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異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。  作者: まなみ5歳


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迷宮騒動の顛末を聞く勇者

薫先生を見送り、DSOVRから境界の地へ戻ると姫さまたちが待っていてくれた。


「勇者さま!明日のご予定は?」


「迷宮で救助した女性の聴取を先にしようと思いますが」


南の平原迷宮、ランク制限がなくなったので姫さま達の入場が可能となったのだ。


先に姫さま達を迷宮へ送り込みたいのだが、まだ完全に危険が去ったとは言い切れない。


できれば同伴したいので迷宮への入坑は女性の聴取を先に行ってからとしたい。


たしかヴァネッサさんだったかな?


C級の冒険者がポーターとして随伴した理由も聞いてないし、彼女を雇ったグループの所在も分かっていない。


さすがにまる2日も平原迷宮に籠りっぱなしはおかしいのではという気もしますが。


後はアトレーンの地下牢にいるドワル支部長の動向も聞かないとならない。


こちらは午後でもよいだろう。


寝ている間に翌日の日程を決められるのは境界の地ならではといったところか。


そんなわけでちょっと遅い時間となってしまったがログアウトを。


---


「おはようございます勇者さま!」


いつものようにベッドに横になっている僕に姫さまが馬乗りとなって挨拶を。


起きたのは僕が一番最後らしい。あのみっちゃんさんより後になるとは。


いつもぐーたらしているみっちゃんさん。今日は何故か張り切っているご様子。


元気が空回りしてなにかトラブルを起こすかもしれないのでちょっと様子を見たほうが良いかもしれない。


朝食の後、まずは冒険者ギルド本部へと移動して引率の手続きを行い、その後平原迷宮へ。


今朝はハムエッグとやわらかパン。コーンスープと言ったメニューでした。


心なしか派遣メイドさん達の落ち着きが無いような気がする。


もしかして夕べの宴会が尾を引いているとか?


特にけもみみさん達の落ち着きが無さそうですね。魚料理おそろしや?


薫先生は毎日はちょっと…という感じでしたが週に1回くらいは宴会を開いても良いのではとう感じで。


今夜は各国の王族を招いて宴会を開くことになりそうですが。


そういえば魔導結界内5か国にはVR機材を配っていますが、妖精国、魔人族にはまだなんですよね。


精霊国には精霊女王を通じて機材を搬入済みでお母様をお呼びしようと思えばいつでも可能ですが。


各自朝食を取り、簡単に身支度を整えてから冒険者ギルドへ。


---


昨日よりあきらかに活気が満ち溢れている冒険者ギルド本部。


低ランクの冒険者がおそらく早朝から迷宮に潜り、今戻ってきたところといった感じなのか戦利品の報告を行っている。


おそらく南の平原迷宮にあるギルド出張所のキャパあふれでこちらへそのまま来たのかもしれない。


僕は申請窓口に並び、10分ほどで声を掛けられた。


まぁいつもの内容なのでイレギュラーの話だけ説明され、引率の名簿を渡すことに。


今日は総勢20名、各班に引率含むといった感じで。


手続き中に例の女性がようやく話が出来る程度に回復したという報告も合わせて聞くことが出来た。


姫さま達には30分ほど待機してもらうことになるが…その間は屋台巡りをするというので。


朝ご飯食べたばかりですが大丈夫でしょうか。


---


「初心冒険者を含むメンバー20人の確認終わりました」


いつものようにアヒルちゃんスクールバスで南の平原迷宮へ移動し、入坑手続きを行う。


そしてヴァネッサさんの事情聴取にはシロさんが同行を。


どりあーどさんには姫さま達の護衛を依頼した。


基本、南の平原迷宮に素行の悪い冒険者はいないはずですが念の為。


一度二手に分かれ、僕はシロさんと共に詰所の救護室へ。


「お忙しいところ、申し訳ございません」とギルド職員の方から挨拶が。


夕べのうちに容態は安定したというが経過観察ということで一晩様子を見て聴取しても問題ないという判断がされたので先程の連絡という事らしい。


「冒険者ギルドでは一通りの聴取を行い、今回の原因を産んだ即席グループのメンバーも先程拘束を」


ほとぼりが冷めるのを待っていたのかは不明だが、早朝にこっそりと迷宮を抜け出そうとしていたところを捕縛したとの事で。


一人ずつ話を聞いてようやく全容が掴めたというのだが、果たして何が原因だったのか。


---


「宝箱の所有権をめぐってそんな事が…」


ヴァネッサさんは南の平原迷宮にひと月以上潜っており、他の迷宮に移動しなければ収入を得られない状態だったと。


Cランクに上がるために報酬の安い依頼をこなさなければならず、暫定Cランクになったはいいが移動の為の旅費もない状態。


そこで即席グループにポーターとして参加、荷物を運ぶ手間賃で旅費を稼ごうとしていたようだ。


と、まぁ、ここまではよくある話らしい。


問題は迷宮アタック中に起こった。


戦闘に参加していないヴァネッサさんの手元に金色の箱が出現したというのだ。


本来であれば直接戦闘に参加しなければ箱を得る権利はないはずが金色の箱が出たことで即席グループのリーダーがヴァネッサさんに箱を譲るよう強引な手段に訴えたと。


リーダーはヴァネッサさんを気絶させ、箱を奪い取った上で彼女を迷宮へと置き去りに。


その際、他の冒険者に見つからないようぼろ布を掛けて行ったというのだから悪質極まりない。


あのぼろ布、実は斥候が使う気配を薄める魔導具だったらしい。


僕には唯の布切れにしか見えなかったのですが。


容疑者は全員簡易の留置施設送りとしたというのですが。


というかこの平原にもあるんだ。留置施設。

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