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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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2525/2534

鉱山から出た大岩の調査を行う勇者

オパール王妃から現場を視察されたいという直電が入ったが、中に何が入っているのか不明な為、待機していただくようお願いをした。


みすかすえっくすでの検査は魔素量の多さで失敗。


インベントリに納める際は気付かなかったがここまでの魔素量は異常としか思えない。


カタハマの神社裏で取れる魔鉄鋼の比ではない。100倍濃縮したくらいとでも言えばよいか。


「サブロー、どうするにゃ」


「今から宮廷魔導士のみなさんに声を掛けて調査してもらいますか…」


僕は彼女達の仕事を増やすだけというとんでもない極悪非道ぶりを発揮。


高周波ブレイドでぱっかんと叩き割って何かあったら怖いですし。


さすがに魔獣が内包されているとは思えない。負のオーラは一切出ていないですし。


どちらかと言えば聖なる力とでもいうべきか。一体何が収まっているのやら。


現場は立入禁止としてもらい、急ぎ研究所へ。


---


「王妃様より正式な調査依頼を受けました。調査班の編成も終わっています」


今回の調査班の班長を務める方から詳細を聞くことに。


サバンナさんシルビアさんは別件で手が離せず、別の宮廷魔導士の方々が調査をしていただけるということで。


例の坑道は何かに呪われているとか…。


10名で編成された調査チームをアヒルちゃんマイクロバスに押し込め、現場へと急行。


『勇者さま、中継をお願いいたします!』と姫さまから要望があったので深緑の慈悲のヘルメットカメラをブロードキャストすることになった。


まあ、いつもの事なのですけれど。


---


現場に到着すると立入禁止区域に複数の人影が。


制服を見ると商業ギルドの方々、いわゆるOL服を纏ったみなさんがスタンバイしていた。


「坑道内から出た鉱石に関しては商業ギルドの管轄となります。連絡を受けて調査の立ち合いに参りました」


いつぞや僕にサインを強請りに来たと思われる方が商業ギルドの現場責任者のようで。


何故覚えているかと言えばご立派なきつねみみをお持ちですので。


ちなみに名前はわからない。名札を見ようとすると山脈に視線を向けることになるので失礼かと思い。


レプレさんは不参加のようだ。最近はあまり会っていないのでたまにはおみみさまの鑑賞をしたいなと…。心の声が漏れそうになった。


鉱山職員も何名か参加し、現場には30人ほどが集まって大岩を取り囲んでいる。


僕は指示があるまで手を出さず、事の成り行きを静観するのが仕事となった。


---


「測定魔導具の指針が振り切れます。値が大きすぎて計測不能です」


「トラップ判定ネガティブ、爆発物判定ネガティブ、その他不穏要素ネガティブ」


いつぞや斥候の方が使われていたトラップ判定機まで持ち出しての調査だが、肝心の中身に関する情報は一切得られていない。


危険物ではない。としか分からず、とにかく膨大な魔力を抱えた何かが岩の中に納まっているとしか。


規制線の後ろにいつのまにか人だかりが。


あまり近づくと危険なのでずいぶん後ろにロープを張ったのですが、ぱっと見で100人以上が見学している様子。


鉱山は基本的に24時間操業しており、3交代制だと聞いたような。


おそらく朝から入った作業者が上がる時間なのだろう。帰宅時間にバッティングしたようで。


「だれか、人払いを!」


商業ギルドから来ているメンバーの責任者が声をかけるとギルドの職員が人だかりに向けて走り出した。


何が起こるか本当にわかりませんし。


しぶしぶといった感じで徐々に人だかりが減り始めた。


僕は行かなくても大丈夫かな。


---


「預言書の勇者様、申し訳ありませんが本日の調査では何の情報も得られず」


そろそろ日が傾き始める時間となり、今日の調査は一旦打ち切りに。


宮廷魔導士が持ち込んだ測定器、商業ギルドのトラップ判定機でも詳しい事は分からず。


僕自身もみすかすえっくすでの再調査を行ったが白く光る塊が内包されているとしか分からず。


もう一度インベントリに納めたほうが良い気がしてきたが、これだけの大岩を出したりひっこめたりというのはあまりおおっぴらにはしたくないのでどうしたものか。


「ここに不寝番を立て、明日早朝より再調査を実施いたします」と宮廷魔導士から報告が。


思ったよりおおごとになってしまった。僕は坑道で落盤した鉱石を返すだけのつもりだったのに。


念の為、ドローンも展開しておく。


これだけの物体を運ぶ手段は無いのだが、念の為の防犯措置として。


---


「勇者さま、私共にもあの大岩の監視をさせてください」と姫さまからご要望が。


お屋敷に戻ると例の大岩の話題でもちきりとなっていた。


たった今はリビングの大型モニタに大岩が映っており、既に不寝番を勤める城の兵士が立っている。


おそらく数時間で交代をするのだろう。鉱山は24時間人の出入りがあるので様子を見に来る人に備えなければならない。


今のところはこれと言った危険は無いと思われるが、万が一にも何かに巻き込まれたりしたら取り返しがつかないので。


しかし、見るコンテンツが増えたよな…。


地球側の火球は一時休止をしているが念の為にワイプで出してある。


サブロニアとファンタジー側の窓を写すモニタはそのままになっていますし、そこに今度は大岩がクローズアップされることに。


ちなみに地球の地上波や衛星放送なども見ることが出来るが内容がちょっと刺激的なので普段はクローズしてある。

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