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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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冒険者ギルド貢献度の裏を知る勇者

「ハイッ!」


悲鳴?と共に実体化しつつあった「はいはいこぼると・あさしん」が魔素へと還っていく。


直前まで魔獣の反応は無かったのだが、昨日と同じ現象が起きているのか?


「光のサブローさま。こちらを」


大黒屋さんの手には一辺が30センチほどの金色に光る箱が。


いまの攻撃によるドロップなのか?


他のドロップはあさしんが使う黒塗りのダガーらしきものが一振り。


おそらく毒が塗られていたりするのだろう。ちょっと湿り気が。


ふつうの冒険者がこれで刺されたらひとたまりもないだろう。


まとめてアヒルちゃんカートへと乗せておく。毒の付いたダガーは防水性のある小袋へ突っ込んでおく。


証拠品の押収に使うような半透明のジップつき袋だが何故か冒険者ギルドで買えるという。


魔獣のドロップ品としてはポピュラーな部類に入るらしいが一体何から落ちるんだろう。


「こちらガンマチーム。発令所、次のウェイポイントを出して」


『ガンマチーム了解しました。マップ出します』


今日は散策目的なので魔獣の薄い通路を選んで進むことにしている。


僕は僕でこの前の壁の亀裂が気になったのでそちらを重点的に確認しながらの探索となった。


それでも20分に1回くらいはエンカウントするので都度女児ワンドが火を噴くことになるのですが。


---


本日の成果は少な目となったがそれでも各グループで平均して5つほどの箱が出現。


うち金色は3つ。これだけでもかなりの収穫となる。大きさは大体30センチクラス。


後は魔獣の装備品が殆ど。特に珍しいものは落ちなかった。


以前見つけた新品のコンバットナイフは一体何だったのか。


あれは欲しい人のところに来る運命さだめがあったりするんだろうか。


僕自身は何らドロップが無いので何ともですが。DSOVRもそうですけれど。


いつものように南の平原迷宮にある冒険者ギルド出張所で出坑手続きを済ませ、王都にある冒険者ギルドに書類を提出するために移動を。


と、その前に屋台で買い食いをしたいという要望が出たので広場に繰り出すことにした。


---


夕飯に響かない程度にしてほしかったのだが何故かイモの素揚げが好評で結構な大きさのおいもさんを皆さん完食なされた。


「サブロー、おいもさんをお持ち帰りして後でビールとセッションしたいにゃ」


なんですかそのセッションて。ビールやおつまみは音楽グループか何かなのでしょうか。


お酒のみの人はシロさん以外にもいるのでお土産は多めに買うことに。


ビールを飲むということはオパール王妃さまの執務室へ向かうということになるので彼女の分も何か買わないと。


一国の王妃さまにイモの素揚げをお出ししてもいいのかちょっと悩みますけれど。


ユークレス王妃はまぁ食べるだろうなぁという感じで。


いうと怒られそうだけど普段のユークレス王妃は王族らしからぬふるまいをしているので重要人物だというのが頭からすっぽりと抜け落ちてしまうんですが。


姫さま達へのお土産はここで買うと屋台の在庫が心配なので王都に戻ってから何か見繕うことにした。


---


「預言書の勇者様、初心冒険者の引率実績確認いたしました。ギルド貢献度へ加算されます」


「すいません。このギルドへの貢献度ですがどのくらい溜まっているか確認する方法はあるのでしょうか?」


「申し訳ございません。それを公開してしまうと最低限の貢献しかしない冒険者が出てしまうため非公開となっております」


昔あったんだろうなぁ…。ランクが落ちない程度に働かれてしまうとギルドとしても問題視せざるを得ないと言いますか。


「ちなみにですが預言書の勇者様はよほどの事が無い限りBランクを維持できるかと」


これはオフレコらしい。聞かなかったことにする。


僕としても姫さま達を連れて迷宮に潜るのは有益な事だと思っているので。主に彼女達のレベル上げと存在力の強化は必要不可欠ですし。


よほどの事というのはギルドに対してマイナスの行動を取った場合の事らしい。


他の冒険者に不利益をもたらすなど、B級冒険者としてあるまじき行動を取った場合の処罰としてランク降格あるいは剥奪もあり得ると。


僕の場合は魔獣や薬草の乱獲などで他の冒険者の仕事を奪うのが当たるらしい。


その辺はセーブ出来ているはずなので問題ないと思うのですけれど。


薬草取りは一度うちの子達を連れてピクニックがてらやってみようかなとは思っているのですが。


人の手の入らない場所の群生地を狙いに行く予定なので迷惑はかけないはず。


ちなみに薬草はいつもぎりぎりの量しか納品されず、過剰に持ち込んでも問題ないとギルドから言われている。


40人が薬草を10束刈れば400束になるが焼け石に水くらいの量だというので。


面白がって一人100束くらい刈りそうなのが怖いですが。時間の止まるインベントリに塩漬けにして小出し納品という手も使えるので問題は無い。


薬草で思い出したけれど、トメばぁのところはうまく回っているんだろうか。


僕が新しい薬草小屋を寄付したのがきっかけで村の娘たちをそこで育てるという話でしたが。


この前、自販機を取りに行った時に聞けばよかったなと。


あの薬草小屋も需要があればいつでもお出しできるのでギルドへ話を通しておきますか。


薬草の買い取りは冒険者ギルドなのですが、ぽーしょんの精製の方は商業ギルドなんですよね。


釜のレイアウトなどは柔軟に変更できるので一度ヒアリングの場を設けてもらうのもいいかもしれない。


久しぶりに商業ギルドへ顔を出しますか…。

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