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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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大森林野営地での話し合いと勇者

ほどなくオパール王妃がお付きの兵士、隠密メイドさんを数名伴ってお屋敷にお見えになられた。


「こちらが問題の扉です。一応僕の権限で開閉できるという話でしたので」


天界側から開いたのはまだセキュリティが完全に設定される前で、僕がカードキーでロックをしておけばあちらから勝手に開けられることはないという。


まぁ、精霊国との扉はガバガバセキュリティーなんですが、一応精霊女王の執務室に対となる扉があるのでとりあえずの安全は保たれているですが。


彼女の部屋に無断で入れるのはそれ以上の権限のあるおかあさまくらいしかいないというので。


多分今夜あたりにお見えになられそうな気がするのですが、おかあさま。


それは置いといて、扉が光って眩しすぎるのでとりあえずの暗幕を掛けておくことに。


どうしてこういった扉は自己主張が強いのか謎なんですけれど。


この扉がどんな風に次元を跨いで接合しているのか双子が調べているところだ。


もしこの技術を地球側との接続に利用できればいつでも行き来が出来るようになるので里帰りも実現するのではという考えで。


普通の魔導陣とは異なる技術が用いられているというので解析には時間がかかりそうだ。


そもそも天界がどこにあるのかすら分かっていないのですけれど。


今夜にでも統括マネージャーという方とあってみようと思い、先ぶれだけは出してある。


「エイトさま、私も同席をして天界という場所についてお尋ねをしようと思います」


オパール王妃も顔合わせに参加するというので、その時間帯は客間を貸し切りにしないと。


突然のこと過ぎて派遣メイドさんを下げるのを忘れていたんですよね。


ラファエルさんの姿は複数の派遣メイドさんが目撃しているが、とりあえず守秘義務はあるので外に漏れることは無いと思われますが。


この世界鳥人族は何故かいないんですよね。他の獣の特徴を持つ人は大勢いらっしゃるのですが。


あと、頭上のヘイローもこちらの世界の人には存在しない。


本当に天使なんだなという感想なんですが、そもそもこの世界に天使という概念は無いので。


何か忘れている気がする…。


あ、社長に連絡するのを忘れていた。何か異変があったら都度報告するように言われていたので。


急ぎ先程のラファエルさん出現と天界への扉が設置された件をめぇるで投げておく。


---


「姫さま、そろそろギルド長を大森林に送る時間なので僕は冒険者ギルドへ向かいますが」


「わたくしもお供いたします!」


オパール王妃にあらましを説明していると割と良い時間となった。


日が傾き始め、空が茜色に染まり始める。


「シロもいくにゃ」「どりあーどもいく」


二人は僕の専属警備員となっており、鉄壁のガードでもって僕に近づく悪しき存在からまもってくれている。


すこし遅い時間なので姫さまの護衛にカレラさんが付くことに。


普段はちょっと影が薄いのですが…闇討ちに長けた家系だそうで。どんな家系なんだろう。


ひとまず冒険者ギルドへ向かうことに。


一応ギルド長にも連絡を入れ、すぐにでも大森林に戻れるという話だったので。


---


アヒルちゃんワンボックスで冒険者ギルドの裏手に回り、そこでギルド長をピックアップ。


そのまま大森林へ向けて飛ぶこととなった。


「天界?そのような場所は初めて聞くが…」


ダメ元でギルド長にも天界の事を尋ねたが、魔導結界の外にもそのような場所は存在しないという。


ちなみにラファエルさんのお写真を見せたが、翼をもつ種族は見たことが無いと。


「どうして勇者殿のところには珍しい種族が…」


謎ですよね。謎と言えばお魚婦人のいる星間連合ユニオンやサブロニア、ファンタジー世界も謎のままですし。


日が落ちて月の三姉妹が顔を出すころ、大森林野営地へと到着した。


---


「ギルド長、報告いたします!宝箱の出現に異変あり!南の平原迷宮と似たような状態となりました!」


ギルド長が大森林に戻るとギルド職員から早速報告が。


今日の夕方辺りから宝箱の湧きに異常がみられるようになったと。


南の平原迷宮と同じように非戦闘員に宝箱が出現するというのだ。


「冒険者の反応は?」


「今潜っているグループは殆どが固定グループであり、所有権は全員にあるので問題は起こっていません」


迷宮に入ったからと言って全員が戦うわけではない。


戦闘中に荷物の見張りをする者や荷物運びだけをする人材も必要だ。


中には荷物を分散して持ち、全員で戦うグループもいるようだがそれなりの技量が無ければ難しい。


殆どの場合、だれか一人は戦闘に参加せず、周囲の状況を客観視する必要があるのだ。


「南の平原は臨時グループが多いゆえ、問題も起きやすいのだが…」


その日だけのグループのところに宝箱が出た場合、誰かに仮の主有権を付けなければならない。


これもかなり面倒な話でその日のグループ構成を記録しておき、査定が出た際に全員があつまらなくてはならない。


一人でも長期の護衛任務に出ていたりすると査定結果を受け取れない可能性もある。


その為、臨時グループの場合は所有権を放棄し、その場で対価を受け取るという選択肢もあるそうで。


普通の武具ならまだしも中身が謎のままの宝箱に対して対価をどの程度支払うのかという指標もまだ作られていない。


仮に指標が出たところでその金額を即金で支払えるのかという問題も。


「やはり宝箱を手にした本人にだけ権利が得られるようしくみを変えたほうがよさそうだ」とギルド長が。


話し合いで済めばいいのですが、年収に匹敵するようなお宝をどう扱うのか。


この宝箱の湧きが一体何なのかそれすらも分かっていない状態でのしくみの改変も難しいものがある。


一過性のものなのか、それとも宝箱の湧きは永遠に続くのか。

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