表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2600/2628

災害復旧状況を確認する勇者

「勇者さま、うちゅうせんで各国を回るお話ですがいつぐらいに?」


「いつにしましょうか。先に根回ししないとならないですが」


「それでしたらおかあさまが調整をされているそうなのですぐにでも大丈夫かと」


余りにも広すぎる宇宙船内部調査を各国共同で進めようという計画がある。


全長40メートルの船内は街一つがすっぽり収まるほどに空間拡張されており、現在は各ユニットの役割をざっくりと調べている最中。


危険が無いと判断された時点で大掛かりな調査班を結成して内部の確認を行う予定だ。


今のところは脅威と思われる物は発見されておらず、星美からの報告にも特に問題は無い。


「クロツキテクノロジーの飲み会が終わってからにしましょうか?」


佐々木社長はプチ慰安旅行を行うと言ってサテライトオフィスの隣町にある温泉宿を予約済みという。


そこに僕達もリモートで参加をする予定で、開催場所はタングラートにあるおおえだちゃんのおうち2号を借りることにしている。


どうせなら各国の代表にも集まってもらい、海の幸を味わってもらおうという魂胆だ。


ちなみにおおえだちゃんのおうちはライスリッチフィールドでも欲しいと打診があり、何処に生やすかを検討していると。


あのプラスチックな感じの巨木が生えた時点で街の風情もへったくれも無くなってしまうのですが…。


最有力候補地として迎賓館の庭が上がっているらしい。


下手に王城広場に建てるよりはまだ目立たないかなという感じですが。


ユークレス王妃さまからもサンダッティアへの建築を打診されている。


おおえだちゃんを建てる前に神社の建立もしないとならないのですが、そちらの候補地はまだ決まっていないようで。


王城から近く、警備に支障の出ない距離でという難しい注文がありますので。


ライスリッチフィールドでは失脚した大臣が保有していた私有地、横領したブツの隠し場所となっていた倉庫跡地に神社を建てることにしたので特に混乱等は無かったのですが。


害をなす小型魔獣、こえのかんだかいねじゅみーの巣窟となっていた薄暗い倉庫街は一掃され、煌びやかな神社が建立されることに。


神社の運営は僕達が手を出さずとも回るようになり、たまに清掃の手伝いに行く程度となっている。


孤児院や預かり所の子供たちは安定した収入を得ることが出来、何らかの理由で迷宮に潜れなくなった女性冒険者の受け皿にもなっている。


今度開く宴会では各国の神社建立についても話し合いが出来れば良いなという感じですが。


「おかあさん、お話が終わったら目を閉じて少し眠ってください」


「姫さま、アルマになにか吹きこんだりしてません?」


「アルマがどうかしたのですか?いつも通りのアルマだと思うのですが」


何だろう…僕だけ感じるこの違和感の正体は…。


言われるままに目を閉じるとほどなく睡魔が襲ってきた。


---


翌朝。


寝落ちでログアウトしたらしい僕はいつものように姫さまの馬乗りによって目覚めた。


「勇者さま、本日のご予定は?」


「アトレーンとグランディオーラの水害復旧状況の確認と後は南の平原迷宮探索ですかね。今日は待機組を連れて行こうと思いますが」


「では、私共が発令所担当を」


宝箱が出始めてからそろそろ1か月ほど経つので姫さま達のグループを入れ替えることにした。


同じメンバーで1か月以上管理迷宮に潜ると戦利品が出なくなる。


インターバルは1か月ほど。普通の冒険者はその間にギルドの塩漬け依頼をこなすか、別の管理迷宮へ移動して稼ぐことになるが、姫さまはここを離れるわけにはいかないのでお休みを取ることに。


普段発令所を任せている戦闘には不向きな子達を連れて散歩がてら迷宮に挑もうかと。


パワード・ザ・アヒルちゃんと女児ワンドがあれば何もせずとも魔獣を狩ることが出来ますし。


これをきっかけに存在力の強化が出来れば体も丈夫になりますし。


後方担当の大黒屋さんは2回ほど迷宮に連れて行っているが、今日も参加してもらう予定。


気を付けるべきははいはいこぼると・あさしんくらいだろうか。


あれもイレギュラーといえばイレギュラーなのですが、出現条件が謎なのでそれを調べてギルドに報告すれば功績稼ぎにもなるでしょうし。


洗顔と朝食の後、まずは僕とシロさん、どりあーどさんだけでグランディオーラへと飛ぶ。


ちなみにシロさんは一晩寝たら調子が戻ったようで。


あのビアサーバーちょっと封印しようかなと思ったのですがシロさんが生ビールなしには生きていけないなどというので一日ジョッキ3杯までとさせてもらった。


3杯でも多いと思うのですが、飲んだ気にならないと本気で訴えてくるので。


高校時代のあこがれの人が酒クズになり果ててしまった件についてはコメントを差し控えさせていただきたく。


---


まずはゴードンさんの所に出向き、城に集められている情報を確認させてもらうことに。


30か所ほどある国営坑道の出入口の殆どが水没しており、現在水抜きの真っ最中とのこと。


本日中には水抜きを完了させ、支保工の確認を行った上で内部施設の状況確認に移るとの事。


坑道内部までは被害が及んでいないと思われるとの事だったが数日ほど放置しているので環境変化等が起きていないかの調査を行うらしい。


続いて現場の視察へ。


避難所の利用状況、そして坑道精霊達の様子を見ることにしたのだが、避難所は休憩所として十二分に活用されており街に戻らずとも体を休められると工夫たちの人気の的に。


街と鉱山の行き来が非常に面倒らしく、街には週1回くらい戻れればいいやというワーカホリックばかり。


個室も多数用意しているのでぜひ使ってほしいとお願いしたのだが、空港のラウンジにあるソファのような場所で寝られるだけでもありがたいと。


無理に勧めるのもどうかと思い、気が向いたら使ってほしいと伝えておいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本作品を気に入っていただけましたら是非クリックをお願いします
(そのまま投票となります。一日一回有効)

小説家になろう 勝手にランキング

ツギクルバナー
評価、リアクションを頂けると作者が喜びます!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ