隠密メイドさん達が屋台村へと買い出しに行ってくれたそうで。
大変申し訳ないなと思ったのですが、あたためちゃんの実力を試してみたいと。
全員が某ハンバーガーチェーンのLLサイズくらいの素揚げいもを持ったところであたためちゃんのテストが始まった。
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「サブロー、熱燗は試せないのかにゃ?」
「ここにある冷酒はちょっと量も少ないですし、風味が飛びそうな気もするんですが」
オパール王妃の執務室には一升瓶の自販機は置いていない。あれがあるのは境界の地くらいですし。
そんなわけで熱燗テストは境界の地で行う事に。また飲むんですか?
高出力のあたためちゃんの庫内に素揚げのおいもさんが一度に10個ほど突っ込まれ、1分ほどのあたためを経て取り出されるという作業。
2台並列なので全員分を温め終わるのはそれほど時間がかからなかった。
お酒が飲めないうちの子達はソフトドリンクを買い求めておいもさんとセッションをしている。
「サブロー。生ビールにアツアツのフライドポテトってどうしてこんなに合うのか不思議だにゃー」
僕はお酒を飲めないのでドク〇ですけれど。
執務室がビアホールのようになってしまった。大丈夫か?
「エイトさま。この魔導具があれば遠征にも役立つことでしょう」
オパール王妃は魔獣討伐部隊にあたためちゃんを投入したいと考えているようだ。
年に何度かバラの騎士の一部が遠征を行い、冒険者だけでは対処しきれない平原や森の中の魔獣討伐を行うとの事で。
次回の遠征からおにぎりの投入も決まっており食に関してはかなり改善されるのではといった感じで。
シースとレーネには調理機能対応のあたためちゃん2号機の試作をお願いしている。
多分明日中にはロールアウトすると思われますが。
今日のあたためちゃんも半日も経たずに出来がありましたし。
食べ物と言えばバイオプラントが最近暇をしているようなので何かニッチなキューでも入れようかなと思っているのですが。
発酵食品以外は大体OKという話でしたので。納豆はプラントが汚染されて使い物にならなくなるという事で断念したのですが。
納豆なら大黒屋さんに行けば購入できますし。ただ、皆さん納豆と聞くとあまりいい顔をしないので一人の時に食べようかなと思っているのですが。
ただ、一人になれる時が無いんですよね…。
僕が孤立すると必ずフラグが建立されるという謎の現象を防ぐため、姫さまからは最低でも一人護衛を付けるようにと。
とりあえず納豆の事は忘れておいもさんを食し、お風呂に備えることに。




